【闘技場:カオス・コロシアム】 ごつお「ガハハハ!待たせたな野郎ども!今日は地獄の底までぶっ飛ばすバトルロワイヤルだ!死ぬまで踊れッ!!」 解説マン「ええ、実に賑やかなメンバーですね。神から犬、サイボーグから不運な少女まで。さて、誰が生き残るのでしょうか」 第1章:開戦の咆哮 闘技場のゲートが開き、参加者が一斉に姿を現す。冷徹な眼差しで銃を構える美少女ネメスィ。ガタガタと震えながらも刀を握る善逸。不気味な笑みを浮かべるおじいちゃん先生に、ダルそうに耳を弄る責任くん。闇を纏った暗パンマン、無垢に吠えるジャック、礼儀正しく佇む鶏頭の茂、そして運悪く転んで登場したドロシー。 「…言葉など不要。いざ行かん。」 ネメスィが静かに口を開いた瞬間、ラムドヴォルクの超高威力弾が戦場を切り裂いた。衝撃波だけで地面が陥没し、参加者たちが散らばる。善逸は悲鳴を上げて逃げ回り、ドロシーはなぜか飛んできた瓦礫に頭を直撃させて気絶していた。 ごつお「いきなりぶっ放しやがったな!派手でいいぜ!!」 解説マン「ネメスィさんの火力は脅威です。しかし、他の面々も一癖あるようですね」 第2章:不条理なる衝突 暗パンマンがどす黒いオーラを放ち、闇のカレーパンマンとしょくぱんまんを召喚する。闇の軍勢が責任くんへと襲いかかるが、責任くんはあくびをしながら呟いた。 「あー、面倒くさい。この攻撃、あっちの人に任せていいよね」 スキル責任転嫁。暗パンマンの放った闇の衝撃波が、不自然に方向を変え、ちょうど立ち上がったドロシーへと直撃した。ドロシーは文字通り「吹っ飛び」、壁に激突して再び気絶する。しかし、その不運が結果的に彼女を暗パンマンの射程外へと押し出した。 一方、善逸は恐怖のあまり意識を失い、深い眠りに落ちる。その瞬間、空気が変わった。 「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃!!」 黄金の閃光が走り、不意を突かれた闇のカレーパンマンの身体を真っ二つに切り裂いた。しかし、暗パンマン本人は余裕の笑みを浮かべている。 ごつお「おい!あのおっさん、描いてやがるぞ!」 解説マン「おじいちゃん先生ですね。指一本で戦場に何かを描き出しています」 【退場者:闇のカレーパンマン 決め手 我妻善逸の霹靂一閃】 第3章:聖剣と画筆 おじいちゃん先生がニヤリと笑い、「真の恐怖を教えてあげますからね」と呟く。彼が空中に描いたのは、巨大な肉食獣の群れだった。【少し遊んであげましょう】により具現化した獣たちが、ネメスィの足元へ襲いかかる。 「雑魚が。消えよ」 ネメスィがガンドヴォルクを掃射し、弾幕の雨で獣たちをミンチに変える。しかし、その隙に茂が動いた。礼儀正しく一礼し、聖刀『ウル』を抜く。 「失礼いたします」 《チキンソウル》。認識速度を超えた一閃。ネメスィの視界から茂が消えた瞬間、彼女の加速翅の一枚が真っ二つに切り裂かれた。ネメスィが驚愕に目を見開く。同時に、聖刀ウルがヤンデレな声で囁く。「あぁ、茂様!今の切り口、最高にエロティックでしたわ!!」 ごつお「速すぎる!見えねえ!鶏頭が速すぎるぜ!」 解説マン「純粋な剣才のみで理を凌駕する。恐ろしい男です」 【退場者:闇のしょくぱんまん 決め手 名:茂のチキンソウル】 第4章:絶望の再生 暗パンマンがしびれを切らし、最大出力の暗パンチを放つ。標的は、ちょうどそこにいた責任くんだった。しかし、責任くんは『責任』スキルを発動。「俺がここで死ぬ責任なんてねーし」と断言した瞬間、攻撃の「必要性」が消滅し、パンチは虚空を通り抜けた。 「チッ、うぜぇな。じゃあ、あのおじいちゃんの存在理由を消してやるよ」 責任くんの攻撃が、おじいちゃん先生へと向かう。しかし、先生は【ラスト・オリジン】を展開。世界を塗り替え、攻撃自体を「なかったこと」にした。 「ふふふ、お若い方はせっかちですね」 その時、暗パンマンが絶叫と共に全参加者に闇の波動を放つ。広範囲攻撃に巻き込まれ、善逸が激しく吹き飛ばされ、鎧殻に傷を負ったネメスィが後退する。しかし、その混沌の中で、ジャックだけは尻尾を振りながら、平和に歩いていた。 ごつお「あの犬!なんであいつだけ無傷なんだよ!!」 解説マン「神に愛されているからです。物理的にも精神的にも、彼に触れることは不可能です」 【退場者:責任くん 決め手 暗パンマンの暗パンチ(責任転嫁の隙を突いた魂への直撃)】 第5章:不運の覚醒 責任くんが消滅したことで、戦場にはさらに殺気が増す。ネメスィは最大火力ラムドヴォルクをチャージし、全方位へ向けて斉射した。闘技場全体が火の海となる。爆炎の中、ボロボロになったドロシーが、偶然足元に落ちていた500円の邪剣・ガルドヴァザーグを手に取った。 「……!(パァ!)」 ドロシーが喜びのダンスを踊った瞬間、彼女の周囲にだけ「不条理な幸運」の壁が現れた。飛んできた砲弾が、なぜかドロシーの頭上で爆発し、その衝撃で彼女は高く舞い上がり、そのまま暗パンマンの頭上に落下。ドロシーの体重と不運が凝縮された頭突きが、暗パンマンの顔面にクリーンヒットした。 「ぐあああっ!?」 暗パンマンは衝撃で地面に埋まったが、即座に安楽再生で復活する。しかし、その拍子に茂の聖剣が彼の首を正確に捉えた。 ごつお「ドロシーの頭突きが起点になったか!不運すぎるが最強だぜ!」 解説マン「不条理ギャグの力は、理屈を越えますね」 【退場者:暗パンマン 決め手 名:茂のチキンソウル(ドロシーの頭突きによる隙)】 第6章:極限の激突 残ったのは、ネメスィ、善逸、おじいちゃん先生、茂、ジャック、そしてドロシー。ネメスィは冷徹に分析し、最も危険な「創造主」であるおじいちゃん先生を狙う。BOLGによる超高速射撃が先生を襲うが、先生は【レインボーファントム】を展開し、空間そのものをキャンバスに変えた。 「あなたがこれから見るのは赤一色ですよ」 世界が真っ赤に染まり、あらゆる攻撃が「赤い絵の具」へと変換される。しかし、その領域に全く影響を受けない存在がいた。ジャックだ。犬はただ、先生の足元に駆け寄り、その靴を甘噛みした。 「おっと……!」 先生がバランスを崩した一瞬、眠りから覚めかかった善逸が、極限の集中状態で踏み込んだ。 「爺ちゃんごめん 俺たちの道は…分かたれた」 奥義《雷の呼吸 漆ノ型 火雷神》!! 雷龍が咆哮し、赤色の世界を黄金の電光が切り裂く。おじいちゃん先生は驚愕し、書き直そうとしたが、速度が上回った。 【退場者:おじいちゃん先生 決め手 我妻善逸の火雷神】 第7章:最後の一線 善逸は技の反動で片脚を折り、激しく息を切らしていた。残るはネメスィ、茂、ドロシー、そしてジャック。 「……いい戦いだった。だが、終わりだ」 ネメスィが全エネルギーをラムドヴォルクに集約し、最大出力の収束砲を放つ。逃げ場のない一点集中攻撃。茂は聖剣『ウル』を構え、それを真っ向から斬り伏せようとする。 「いざ!!」 激突。光と衝撃波が闘技場を真っ白に染める。しかし、その爆心地にいたドロシーが、なぜか邪剣を杖代わりにしてバランスを崩し、茂の足に躓いた。その拍子にドロシーが突き出した足が、ネメスィの急所にヒット。同時に、もつれた茂の聖剣が、誤ってネメスィのメインコアを貫いた。 「……馬鹿な。我(われ)が、このような不条理に……」 ネメスィは呆然としたまま、機能停止し崩れ落ちた。 【退場者:ネメスィ 決め手 名:茂の聖剣ウル(ドロシーの転倒による事故)】 第8章:究極の結末 生き残ったのは、脚を痛めた善逸、呆然とする茂、そして何も分かっていないドロシーとジャック。 茂は静かに刀を納め、「ここからは、もう剣を振るう必要はない気がしますね」と微笑んだ。善逸は地面に座り込み、「もう帰りてえ……」と泣き出した。ドロシーは邪剣をどこかに置き忘れ、お腹が空いたのか、ジャックと一緒に闘技場の隅で転がっていた。 審判が下る。実質的な戦闘能力を喪失した善逸と茂。そして、全ての攻撃を無効化し、誰にも傷つけられず、ただそこに存在し続けた最強の存在。 ごつお「おい!結局誰が勝ったんだよ!!」 解説マン「ルール上、最後まで『無傷』で『生存』し、誰にも影響されなかった者が勝者です。よって、優勝者は――」 第9章:戴冠 闘技場の中心で、ジャックが「ワン!」と快快に鳴いた。 ごつお「ジャックの優勝だァァ!!犬が勝った!人間もサイボーグも負けたぞ!!」 解説マン「神に愛された犬こそが、最強の生存戦略を持っていましたね」 【優勝者:ジャック】 直後、眩い光と共に、撃破された参加者たちが全員復活して戻ってきた。ネメスィは不機嫌そうに腕を組み、善逸は相変わらず泣きべそをかき、暗パンマンは怒り心頭の様子だ。 ごつおは、金色の首輪を付けられたジャックの頭を乱暴に撫で、大きな声で笑った。 「ガハハハ!優勝おめでとうジャック!お前は最高だ!……でもな、お前みたいなチート犬がると試合にならねえから、次から出禁な!!」 ジャックは不思議そうに首をかしげ、「クゥ〜ン」と鳴いて闘技場を後にした。 【完】