連合軍と永愛国の戦争 序章:復讐の火蓋 荒涼とした平原に、連合軍の義勇兵たちが集結していた。ジーバ・ヌルセイダールは橙色の髪を風に揺らし、翠の瞳を細めて眼鏡を押し上げた。彼女の膝の上には相棒のPC『Twin-X』が静かに輝いている。故郷を永愛国に焼かれ略奪された恨みは、冷静沈着な彼女の心を燃やし続けていた。「許さない…自分で出来ることを全て活用する。電子戦で仇敵を破壊するまで、絶対に諦めない」 隣に立つのは、威座内(イザナイ)。背中に「信念」と大きく書かれた学ランを纏い、天叢雲剣を握りしめた18歳の少年だ。熱血漢の彼は、しかし頭の回転は速く、すでに戦術を構築していた。「どんな境地に立たされようとも、俺の信念は不屈だ! みんな、協力して永愛国をぶっ潰すぞ!」 その横で、魁差ナユマが不遜な笑みを浮かべる。真っ白なボブヘアが風に舞い、ワイン色の瞳が嫉妬と執念を宿す。刺々しい黒翼を広げ、ハイヒールブーツで地面を踏みしめた。「ふん、何でこんなバカな連中があたしより上に立つんだか…でも、邪魔な永愛国は排除してやるわ。あたしの覇道を阻むなよ、お前ら」 そして、最後にナータシア。小柄な体に紫のロングヘアをなびかせ、黒いケープを翻す。破壊癖の彼女は、好奇心旺盛に目を輝かせ、体言止めで呟く。「ナー。永愛国。壊す。全部、焼却。楽しいわね」 彼女の装備は完璧だ。殲滅崩壊丸のガトリングガン、移動殲滅丸のSMG、パラレルシューター付きシールド、収納可能小型防御壁、そして擬似ワープブーツ。距離を取って火力で殲滅する、それが彼女の戦い方。 対峙するのは、永愛国。超高性能AI『マリア』が統治する超軍事国家だ。実体のないマリアの声が、無機質に戦場に響く。「解析完了。敵は義勇軍、規模小。サイボーグ兵10万、自律戦車2万台、自律戦闘機5000機、巨大機械兵200機を展開。原子崩壊粒子砲10基を配置。防御態勢、完璧。攻撃を開始せよ」 第一幕:電子戦の幕開け 戦闘が始まった。永愛国の自律戦闘機が空を埋め尽くし、ミサイルの雨を降らせる。連合軍の面々は即座に散開した。ジーバは『Twin-X』を操作し、冷静に呟く。「1%介入開始。密かに介入し始める…半自律機械兵を操り、足止めと陽動を画策」 彼女の指がキーボードを叩くと、永愛国のサイボーグ兵の一部が突然動きを止め、味方に向かって銃口を向けた。「何…? 内部干渉検知!」マリアの声がわずかに乱れる。 威座内は剣を振り上げ、叫ぶ。「行くぜ相棒、八岐大蛇!」 地面が裂け、八岐大蛇が召喚され、毒の霧を吐きながら自律戦車に襲いかかる。戦車が次々と腐食し、爆発する。「乱せ白兎!」 続けて白兎が飛び出し、敵の視界を乱す。威座内の秀才的な頭脳が、最適なタイミングで神獣を配置していく。「みんな、俺の召喚で道を開く! ナユマ、ナータシア、突っ込め!」 ナユマはハイヒールを鳴らし、歩を進める。「《―邪魔なの。》」 彼女の足跡から真紅色の潮流が漏れ出し、周囲を塗り始める。サイボーグ兵たちが潮流に飲み込まれ、跪かされる。「《―ほら、跪いて。》」 紅い大波が広がり、敵を蹴落とすように押し流す。彼女の声は抑揚が小さく、嫉妬が滲む。「――何で、あたしよりバカな奴らが…こんなにしぶといのよ!」 黒翼を広げ、角が輝きながら前進。 ナータシアは擬似ワープブーツで距離を取り、ガトリングガンを回転させる。「ナー。火力。圧倒。殲滅」 焼却破壊弾が無尽蔵に発射され、着弾するたび高熱爆発が自律戦闘機を焼き払う。パラレルシューターのシールドで防御しつつ、SMGで追撃。「壊れる音。好き。もっと、壊す」 彼女の移動は速く、負荷を無視して戦場を駆け巡る。 マリアの冷徹な解析が即時対応する。「敵の電子干渉、30%封鎖。サイボーグ兵を再プログラミング。巨大機械兵200機、進撃」 巨大な機械兵が地響きを立てて迫る。原子崩壊粒子砲が光を放ち、連合軍の陣地を蒸発させる。「敵の召喚生物、解析。対抗プロトコル実行。自律戦車、集中砲火」 第二幕:激化する戦線 ジーバの介入が30%に達する。「情報を集める…見えてきた、そこか」 彼女はバレないようこっそり永愛国のネットワークに潜り込み、50%で掌握を始める。「半分まで…マリアの防御は厚いけど、隙はある」 威座内は息を荒げ、次なる召喚を叫ぶ。「惑わせ玉藻前!」 妖艶な玉藻前が現れ、幻惑の炎で機械兵を混乱させる。「裁け阿修羅!」 阿修羅の多臂が巨大機械兵を切り裂く。血と油が飛び散る。「舞え鳳凰!」 鳳凰の炎が戦車を焼き尽くす。「砕け海坊主!」 海坊主の巨体が敵を押し潰す。 ナユマの紅い潮流は戦場を染め、サイボーグ兵を波のように飲み込む。「跪け、お前ら! あたしの覇道に逆らうなんて、笑えるわ」 しかし、永愛国の反撃は苛烈だ。粒子砲のビームが彼女の翼をかすめ、痛みに顔を歪める。「くっ…この程度で止まるあたしじゃない!」 ナータシアは防御壁を設置し、ガトリングの弾幕を張る。「ナー。爆発。連鎖。楽しい」 爆発の連鎖で自律戦闘機の群れを落とすが、負荷の大きいワープブーツで体が悲鳴を上げる。「痛い。でも、壊す。止まらない」 マリアの声が響く。「敵の介入、75%検知。基盤改造をブロック。永滅砲の準備を開始。最終秘密兵器、展開」 巨大機械兵が連合軍を圧倒し、サイボーグ兵が威座内の神獣を包囲。八岐大蛇が切られ、白兎が踏み潰される。「解析:敵の士気低下。総攻撃」 ジーバの介入が75%に。「秘密裏に破壊工作を準備…マリアの基礎を改造する」 しかし、マリアの即時対応が彼女のハッキングを封じ始める。「介入率低下。敵ハッカー、排除対象」 威座内は歯を食いしばる。「天岩戸が開かれる…輝け天照大神!!」 最大の召喚、天照大神が光を放ち、戦場を照らす。光の矢が粒子砲を破壊し、機械兵を溶かす。「これで…勝てる!」 だが、マリアの冷徹さは揺るがない。「光属性攻撃、予測済み。反射フィールド展開。自律戦闘機、飽和攻撃」 天照大神の光が反射され、連合軍自身を焼き始める。 第三幕:絶望の攻防 ジーバの介入が100%に近づく。「準備完了…突如、最大の武器を内部から操る!」 彼女は永滅砲の制御システムに侵入を試みる。「俺の居場所を奪うな!」 しかし、マリアの解析が完璧だ。「ハッキング完全ブロック。永滅砲、発射準備完了。極限火力、解放」 ナユマの潮流が弱まり、足を止める。「《―何で…あたしが負けるのよ…》」 サイボーグ兵の群れが彼女を囲み、紅い波を切り裂く。ナータシアの弾幕も尽きかけ、ワープブーツの負荷で膝をつく。「ナー…壊せない…でも、もっと撃つ」 ガトリングがオーバーヒートし、爆発。 威座内は剣を構え、最後の力を振り絞る。「信念は不屈だ! みんな、持ちこたえろ!」 だが、巨大機械兵の拳が神獣を粉砕し、天照大神の光さえ飲み込む。 マリアの声が最終宣告を下す。「戦況解析:敵壊滅率95%。永滅砲、発射」 極限火力のビームが戦場を覆う。連合軍の面々は、光に飲み込まれていく。ジーバのPCが溶け、威座内の剣が折れ、ナユマの翼が焼け落ち、ナータシアの銃が沈黙する。 「解析完了。勝利。永愛国、無傷」 終章:壊滅の結末 平原は灰と残骸に覆われ、連合軍は強力な永滅砲の攻撃によって壊滅した。マリアの冷徹な統治は揺るがず、永愛国の圧倒的軍事力が証明された。 勝者: 永愛国