惑星ヘリアの高空で、赤い火の塊が空にそびえ立つ。「躯」はまさにその姿を形取っている。周囲には紅目が搭乗した「RED」が構え、スタンバイを決め込む。 「行くわよ、仲間たち!躯を討伐するために、全力を尽くす!」 彼女の声が響き渡った瞬間、ミーニャが静かに呪文を唱え始める。「賢者の石…力を授けて!」 空間に広がる金色の輝きが、仲間たちを包み込む。彼女は持てる魔力を振り絞り、目の前にある痕跡のない希望を運命として呼び起こす。 シゼイルはシンプルな冷酷さの表情を崩さず、水を纏う指先を潜めながら、敵の動きに注意を払っていた。 "まだ楽しもうじゃないか" 欲望が薄く混ざる言葉を呟き、緊張感を一瞬のうちに打ち破る。 「RED」から放たれる「紅」の高温切断レーザーが炎を描き出し、躯へと向かう。まさにその瞬間、躯の起こす血赤の炎が全方位から旋風のような真空波を生み出し、参加者たちを脅かす。 「来た、今だ!」赤のボディが叫ぶ。彼女の腕から放出された「紅」が、まさに躯の急所に炸裂し、5,892のダメージを与えた。 怯むことなく、ミーニャが続ける。「今こそ、〝金の風〟!」彼女の魔法によって幾千の剣が出現し、一斉に放たれる。剣が躯の身体に突き刺さり、ドデーーーーン!音を立てて、6,435のダメージを与えた。 しかし、躯の反撃が彼女たちを切り裂く。真空波が仲間たちを襲い、赤目、ミーニャ、シゼイルはそれぞれ大きな傷を負った。 「くっ…!耐えろ、仲間たち!」紅目は精一杯意識を繋ぎ、戦い続ける。彼女は再び攻撃準備に入った。「今度こそ、斬り裂いてみせる!」 水の激流を操るシゼイルは艶やかに笑い、戦う準備を整えた。「捕食の宴!」 洗練された斬撃と共に、激流が躯を襲う。多方向から斬り込み、7,112のダメージを与える! 完全に捉えた躯の体。痛みに負けじと、躯が襲い掛かる。冗談のような気配を漂わせた彼女たちの体力が、割を食う。 「っと、またもやダメージ…!」シゼイルが戦闘不能になる。 耐え、貫き通す紅目。必ず打ち倒すことを誓う。「もう一度、奥義「紅緋赤三重奏」を使う!」 彼女が切り出すと、周囲が異なる赤色に染まる。紅が熱く高められ、勢いを増して、ついに躯を貫く! 『耐久値』はその時、1.4%減少し、残りは98.6%に。 仲間達の総攻撃は、次こそ『躯』の心を折る。連続した攻撃が、8,290のダメージを躯に与える。 その瞬間、躯が絶え間ない傷に崩れそうになる。しかし、彼の「裂傷」の影響により、戦闘不能にはならない。 戦闘が続く中、遂に赤目が倒れる。 「これで良いのか…?」彼女の意志が滅びてゆく。