えむえむの日常 えむえむは朝早くに目を覚ました。彼女の一日は、正確な軍人のリズムにしっかりと乗っ取ることから始まる。まだ薄暗い時間帯だが、彼女は自分のベッドから起き上がり、軽くストレッチを始める。シアンの髪は寝ぐせがついており、そんな姿でも彼女は全く気にしていない。寝巻きのまま、部屋に設置された大きな窓から外の景色を眺めると、彼女は少しずつ街が目覚め始める様子を楽しんだ。 その後、えむえむは軍服に着替える。いつも通りに清潔感があり、彼女が持つ武器の一つ一つが慎重に整理されていた。ヘビーアックスは重厚な存在感を示し、ミサイルポッドやハンドガン、エネルギーソード、そしてレールガンがそれぞれ彼女の腰に収められている。 朝食は簡単なものだが、しっかりと栄養が摂れるように工夫されている。食事をしながら、彼女は今日の訓練予定について頭を整理する。次なる操縦訓練の内容や、武器のメンテナンスを計画している。バックパックにはいくつかのメカニックツールを詰め込み、準備を整えた後、えむえむは部屋を出た。 訓練場に着くと、えむえむはまず基本的なストレッチから始め、続いて背中のジェットパックを使用しての飛行訓練に取り組む。風を切りながら空中を自在に移動する感覚は、彼女にとって最高に楽しいものだ。しばらく飛行を楽しんだ後は、地面に降りて武器の訓練を開始する。 ヘビーアックスを振るう力強い感触が手に伝わると同時に、彼女の全身は緊張感で満たされる。巨大な刃が空を裂き、狙った的を寸分の狂いなく打ち据える。回転切りを加えれば、その威力とカバー範囲は一気に増大する。ミサイル訓練では、遠方のターゲットを正確に撃ち抜く精度を磨き、さらにハンドガンを用いてのシューティングスキルを高める。繊細なコントロールが要求されるエネルギーソードの訓練でも彼女は少しも手を抜かず、繊細な剣舞のような動きで敵を仕留める感覚を身体に覚え込ませる。 一日の訓練が終わる頃には、えむえむは汗に濡れた身体を整えるべくシャワールームへと向かう。さっぱりした後は、少しだけ自由時間が許される。彼女は本を読むのが好きだ。特に、戦術戦略に関する古書を読んでいる時には、詳細な戦況や状況をどう打破するか考えるのがたまらなく面白いと感じる。 夕暮れ時、えむえむは今日の反省を加えた日記を付ける。どんな細かなミスや成功も、彼女にとっては貴重な経験だ。次の日には更に効率良く動けるようにと考えながら、彼女はベッドに入る。そして、明日の挑戦に備え、再び静かに眠りにつくのだった。