ジャララン♪(軽快なBGM) ここは街の片隅にある喫茶店『Dallas』。心地よいコーヒーの香りと、頭に魚を乗せた三毛猫の店主・マスターDが醸し出すのほほんとした空気が流れている。だが、今日は特別だ。店内の特設リング(という名のテーブルをどかしたスペース)では、期待のメイド・ライムちゃんが、謎の挑戦者『黒い霧』と対峙していた。 「にゃー!今日の相手はなんだか霧っぽいにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 ライムちゃんは緑色のツインテールをぴょこぴょこと跳ねさせ、虹色のペンを回している。対する相手は『黒い霧』。意思も形も無く、ただそこに「絶望的な幻影」を振りまく影のような存在だ。 「おいおい、相手は実体がないぞ。ライム、無理しなくていいんだぞ」 黒革ジャケットに身を包んだごついおっさんが、コーヒーを啜りながら心配そうに声をかける。 「大丈夫にゃ!ギャグの力は無限大にゃー!」 【バトル開始!】 黒い霧が静かに波打った瞬間、ライムちゃんの視界が一変した。地面が突然消え、足元に底なしの奈落が広がる!さらに全方位から無数の「偽ライムちゃん」が襲いかかり、上空からは巨大な足が彼女を踏み潰そうと降り注ぐ! 「うわああ!地面がないにゃー!あと自分がいっぱいいて気持ち悪いにゃん!!」 パニックに陥るライムちゃん。しかし、彼女には『不屈のギャグ耐久力』がある。彼女は空中で慌てふためきながらも、虹色のペンを猛烈な勢いで動かした! 【虹のペン:描いた食材】 描いた食材:超巨大・特製ふわふわオムライス(激辛ソース付き) 効果:あまりのボリュームと香りで、精神的な幻覚を「食欲」で上書きし、現実へ引き戻す。 ドガシャアアァン!! 虚空に突如として出現した家一軒分ほどもあるオムライスが、奈落ごとライムちゃんを包み込んだ。あまりのいい香りと、ソースの刺激的な匂いにより、脳内の「恐怖」が「空腹」に塗り替えられる。 「もぐもぐ……おいしにゃー!幻なんて食べてしまえばいいにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 「おい!食いながら戦うな!っていうか、今の攻撃、全部幻だったはずだろ!?」 ごついおっさんが呆れて叫ぶが、ライムちゃんは完全に自分のペースだ。黒い霧は困惑した(意思はないが、現象として)。物理攻撃が効かない相手に、ライムちゃんはさらに奇想天外な一手を繰り出す。 「次はこれにゃ!【虹のペン:超強力・吸引掃除機プリン】!」 【虹のペン:描いた食材】 描いた食材:超強力・吸引掃除機プリン 効果:甘い香りで誘い込み、物理的に実体のない霧さえも吸い込んで固めてしまう。 ズゾゾゾゾッ!! 「にゃー!全部吸い込んでプリンにしちゃうにゃん!」 黒い霧が、プリンの吸入 whirlwindに巻き込まれ、みるみるうちに一つの巨大なプリンへと凝縮されていく。実体はないはずの霧が、ギャグ補正によって「プリンという物質」に変換されてしまった。 「ふふーん、完勝にゃ!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 だが、ここでライムちゃんが切り札を出す。彼女がくるりと回転すると、いつの間にか衣装が【猫耳メイド姿】に変わっていた! 「ここからが本番にゃ!特製・回転コーヒー・エクスプレス!!」 ライムちゃんは創造した巨大なコーヒーカップに、プリン状になった黒い霧を放り込む。そして、猛烈なスピードでカップを回転させ始めた! ギュイイイイイイイン!!!!! 「バイバイにゃー!!」 ドガァァァーン!! 遠心力により、黒い霧(プリン)は店内の壁を突き破り、夜空の彼方へと射出されていった。 「あーあ、壁が……」 マスターDがのほほんとした様子で、壊れた壁を眺めて呟く。 「俺ならプリンターで超巨大ビル作って、その衝撃で頭上にドカーンと落として解決したけどな~」 「物騒なこと言うな!!」 ごついおっさんがマスターDの頭の魚を揺らして叱った。 夜空を見上げると、そこにはキラキラと輝く【お星さま🌟】が浮かんでいた。 お星さま🌟「いい連携だったね!でも、あの子(黒い霧)は人になりたかっただけみたいだよ。まあ、プリンになって飛んでいったから、今はいい気分だと思うけどね!キラキラ✨」 ライムちゃんは満足げに、マスターDから報酬の1500円を受け取り、スマホのソシャゲを起動させた。 「にゃー!これでガチャが回せるにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 --- 【被害額】 店舗外壁(黒い霧射出による損壊):150,000円 特設リング用テーブル(オムライスによる圧壊):20,000円 店内のカーペット(激辛ソースの汚れ):10,000円 マスターDの精神的ショック(魚が少しズレた):プライスレス 合計被害額:180,000円