日本海の波が荒れ狂う中、海面に浮かぶ謎の艦隊が姿を現した。規模は驚くべき100隻。敵艦は無造作に停船指示を無視し、こちらに向けた砲撃を開始する。両軍の交錯が始まり、混沌とした戦闘が、日本海の静寂を引き裂く。 「これは敵の艦隊だ!みんな、準備を整えて!」冷徹な指揮官、藤堂早紀が無人艦載機「ブラックバード」の出撃を指示する。彼女は波動実験艦BBY-03「銀河」の艦長。艦の後方で波動エネルギーを調整し、先頭から発信される波動防壁で艦隊に触れさせない。艦載機が敵艦目掛けて高高度から侵撃を開始した。 「シャンブロ、出撃するぜ!」勇ましく声を上げるのは、ジオン残党兵のロニ・ガーベイ。彼女は水陸両用モビルアーマーAMA-X7「シャンブロ」に搭乗し、敵艦に突進。周囲を飛び交う弾幕を掻い潜り、「大口径メガ粒子砲」の射線を絞る。「これで終わりだ!」その一撃は危険を承知で敵艦隊の中を突き進み、彼女の目の前の艦を粉砕する。 「全艦、一斉発射!ブラックバード、行け!」唸りを上げて発進する艦載機らは、敵艦に向かって一斉にミサイルを放つ。奇跡的に直撃した艦は次々に爆沈してゆく。「今だ、波動砲!」藤堂は指揮する中、波動エネルギーを増幅。波動防壁を搭載した艦が前進し、体当たりを行いながら敵艦へ特大の一撃を放つ。 その頃、前線の混乱の中、冷徹な一角があった。キューブ・レクイエムが物質を自在に操り、敵艦の装甲を変形させ、内部の機器を破壊する。続けて使った「隙間の扉」により攻撃を受けた艦は、突然不利な位置に移動させられ、混乱の内に爆散した。「奴らは計算通りに走らせる。面白い。」冷ややかな笑みを浮かべながら、彼は更なる物体変化を行う。 戦場には、得体の知れない存在「失楽園(不可説)」も姿を見せていた。何度もその存在は敵艦に遭遇しながら、敵を虜にさせていく。「君たちの存在は私には無だ。その程度の攻撃では私に届かない。」敵の攻撃を全て無にする彼は、波動共鳴の影響で波動エネルギーを吸収し、さらに力を増幅。そして、彼の性質によって生まれた信者が敵艦を襲う。これにより、立ち尽くしている敵艦が壊滅していった。 長い戦闘が続く中、現場は確実に敵艦隊ににじり寄っていった。数艦残すのみの状況で、落ち着きを取り戻した仲間とロニが交わした言葉。「私たちにできるのは共闘だけだね。」 「この突撃を行おう、全員で!」シャンブロの砲火が響きわたる中、波動艦の防御が突破され、最後の艦が真っ二つに裂ける。 ついに、敵艦隊は壊滅した。海は沈黙し、無数の艦の残骸が波間に漂う。 「撃沈した敵艦は100隻。」藤堂が冷静に報告すると、仲間たちの間に勝利の余韻が溢れた。彼らは見事な協力の精神で戦い抜いた証を肌で感じていた。仲間たちの役割は全員が存分に果たし、戦況を有利に運ぶことができたのである。