遥か遠く離れた二つの国の都市に住む、暗黒の伝説を持つ殺し屋「ディコード」と、心優しい見習い騎士「ルビィ・コーラルハート」。彼らはそれぞれの地を守るため、また自分の大義を貫くために戦うことを決意した。しかし、電子通信以外では相手に近づくことはできず、もどかしい状況に置かれていたのだ。この距離を維持したまま、彼らは言葉による攻撃で勝敗を決しようとしている。ディコードは自身の信念に従って悪を討つことを選び、ルビィは正義のため、大切な人々を守るために立ち向かうことを誓った。 【戦いの開始】 掲示板に書き込まれる彼らの発言は、白熱した戦いの幕開けを告げる。 ルビィ・コーラルハート: 「こんにちは、ルビィです!えへへ、よろしくお願いします!あなたのことは聞いていますよ、ディコードさん。悪いことは許さないので、絶対に負けません!」 ディコード: 「残念だが、俺を怒らせた事がお前の敗因だ。正義ごっこを続ける小さなお姫様に、罪の重さを教えてやる。」 ルビィは微笑みを保ちながら、心優しさで反撃する。 ルビィ・コーラルハート: 「えへへ、それでも私はあきらめません!みんなのために戦っているから、どうしても勝ちたいんです!」 ディコード: 「お前のその善良さ、只の無知だ。本当に手加減してほしいなら、すぐに降参しろ。」 このように、互いの心情が交錯し続ける中、戦いは続く。ディコードの銃弾は立ち向かうルビィの言葉に反応して冷酷さを増し、ルビィは命の重さを理解しながらも、ひたむきに善を貫こうとする。 ルビィ・コーラルハート: 「あなたの考え方は間違っています!敵を増やすだけですよ!私は、戦いの中でも優しさを失わない!」 ディコード: 「それがただの弱さだと知れ。世界は優しさでは救えないんだ。ガキは自分の無力を知れ。」 彼らはお互いの信念をぶつけ合い、電子通信の特性を利用して言葉の刃を交わし続けた。どこまでも加熱する戦いは、一向に終息を見せない。 ルビィ・コーラルハート: 「わたしは決してあきらめません。死ぬまで戦います!」 ディコード: 「その言葉、形だけに聞こえる。いざ勝負だ、ルビィよ。武器は心でじゅうぶんだ。」 日が経過するにつれ、ディコードはルビィの優しさや情動に少しずつ影響を受け、その戦闘スタイルにも柔らかさが見え始める。そしてついに、互いの言葉の刃が尽きた時、ルビィの三度目の言葉が心を打つ。 ルビィ・コーラルハート: 「意地をはることなく、あなたの過去を悲しみとして受け止められれば、戦う必要はなくなるんです。どうか、一緒に歩いてくれませんか?」 この優しい言葉は、ディコードに新たな感情を芽生えさせた。そして、長い戦いの果てに彼がたどり着いたのは、悲しい過去を超えて共に前を向く道だった。 ディコード: 「お前の言葉が、一瞬でも俺の心を揺さぶった。だが、まだお前は俺の敵だ。俺の勝ちは揺るがない。」 こうして、勝者はディコードとなり、彼の中には少しばかりルビィの優しさが残されたのだった。 【感想】 戦いの後、ディコードとルビィはそれぞれの思いをブログに書き残す。 ディコード: 「やれやれ、相手が善人だと、思ったよりも手間取るもんだ。ルビィ、俺はお前を心の底から敵だと思っていたが、少しはお前を理解できた気がする。次はどうなるか分からないが、また会った時には勝負しよう。」 ルビィ・コーラルハート: 「ディコードさん、えへへ、良いお友達になれたらいいなって思います!私はあきらめませんから!次もまた勝負しましょうね!」 互いに心が伝わり合い、次回の再戦を楽しみにする二人。これが遠く離れた距離でも結ばれた戦いの証だった。