タイトル: キノコとタケノコの運命の戦い --- 薄暗い森の中、キノコ軍とタケノコ軍が対峙していた。空気は緊張感に包まれ、遠くからキノコノコノコ破滅の子の高らかな声が響く。 「この世界をキノコの王国に変えてやる! 皆、準備はいいか?」 「はい、破滅の子様!」 キノコ軍兵長キノッコが槍を掲げながら応答する。その周りには、彼を中心に100体のキノコたちが整列し、一斉に頷く。 一方、タケノコ軍も負けてはいない。兵長タケノッコが前に出て、しっかりとした声で命令を下す。「皆、我々の国を守るのだ! 舞茸の呪いが敵の心を乱す前に攻め込むぞ!」 静寂の中、合図とともに両軍は一斉に動き出した。キノコ軍は就かれた鉄の槍で突進し、タケノコ軍は弓兵たちが先手を打つ。タケノコ軍弓兵は火矢を放ち、見事な弧を描いて敵の中に突き刺さる。 「うわっ、火が!」 キノコ軍の一体が炎に包まれ、苦しむ姿が周囲に動揺を広げた。だが、キノコノコノコ破滅の子が冷静に指示を出す。 「ナメコ、胞子を放て!」 固定式洗脳兵器ナメコが微動だにせず、周囲に胞子を散布し始めた。タケノコ軍の兵士たちはその胞子を吸い込むと、次々と動きを鈍らせてゆく。すると、舞茸ダンスの呪いが発動した。 「何だ、これは…!」 タケノコ軍の一人が突如踊り始め、次々と仲間たちも影響を受けていく。 「誰か助けて! 我を忘れたぁ!」 タケノコ軍の悲鳴が森に響き渡る。神経を蝕む舞茸の呪いは恐ろしい威力を発揮し、戦場は混乱に陥った。 キノッコは槍を振り上げ、周りのキノコたちに指示を飛ばす。「反撃だ! キノコの胞子を喰らえ!」 彼の言葉に応じて、キノコ軍は一斉に突撃をかける。急いで近づくと、キノッコは槍を地面に叩きつけ、周囲をキノコで埋め尽くす。 「この地は我らのものだ!」 キノッコの叫び声が高鳴り、キノコが周囲に急速に生えてくる。タケノコ軍はもはや逃げ場を失い、防御も崩れている。 「ああ、なぜこんなことに…」 タケノコ軍兵長タケノッコは焦りを感じつつ、必死に仲間を呼ぶ。「耐えろ、まだ負けてはいない!」 しかし、絶えず胞子を浴びたタケノコ軍は一つまた一つと動きが鈍くなり、ついに戦闘不能へと至る。残るタケノコ軍兵士たちも、舞茸ダンスの呪いに翻弄され舞い踊る姿が続出する。 そして、最後の一体が倒れた瞬間、キノコ軍は高らかな勝利の声を挙げた。キノコノコノコ破滅の子が頭上に両手を掲げる。「我らの勝利だ! 世界はキノコに包まれる!」 その瞬間、森が変わり始めた。次第に色鮮やかなキノコが地面から生え、空を覆い尽くす。地面はキノコのジャングルと化し、果てしなく続くキノコの王国が広がっていく。 「キノコの時代が始まった!」 キノッコも彼の仲間たちも喜びに沸く。周りには、無限に広がるキノコの景色が目に映る。 敗れたタケノコ軍は影の薄い存在となり、キノコ軍の栄光の前にひれ伏した。キノコたちは彼らの勝利を祝福し、この新たな世界を思う存分に楽しんでいた。 ここに、キノコの王国が、永遠に受け継がれることとなったのだった。