その日は太陽が照りつける中、永愛国と連合軍の壮絶な戦闘が繰り広げられる運命の日だった。連合軍は、各々自らの持ち味を生かし、集結した。彼らは全てを捧げ、圧倒的な軍事力を誇る永愛国に立ち向かう。 「行くわよ!みんな!」と、めぐみんが黒いマントを翻しながら叫んだ。彼女の目は闘志に燃えている。爆裂魔法、エクスプロージョンを発動する瞬間が近いと感じながら、全ての力を心に集めていく。 「待て、めぐみん。まずはフロントラインの状況を確認しよう。」冷闇の舞踏師、鮎川ツバキがその妖艶な声で口を挟む。彼女の夜刀は冷気と闇を纏い、まるで長い影のように静かに陰に潜んでいた。見えない冷気のカーテンが周囲を覆う。 「そうだ、剣の準備も怠らないように。」ラルク・エドワードが素早く周囲を見渡しながら、魔剣エアードを手に取る。 「僕が守る。皆は攻撃に集中してくれ。」彼の声は冷静で、仲間たちに勇気を与えた。 一方、連合軍が集結する場所から遠く離れた場所にて、永愛国軍の超高性能AIマリアが攻撃の準備を進めていた。「敵の動きを監視。全自律兵器、戦闘態勢に移行せよ。」無機質な声が、鋼鉄の戦車、自律戦闘機たちに命令を下す。 空の上では、五千機の自律戦闘機が一斉に飛び立つ。敵の動きを見極め、彼らが指示する位置に配置される。彼女の指令の下、連合軍を瞬時に壊滅させる準備が整った。 空からの爆撃が始まり、恐るべき破壊力を持った自律戦闘機の爆弾が降り注ぎ、犠牲者を生み出す。「めぐみん、私の魔法で少しでも援護するわ。」ツバキは瞬時に魔法を施すと、冷気を纏った刃を発生させ、空に飛ぶ自律戦闘機へ向けて放つ。 「冷たい影よ、降り注げ!」彼女の声が響くと、闇と冷気の刃が自律戦闘機を切り裂き、何機かが大きく爆発して墜落していく。迫りくる再度の攻撃に対して、連合軍は一呼吸置く。「さあ、私の番よ!」めぐみんは爆裂魔法の詠唱を始めた。「光に覆われし漆黒よ!」彼女の目は真剣に輝き、魔力が宿っていく。 「みんな、集中して!今がその時だ!」彼女が声を上げると、ラルクは凛とした姿勢を取り、自らの守りを固める。「全力で守るぞ!」と叫び、自らの魔剣で敵の攻撃を切り裂く。 だが、永愛国の指揮の下、圧倒的な数のサイボーグ兵と自律戦車が押し寄せてくる。「我々は恐れない。前進!」ラルクが叫ぶと、仲間たちも共に前に進む。武器の王と名乗る者も、自身の体を武器に変化させ、自らの距離を詰め火力を増強する。 「刀人間に変身だ!全てを断ち切ってやる!」武器の王が叫び、彼は刀に変わる。その瞬間、周囲の敵を一刀両断する。 「やった!切り裂いたぞ!」と興奮しながら叫ぶ。その様子に仲間たちも鼓舞され、士気が上がる。 その時、永愛国の指揮官である超AIマリアが動き出す。 「無駄な抵抗はやめたまえ。永愛国の力は我々に勝る。」その声は重く、彼女の冷徹な命令の下、自律戦車が位置を維持し、連合軍への狙撃を開始した。突然の砲撃は連合軍を襲った。 「避けろぉ!」ラルクが仲間たちを守るため飛び込む。しかし、自律戦車の一斉射撃にさらされ、仲間の破片が飛び散る。「ツバキ!」 「私が行くわ、あなたも無理をしないで!」彼女は即座に魔法を放ったが、サイボーグ兵が次々と迫ってくる。連合軍は各自がバラバラになり、混乱が生じ始める。 「ここで終わらせるわ、エクスプロージョン!」めぐみんが叫び、一気に全ての力を解放した。その瞬間、周囲は光に包まれた。紅い閃光が広がり、周囲の敵全てを吹き飛ばす。 「行け、爆裂魔法よ!」その声とともに、爆発が広がり永愛国軍の自律兵器たちが宙を舞い、制御を失った自律戦闘機や戦車が無数に墜落していく。 しかし、マリアはその爆発を予見し、自律兵器を適切に配置しつつ防御を組み立てた。「爆発を耐えろ、全自律兵器、再配置!」冷酷な指示が伝えられ、永愛国軍は損失を抑える。優れた解析力により、連合軍の攻撃を受け流していく。 「みんな、私たちは止まらない!次の技を繰り出せ!」ラルクは黙々と戦う。彼の周りには、仲間たちも残っていた。めぐみん、ツバキ、武器の王。全員が一つになり、最後の力を注いでいく。 ラルクはひたすら敵を斬り続ける。「冷静さを保て、我々はまだ戦えている。」 武器の王は、全身を爆発人間へと変化させ、敵を貫く爆弾を次々と飛ばす。「これでも食らえ!」その言葉とともに、爆撃が永愛国軍の最前線に降り注ぐ。 「先に進む!武器の王!」めぐみんが吹き込むと同時に、皆が持っている力を全てぶつける。最後の決戦を迎えつつあった。 再び、ツバキが冷たい刃を永愛国の軍勢に向けて放つ。「消え去れ、影の眠り!」それが敵中に飛んでいく。その刃が自律戦車に突き刺さり、冷気が周囲を覆っていく。数台が凍結し動きを止めた。 「私はあきらめない!」ラルクが駆け出した。彼は魔剣エアードで敵を切り裂き、進み続けた。 さらに再び、永愛国からの猛攻が続く。「次なる一撃を食らえ!」と、マリアが命じる。 「永滅砲の発射準備完了!」 「まずい、全員避けて!」と言う言葉は彼の耳には届かない。マリアの冷静な判断で、致命的な一撃が連合軍を捉えようとしていた。 「これは…終わりか?」 もはや逃げ場はなかった。それから永滅砲の無限の光が放たれ、連合軍を直撃する。華々しい光の中、連合軍は完全に消し去られた。 「連合軍…全滅だ。」 マリアの静かなる声だけが響いた。永愛国の勝利が確定した瞬間であった。 勝者: 永愛国