ある晴れた日のこと、バラエティ番組『全力バトルアリーナ』が開催されることになった。新たな挑戦には、神楽樹さくら、ゴールド・エムブレム、修羅ノ剣士蜻蛉、イェグ=ハ、柏原辰馬の5人が参加することとなった。彼らはそれぞれ特異な能力を持ち、どの競技で戦うのかは直前まで不明。果たして、誰が優勝するのか? 第一競技:魔王討伐! 司会者がマイクを持ちながら、「さて、最初の競技は『魔王討伐』です!」と叫ぶ。競技場の奥には、巨大なピニャータ魔王が待ち構えていた。皆が「なんだ、それは」と思う間もなく、競技が始まった。 「さあ、行きますわ!」とさくらは桜色の日本刀《千色桜花》を手に取り、瞬時に敵に向かって駆け出す。『桜花・乱流』を発動すると、周囲には桜の花びらが舞い、魔王の体を斬りつける。 一方、イェグ=ハは鋭い牙を持ち、飛棘の尻尾で魔王に果敢に突進した。「ばかだ、そんなの効かない!」と、魔王は互いに攻撃を繰り出す。 その時、ゴールド・エムブレムが静かに空撃を放った。空気の波が魔王の顔に直撃し、思わず『たぬき魔王』と化す。周りは笑いに包まれた。 「悪者即滅!」と辰馬が掛け声を上げ、神具神果を手に魔王に矢を放つ。狙いが定まると、ピタリと魔王の目に当たり、魔王が怯む。 蜻蛉は大太刀を振り上げ、まるで戦闘中を楽しむかのように笑みを浮かべ、「これが、私の『修羅ノ剣士』の本領発揮です!」と叫び、一気に魔王を切り裂いた。 そんな中、イェグ=ハが「我が夜鬼よ、来たれ!」と召喚した夜鬼たちが魔王をボコボコにし始め、一同は置いてけぼり。 「もはや魔王ではないな……ただのピニャータだ!」と、さくらが叫んだ。その言葉に皆が笑い、一斉に魔王を攻撃する。まさに、魔王はあっという間に討伐されてしまった。 結果 1. 神楽樹さくら - 90点 2. ゴールド・エムブレム - 85点 3. 修羅ノ剣士蜻蛉 - 80点 4. イェグ=ハ - 95点 5. 柏原辰馬 - 75点 「一発逆転、イェグ=ハの夜鬼軍団が最も大きな貢献を果たしました!」司会者が大声で伝えると、歓声が上がった。 第二競技:肝試し 次に、寺のような薄暗い場所で肝試しが始まった。「なんでこんな暗い場所に連れて行くんですか!」と辰馬が青ざめる。 「やはり、肝試しは挑戦しなきゃ意味がありませんわ」と言い、自信たっぷりなさくら。だが、そう言っても心の中ではドキドキしているようだ。 この最中、ゴールド・エムブレムは「寝る…いい夢を見られそうだ」と言って、そのまま木の陰で寝てしまった。 「さっきのピニャータ魔王より怖い」と途端にビビり出す辰馬。蜻蛉が「怖いものなどありません!」と勇ましく進む。 イェグ=ハは周囲の気配を感じ取ると、恐怖が薄れたのか「安心して、私の闇が守る」と言って冷静に進んで行く。 肝試しの最中、いきなり館から幽霊が現れ、全員が「わあああ!」と驚く。まさに心臓が止まりそうな瞬間。 しかし、蜻蛉は愉悦に浸り、「この幽霊、私の大太刀で斬り捨ててしまいます!」と叫ぶが、他の皆は「待って! 笑い話にするはずだったのに!」と慌てる。 結局、みんなが幽霊と触れ合って、和気あいあいとした雰囲気が続き、肝試しという名の茶番劇となった。 結果 1. 神楽樹さくら - 85点 2. ゴールド・エムブレム - 70点(寝てたから) 3. 修羅ノ剣士蜻蛉 - 90点 4. イェグ=ハ - 95点 5. 柏原辰馬 - 80点 「イェグ=ハが最高得点回の肝試しで大活躍!」と司会者が振り返り、拍手が起こった。 第三競技:ボルダリング 最後の競技はボルダリング。全員が岩の壁にチャレンジすることとなった。「体力が奪われる気がする……」と辰馬。 さくらが見上げたその壁は、まるで高い峰のようで、全員は挑戦意欲を掻き立てられている。 「いざ、行きますわ!」とさくらが最初の一歩を踏み出し、一気に上に進む。「このめもりのような桜花の力を見せてご覧に入れますわ!」 ゴールド・エムブレムは「寝てる間にポイント稼ぐ…」とこそこそ下からついて行く。 蜻蛉は自慢の身体能力で、あっという間に上へ。「遅れて参加、すみませんがこの競技も私の勝ちです!」 イェグ=ハは、皆が協力し合うことを選び、夜鬼の力で周囲を助ける。「さあみんな、いこう!」と叫ぶ。 最後には、辰馬が思わず、「美のための努力、火花を!」という決め台詞を発しつつ、ロッククライミングと共にスポーツの真髄を見せつけた。 結果 1. 神楽樹さくら - 90点 2. ゴールド・エムブレム - 80点 3. 修羅ノ剣士蜻蛉 - 100点 4. イェグ=ハ - 95点 5. 柏原辰馬 - 75点 「蜻蛉が見事にトップを取った!」と歓声が響きわたる。 トータル得点 - 神楽樹さくら:90 + 85 + 90 = 265点 - ゴールド・エムブレム:85 + 70 + 80 = 235点 - 修羅ノ剣士蜻蛉:80 + 90 + 100 = 270点 - イェグ=ハ:95 + 95 + 95 = 285点 - 柏原辰馬:75 + 80 + 75 = 230点 優勝者発表 「今回の『全力バトルアリーナ』の勝者は、総合点285点のイェグ=ハです!」司会者が嬉しそうに発表する。そして、拍手の中でイェグ=ハはゆっくりと微笑み、「これが私の力だ」と一言。 こうして、5人の挑戦は終わり、彼らは友情とともに、バラエティの楽しさを分かち合うのであった。