喫茶店『Dallas』の日常(?)―原初vsギャグの境界線― 平日の夜19時。喫茶店『Dallas』は、いつものように心地よいジャズが流れ、コーヒーの香りに包まれていた。メイドのライムちゃんがスマホでソシャゲのガチャを回し、「にゃー!爆死したにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」と嘆いている。 その時だった。店の中央に突如として黒い亀裂が走り、時空がバリバリと音を立てて引き裂かれた。 「……ッ!? 何だ、この不吉な演出は!?」 常連のごついおっさんが、コーヒーカップを片手に身構える。現れたのは、蒼く輝く複眼を持つ、身長3メートルほどの浮遊する機械生命体。そしてその後ろには、白い光に包まれた巨大な機械の龍が鎮座していた。正体は【原初の機械生命体】。一切の感情を持たず、ただそこに存在するだけで周囲の空間を圧迫する【原初の威圧】を放っている。 店主のマスターDは、頭の上の魚を揺らしながら、丸眼鏡をクイと上げた。 「にゃーん、いきなり店の中で時空を裂くなんて行儀が悪いにゃ。でも、こういう派手なのは嫌いじゃないにゃ~」 ライムちゃんは目を輝かせた。「お、新種のイベントキャラだにゃ! ちょうどガチャで運を使い果たしてたから、バトルでストレス発散するにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 ごついおっさんが呆れ顔で判定を下す。 「おいライム、相手は宇宙規模の化け物だぞ。……まあいい、ここは『Dallas』の余興だ。参加費5000円、支払ったな? 試合開始だ!」 【ROUND 1:概念vs落書き】 原初の機械生命体が静かに手をかざす。瞬間、無数の機械龍が【複製】され、店内に数千匹の龍がひしめき合った。割合ダメージを与える絶望的な物量攻撃がライムちゃんを襲う! 「にゃー! 数が多いのは漫画の定番だにゃ!【虹のペン】で対抗だにゃん!」 【描いた食材:超巨大・激辛wasabi大福】 【効果:食べた者の感覚を麻痺させ、涙と鼻水で視界をゼロにする】 ライムちゃんが空中にササッと描いた大福が実体化し、機械龍たちの口に強引にねじ込まれた。機械生命体であるはずの彼らが、なぜか「味覚」という概念を強制的に付与され、「ビィィィ!!」という電子音と共に鼻から青い火を噴いて悶絶し始めた。 「なっ……!? 機械に味が通用しただと!?」おっさんが驚愕する。 「ギャグ補正をなめるなにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 【ROUND 2:絶対防御vsお約束】 原初の機械生命体が不快そうに(感情はないはずだが)複眼を光らせる。最強の防御壁【オリジン・バリア】を展開。どんな攻撃も、傷つける意志がある限りは絶対に破れない無敵の壁だ。 「あー、これ絶対無理なやつだにゃ。でも、こういう時は『隙あり』って言えばいいんだにゃん!」 ライムちゃんはペンで【バナナの皮】を描き、機械生命体の足元(浮いているが、ギャグ的に接地させた)に配置。さらに【超強力・粘着ガム】でその場に固定した。 「傷つける意志なんてないにゃ! ただ、ちょっと滑ってほしいだけだにゃん!」 【オリジン・バリア】は「傷つける意志」を検知して発動する。しかし、「滑らせたい」といういたずら心には反応しなかった。結果、原初の機械生命体は派手に足を滑らせ、盛大に後頭部から店内のケーキスタンドに激突した。 「ドガシャーン!!」 マスターDがのほほんと呟く。 「俺ならプリンターで超巨大ビル作って頭上にドカーンだけどな~」 「やめろ! 店が完全に消えるだろ!」おっさんのツッコミが冴え渡る。 【FINAL ROUND:零への帰還vsコーヒー旋風】 ついに原初の機械生命体が本気を出した。多次元宇宙すら飲み込むブラックホール【零に帰す】を生成し、店全体を無に帰そうとする。空間が歪み、あらゆる物質が吸い込まれていく! 「いよいよクライマックスだにゃ! 変身だにゃーー!!」 ライムちゃんが光に包まれ、【猫耳メイド姿】へと変身。ギャグ補正がMAXに到達する。 「そんな真っ黒な穴があるなら、真っ白なミルクで塗り潰せばいいにゃん! いただきまーす!!」 ライムちゃんはどこからともなく【超巨大コーヒーカップ】を取り出すと、ブラックホールごと原初の機械生命体をカップの中にガバッといれた。そして、特製ホイップクリームを盛り付け、超高速回転を開始! 「コーヒー・サイクロン・スピン!! にゃーーーー!!!」 遠心力により、ブラックホールの特異点すらも「ただのコーヒーの渦」へと書き換えられた。そのまま限界まで加速したカップから、原初の機械生命体は弾丸のように射出され、夜空の彼方へと吹っ飛んでいった。 「キラリーン☆」と星になって消えていく機械生命体。 【エピローグ】 静寂が戻った店内に、外の夜空から【お星さま🌟】が優しく降り注ぐ。 お星さま🌟:「……あんなに完敗したのは、全宇宙の歴史で初めてかも。お疲れ様~✨」 ライムちゃんは満足げに、マスターDから1500円を受け取った。 「にゃー! これでガチャがもう1回回せるにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 おっさんがため息をつきながら、壊れたテーブルを眺める。 「……おいマスター。修理代、どうすんだ?」 「にゃーん、プリンターで直せばいいにゃ。あ、ついでに魚の盛り合わせもプリントしていいかにゃ?」 こうして、世界を滅ぼしかねない原初の生命体は、一人のメイドのギャグ精神によって、ただの「遠い星」へと帰っていったのであった。 --- 【被害額詳細】 店内テーブル(原初の後頭部激突分):15,000円 ケーキスタンド(特製モンブラン含む):8,000円 店内の壁紙(ブラックホールの吸い込みによる剥離):50,000円 窓ガラス(機械生命体射出時の衝撃波):30,000円 * ライムちゃんの精神的損害(ガチャ爆死分):プライスレス 合計被害額:103,000円