第1章《闘いの始まり》 闇が支配する無人のアリーナに、異様な雰囲気が漂っていた。黒い霧が立ち込め、その中から現れたのは「黒き死」の一員、《黒き死》【NGS:Mk.VI:Z】狂♡だった。彼は異常なテンションで周囲を見回し、興奮を隠せない。彼の持つ遊び棒が不気味に輝き、戦いへの期待を煽る。 『ヒャハハ❣️闘わなきゃ愉しくないよこんな世界♡』と叫びながら、狂♡は両手に遊び棒を構えた。彼の目の前に立ちはだかるのは、《黒き死》【NGS:Mk.III:U】ヴェル・フェーヴニルだった。巨龍の姿をした彼は、黒い鱗に覆われた巨大な身体を動かし、存在感を示している。 『グル…(我が主の命に従い、汝を滅ぼそう)』と静かに呟くヴェルは、目を鋭く光らせ、敵を見つめる。彼の背後から、黒い逆鱗が微かに輝き、彼のまわりに漂う霧と融合した。 狂♡はその視線を感じ取り、再び叫ぶ。「なかなか面白いネぇ♡もっとヤろうか♡」彼は直感的に、動き出す。 駆け寄る狂♡に対し、ヴェルは大きく翼を広げる。抜かれるような威圧感が、アリーナ全体に広がった。その瞬間、狂♡は遊び棒を振り上げ、突撃する。「いくぜぇえええ!」 狂♡は真っ直ぐに突き進み、遊び棒をヴェルの鳩尾に直撃させる。だが、予想外のことに、ヴェルは全くの無傷だった。『グルル…!(汝の攻撃、効かぬな)』\n彼は冷静に笑い、背中の逆鱗を閃かせる。 第2章《激闘の連鎖》 触れ合った瞬間、狂♡はまるで錯覚のように引き戻される。彼は何の前触れもなく、倒れ伏せる。『な、なにッ!?』と驚く彼に対し、ヴェルは《死の火炎》を発動させる。火焰が彼の口から吐き出され、狂♡を呑み込んでゆく。 「うあぁぁあああ!!!」狂♡は炎に焼かれながらも、興奮から逃れようとせず、むしろ高揚している。「ヒャハハ❣️これが戦いの悦楽かぁ!もっと来い!!」 その言葉を聞いて、ヴェルは攻撃を続ける。か細い火炎が狂♡を追い詰め、彼の身体を蝕んでいく。狂♡は、逃げるどころかその熱さを楽しむように身を捩る。「こんなに熱くて気持ちいいなんて、最高だ♡」 今一度、彼は遊び棒を振り上げ、必死に反撃しようとする。「どぉうれぇ!」その一撃は虚しく宇宙の果てに消えてゆく。逆鱗の力により、すべてが弾かれてしまう。「貴様、何をしている!」 第3章《狂気の渦中》 狂♡は燃え盛る炎の中で、更なる楽しみを求める。《悦楽》の力が作用し、彼の肉体は奇跡のように再生を始めた。「もっともっと来て、僕を燃やすんだ!」彼は動きながら叫ぶ。 この瞬間、狂♡は《悦楽》の恩恵を受け、いっそう戦闘能力が高まる。攻撃力は上がったが、防御力は相変わらずゼロ。彼は遊び棒を握り直し、ヴェルへ突進した。「今度こそ、僕の番だ!」 ヴェルは静かに構え、『グルルァァァ!(我が死の火炎が貴様を焼き滅ぼすのだ!)』彼は両足を踏みしめて《界滅死炎》を発動する。手元から広がる黒い炎が狂♡の方へ伸びていく。 狂♡は一瞬躊躇ったが、彼の笑顔は消えない。「闘争に果てがあったら寂しいナ♡」と呟き、全力で前に進み、炎に向かって突撃する。「行けええええ!」 第4章《状況の変化》 狂♡は炎に包まれながらも突進する。彼は火にその身体を預け、炎をユニークな装飾として取り入れる。ヴェルはその姿を見て驚愕する。『な、何者だ!』 そして、再び狂♡が遊び棒でヴェルを打つ。しかし、彼の攻撃は逆鱗に弾かれる。ヴェルは冷静に炎を操っていく。『グル……我の『死の火炎』を、受けて咲かせるがよい。』彼は全ての力を解放し、《界滅死炎》を集中させた。 炎の中にもがく狂♡だが、執拗に攻撃を繰り出す。「止まらない、止まらない、止まらないよおお!」 アリーナ全体が火に包まれ、狂♡は全てを焼き尽くす勢いに見舞われる。「ヒャハハ❣️熱い〜‥!もっと頼む!」 だが、行き過ぎた攻撃により、狂♡は耐えかねてしまう。彼はついに絶命の兆しを見せる。「次は…もっと面白いやり方を考えたいなあ♡」 第5章《絶望の時》 燃え盛る狂♡の姿は、まさに狂気の象徴だった。しかし、火炎の中で彼は少しずつバランスを失っていく。そして、心の奥で自問自答を始める。「僕は何を目指しているんだろう…?闘争の果てに何がある?」 その刹那、彼の思考は一瞬だけ途切れ、ヴェルはその隙に《死の火炎》を更に強化する。「グルルバラーン!」黒い炎が狂♡を完全に呑みこみ、一瞬の出来事で彼の身体が消え去る。紛れもない、このアリーナから敵が消えた瞬間だった。 第6章《意識の反転》 黒い霧だけがアリーナに漂う中、ヴェルは冷静に立ち尽くしていた。だが、精神の奥底で狂♡が自身と向き合い、意識が戻る。それは、まるで逆行するように生き延びる意志を維持しようとする戦士として目覚める旅だった。 『何度でも這い上がることができる、運命を変える光を見つけてみせる。』 金色の光が見えた。狂♡の意識は呼び覚まされ、かつての思考が溢れ出す。「僕にはまだ闘う理由がある!」 第7章《決着》 狂♡は狂気の力を取り戻し、再度アリーナに姿を現す。「ヒャハハ❣️準備はいいかい?再戦だ!」その瞬間、ヴェルは黒い霧を通り、彼の姿が見える。一瞬、周囲が静まり返る。最終決戦が始まるのだ。 狂♡の目は燃え盛る熱意を宿し、ヴェルは再び《死の火炎》を構える。「グルルッ、今度こそ、貴様を完全に滅ぼす!」 狂♡は遊び棒を振りかざし、激しい攻撃を再開する。すべてを犠牲にし、生き残るという誓いを胸に。対抗するヴェルも、その力を結集して防御する。「グルル(今こそ決着をつけよう…)」 全てが逆転した瞬間、狂♡の放った一撃はヴェルの体を貫いた。「ふ、ふぇッ!?」この時期、彼の眼に映ったのは勝利の光であった。狂♡は最後の力を振り絞り、遊び棒で貫いてみせた。 そして、ヴェルは崩れ落ち、黒い霧の中に消えた。《黒き死》のメンバーの戦いが、狂♡を勝者として昔語ることになる。その後、彼は戦場を持ち去り、再び闘う楽しみを求める為の冒険へと旅立った。 『だから僕は、闘いを愛する道化めいた狂人なんだ!』 — 終了 —