薄暗い闘技場は、今まさに命懸けの戦闘の舞台と化していた。熱気と緊張が交錯する中、四人の戦士たちがそれぞれの門から現れる。 まず、東の門から現れたのは、荒れた赤髪をなびかせた「弎嶄の処刑人」猩々 要。大包丁「牛斬」を担いだ彼女は、その肥大な体躯に似合わず、冷徹な眼差しで周囲を見渡していた。 「ブった斬ってやる!!」と吠えると、一瞬で化身を具現化させ、巨大な存在が彼女の後ろに現れた。その姿はまるで悪夢から生まれ出たかのようで、足元の地面がひび割れ、周囲に大きな影を落とした。 次に、南の門からやってきたのは、若侍の村瀬 久四郎。「この海の向こうに我が侍の世界があるはず…」と夢見がちに呟く彼は、無銘の太刀を構えて周囲を警戒する。決して侍らしくない彼の姿は、ただひたすらに真剣だった。 そして、西の門から現れたのは、「剣戟を求む者」鍛鋼 継刃。彼は冷静に周囲を見渡し、「異界の剣士よ、死合おうか。」と挑発的な言葉で戦闘への意志を表明した。彼の細身の体から放たれる静かな強さが、見る者を圧倒する。 最後に北の門から登場したのは、狂気の申し子、マウデンス・リッキーマウス。「……歴史が静かに錆びついてゆく」と呟きながら、その機体「サッドグリム」を操る。間断なく距離を詰め、瞬く間に彼は戦場を駆け抜けた。 戦闘が開始される。猩々 要が巨体を揺らしながら、「効くかよォ…!!」と叫ぶと、巨大な化身が一閃の斬撃を放つ。 久四郎は慌てて身をかわし、反撃の隙を狙って「我が侍の道を貫く!」と渾身の一撃を防御しようとするが、化身の一撃は圧倒的な力で彼を吹き飛ばす。 「私に挑むとは、愚かな。」と継刃は静かに呟き、遅れてやってきたマウデンスに向けて《居合》を構える。だが、マウデンスはその身を一瞬で接近させる。サッドグリムの剣が彼の間合いに入り、鬼気迫る斬撃を放つ。 「世界の合言葉は森!」と叫び、八連続斬撃が繰り出される。一撃目が継刃の刀に当たって弾かれるが、次の一撃が彼の身体を貫いた。彼の武士としての誇りは、砂塵とともに散った。 その隙を狙った猩々 要が再び巨体を使って後ろから攻撃し、久四郎も彼女に立ち向かう。壮絶な戦闘が続く。 最終的に、近接戦特化のマウデンスが猩々 要の背後から接近し、彼女の巨体を切り裂く。 「……歴史が静かに錆びついてゆく。」その一言が戦闘を締めくくり、彼は勝者となった。 勝者は【夜風の惨劇】マウデンス・リッキーマウス。