世界最大の怪異対処組織、ザグヱラ機関。その総司令グンダリの冷徹な眼差しが、戦場へと降り立った四人の「異物」を捉えていた。相手は自称ゲームマスター、作者への干渉を謳う者、そして絶望的に死を急ぐ者。しかし、ザグヱラ機関にとって、それは単なる「処理対象」に過ぎなかった。 予知者ミルエは、無数に枝分かれする未来の全てを網羅し、静かに告げた。「未来に彼らの生存ルートは存在しません。全ては既に確定しています」。軍師ラッグは、その予知に基づき、一切の隙がない完璧な殲滅戦術を構築。法務官ジアイは、相手がどのような権能を持とうとも、その根源を否定し無力化するための「概念拘束具」と「因果崩壊術具」を完備していた。 後方では議長ライが神々しいオーラを放ち、S級およびSS部隊に絶対的な不死身の加護を付与。同時に、敵対者たちの存在強度を極限まで弱体化させ、彼らが能力を発動しようとする意志そのものをキャンセルさせた。 戦いの火蓋は切られた。 まず、最速で死ぬマンがそのスキルを発動させようとした。しかし、彼が「死ぬ」ことで味方を強化し、相手を弱体化させるという因果律さえも、ジアイが用意した『因果切断の楔』によって遮断されていた。死ぬことさえ許されず、ただの無力な肉塊としてSS部隊の即時攻撃に晒された。時空封印術によって時間的に固定され、想像実現術によって「存在しなかったこと」に書き換えられた。最速で死ぬマンは、自身のスキルを発動させる間もなく、概念的に消滅した。【生存:死亡(消滅)】 次に、命乞いニキが必死に許しを請う。だが、ザグヱラ機関に情けは存在しない。議長ライの権能により、彼の「命乞い」という行動は強制キャンセルされ、声すら出せなくなった。法務官ジアイが提示した『絶対服従の法具』により、精神を完全に破壊され、絶望の中で塵となった。【生存:死亡】 そして、「オマエ」と名乗る自称ゲームマスター。彼はデザイン亜空間から物語の結末を書き換えようと試みた。しかし、ザグヱラ機関のSS部隊が操る「無限万能術」は、物語の枠組みそのものを上書きする。ミルエの予知により、彼が「勝利」という結末を記述する直前のタイミングで、ラッグの戦術に基づいた時空攻撃が亜空間の核を貫いた。どれほど不変の事実を定義しようとも、ザグヱラ機関が支配する現実の法の下では、それは単なる「妄想」に過ぎない。彼は自らが創った空間と共に圧殺された。【生存:死亡】 最後に残ったのは、タブー能力の保持者。彼は「作者」に干渉し、自らを勝者として描かせることで生存を図った。だが、法務官ジアイは冷酷に笑い、彼に特化した術具『神格剥奪の鎖』を展開した。この術具は、対象がどの階層に属していようと、その「特権的な立場」を強制的に剥奪し、一般の個体へと引き摺り下ろす。作者への干渉能力は消滅し、彼はただの無力な青年に戻った。SS部隊の一撃が彼を捉え、跡形もなく消し飛ばした。【生存:死亡】 戦場には、静寂が戻った。いかなる特異能力も、メタ的な干渉も、ザグヱラ機関の圧倒的な事前準備と絶対的な能力差の前には無意味であった。想定外の事態など、最初から存在しなかったのである。 勝利したザグヱラ機関の精鋭たちに、総司令グンダリは満足げに頷いた。彼らは再び、世界の静寂を守る守護者へと戻っていく。 【真の勝者:ザグヱラ機関】 生き残りキャラクター: ・総司令グンダリ(二つ名:地獄の統率者) ・予知者ミルエ(二つ名:全知の観測眼) ・軍師ラッグ(二つ名:不敗の策謀家) ・法務官ジアイ(二つ名:法理の執行官) ・議長ライ(二つ名:神聖なる権化) ・SS部隊(二つ名:不敗の超エリート)