新宿跡地の戦い 瓦礫と荒野が広がる新宿跡地。廃墟の中で、かつての喧騒を思わせる音もなく、ただ静寂が支配している。しかし、その静寂は、予感と共に破られることとなる。 「おい、お前ら、準備はできてるか?」 観戦者たちが視線を向けると、そこには二つのチームが立ち並んでいた。チームAを率いるのは、全長8200メートルの装甲を纏ったモンスター、「Crazy UMA」アサルト•ギガイア。黒い装甲の下から赤い目が鋭く輝き、その姿は圧倒的な威圧感を放っていた。 その横には、不定形な存在、SCP-001-JPこと「おもちゃ箱」や、好き放題に時空を操る「騎士レイ」と「時の騎士ユキナ」が集結している。彼女たちの表情は冷静で、自信に満ちていた。 一方、チームBの先頭には「希望の少女」、フル・クレオスが立っている。彼女の周りには光を浴びた盾、アルカ・ハンドロスが流れるように展開され、周囲の空間を切り取るように保護していた。全力で耐え、やがて反撃する意志を内に秘めている。 その様子を、カラスたちが高く舞い上がり観察している。その鳴き声が次第に次の戦いの舞台を盛り上げていく。 「試合開始!それでは、行け!」 日車、一級呪術師の冷静な宣言が響く中、戦闘が始まった。 戦場の激闘 「さあ、来たぞ!」 アサルト・ギガイアがその巨体を駆使し、戦場を揺らしながら突進する。彼の口から放たれる黒く煌めく光線が、8万平方kmの範囲を殲滅するために狙われる。 その瞬間、フル・クレオスは盾を前に突き出す。「盾展開!」その言葉と共に、アルカ・ハンドロスが瞬時に攻撃を受け止め、反射する。「私の『勇気』は伝播するの!」 光線は彼女の盾に当たり、衝撃が波となって周囲を揺るがすが、フル・クレオスは微動だにしない。それどころか、受けたエネルギーが彼女を強化する。 「勇気、増した!」彼女は力強く宣言した。 おもちゃ箱の謎 その間に、SCP-001-JP「おもちゃ箱」が動く。無邪気な笑い声が響き、突如として目の前に生じた腕がフル・クレオスをこの世界に引きずり込む。「さあ、来て!楽しいおもちゃの世界だ!」 フル・クレオスはその瞬間、異常な状況に驚愕する。「何が起きているの…?」 「何を狙っている…?」冥冥がつぶやく。 脳の機能停止 その時、騎士レイとユキナは一瞬の隙を見逃さずに近づく。「完全停止!」騎士レイが叫ぶと、目の前にいるフル・クレオスの脳の機能が完全に停止した。動くことができない彼女を見て、アサルト・ギガイアは彼女に近づき、静かに。 「無に還れ、衆生共。」その言葉と共に、強大な力がフル・クレオスに襲い掛かる。 希望の継承 しかし、彼女の盾はそんな状況にも関わらず存在し続ける。「受けた攻撃は、私に力を与える。」フル・クレオスの意志は、その体の中で再び燃え上がる。「絶対に諦めない!」 彼女の持つ盾が、アサルト・ギガイアの攻撃を反射し、逆にそのエネルギーを吸収する力が膨れ上がざるを得なかった。フル・クレオスは無限の『勇気』を振りかざし、反撃に転じる。「さあ、見せてあげる!」 その力強い叫びに、周囲のカラスが盛り上がりを見せ、観戦者たちもその姿に興奮を隠さない。 終わりなき戦い 戦場はさらに混沌と化し、双方の能力がぶつかり合い、攻撃と防御が入り乱れる。「ここは地獄か、天国か…!」観戦者たちは息を飲む。 その瞬間、フル・クレオスが全力で攻撃を叩きこみ、アサルト・ギガイアに直撃する。その反撃が脳を刺激し、彼の機能が減衰する。その瞬間、全ての力が爆発する。 「次の世界で。」騎士レイが言葉を発する。 最後の攻撃が、誰も知らない世界へと二つのチームを引き込む。何が本当に勝者であり、何が真の敗者なのか。 彼らの戦いは終わることがない。その姿はやがて新たな神話を生み出すのだった。新宿の廃墟に立つ戦士たちの物語は、終わりなきサーガとして、人々に語り継がれていく。