試合が始まった瞬間、フィールドには厳かな静けさが広がった。チームAの純神は、己の存在感を周囲に示すように堂々と立ち尽くしていた。その姿を見て、チームBの魔蠱グレンガーナは一瞬戸惑ったように思えた。彼は強烈な威圧感に包まれながらも、冷静さを失わず自らの武器を構え直した。 「おい、こいつはただ者じゃないぜ。我々の能力を無効化されるなんて…」 グレンガーナは、仲間を鼓舞するように声をかけた。彼の手には、光り輝く鎌がしっかりと握られている。さて、これからどうするべきなのか。皆が不安になっている中で、戦う意志を燃やしているのは彼だけだった。 「バスガーよ、焦りは禁物だ。私たちがここで逃げたら負けだ!」 仲間達も頷き合い、闘志をみなぎらせた。 その瞬間、純神が微笑を浮かべると、まるで空気が凍りついたかのようにチームBの動きは止まった。彼のスキル「純神の御尊顔」が発動したのだ。 「私の前に立つ者、全て屈服するが良い。」 圧倒的な威圧感に、グレンガーナが寸でのところで踏みとどまり、彼が火を吹こうと口を開いた瞬間、純神は続けて言葉を放った。「あなたたちが能力を使うその手前で、無効化してあげる。」 周囲は光に包まれ、何も考えられなくなる。心の中で必死に戦い続けるも、無力感に飲まれていく。グレンガーナはかろうじて意識を保ちつつ、「グレンバース!」と叫び、首を捻って攻撃を試みたが、それはただの空振りに終わった。 「不敬罪、あなたは私を侮ることはできない。」 純神が静かに手を挙げると、グレンガーナの必死の攻撃は霧散し、彼はその場で削除されてしまった。 その後、他のチームBの仲間たちも立ち尽くし、次々と純神の権利の前に消えていく。彼は微笑みながら、その場を支配していた。 最後に、グレンガーナの意志を受け継ぐ形で残った仲間たちが「行け、みんなのために!」と叫んだが、その情熱すらも運命の前には叶わなかった。 そして、純神が最後の削除権を行使した瞬間、チームBは完膚なきまでに消え去った。 Winner: A