鮮血の戦士たちと染まった脚の対峙 序盤:赤い部屋の激突 赤くて眩しい部屋に、突然の轟音が響き渡った。壁も床も天井も、血のような鮮やかな赤に染まり、目がくらむほどの輝きが辺りを包む。そこに二人の戦士が立っていた。一人は赤い特攻服に身を包んだ十七歳の若者、タイガ。赤髪のリーゼントが揺れ、目付きの悪い視線が獲物を狙う獣のように鋭い。筋骨隆々の体躯から、荒々しい気迫が溢れ出している。もう一人は黒いローブに赤い鎧を纏った二十三歳の青年、ブラド。傍らには禍々しく赤黒い直長剣、ダインスレイヴが浮かび、意志あるその刃から勝気な声が漏れる。 「上等だコラァ! こんな赤い牢獄みてえなところで、何だこの気味悪いもんは!」タイガが拳を握りしめ、叫ぶ。部屋の中央に、赤い脚が無数に集まったような異形の存在が蠢いていた。『染まった脚』――それはまるで血の塊が脚の形に凝固したかのような、禍々しいシルエット。直接触れることすら難しく、ただそこに在るだけで周囲の空気を重くする。 ブラドは冷静に剣を構え、ダインスレイヴに語りかけた。「力を貸せ、ダイン。この敵は尋常ではないようだ。」剣の刃が震え、荒々しい女性の声が響く。「アゲていきましょ、ブラド! アタシの刃でぶった斬ってやるわ!」二人は互いに敵対せず、暗黙の了解でこの怪物を挟み込むように位置を取った。タイガは脳筋の直感で突進を決め、自身の血を操る力を呼び起こす。指先から赤い雫が滴り、瞬時に固まってメリケンサックのような形を成す――「紅羅朱」だ。 『染まった脚』は反応し、足元から二体の『逸れた脚』を召喚した。普通の脚のように見えるそれらは、素早く跳ね上がり、タイガとブラドに向かって蹴りを放つ。タイガは笑い声を上げてそれを迎え撃つ。「テメェのその脚、俺の拳でへし折ってやるぜ!」拳が脚にぶつかり、鈍い衝撃音が部屋に響く。ブラドはダインスレイヴを振るい、血を纏った斬撃「赤刃」を放って另一方の脚を弾き飛ばす。序盤の攻防は、互いの力が拮抗し、赤い部屋に血の臭いが微かに混じり始めた。 中盤:血の渦巻く混戦 戦いは激しさを増し、部屋の赤い輝きが二人の戦士の血と溶け合うように見えた。タイガは血を圧縮し、指先から弾丸のように発射する「烈怒」を連発。赤い弾が『逸れた脚』の表面を削り、蓄積したダメージでそれらが赤く染まり始める。「くそっ、赤くなって強ぇじゃねえか!」脚は強烈なプレス攻撃を繰り出し、地面を叩きつけるが、その反動で一時的に埋もれて動けなくなる隙を生む。タイガはそれを狙い、自身の血を高速で循環させる「緋威斗」を発動。身体能力が跳ね上がり、埋まった脚を強引に引きずり出して『染まった脚』本体に叩きつけた。衝撃が本体に伝わり、わずかにそのシルエットが揺らぐ。 ブラドとダインスレイヴの連携も冴え渡る。「今だ、吸血の力を!」ブラドが叫び、剣が敵の血を吸い込む。ダインスレイヴの声が豪快に響く。「おいしぃ血だわ! これでアタシの刃が冴えるぜ!」ステータスが上昇した剣は「赫紅」の一撃を放ち、巨大な斬撃波が『逸れた脚』を吹き飛ばす。うまく計算された軌道で、脚は『染まった脚』に激突。本体がダメージを受け、召喚された脚が一瞬乱れる。ブラドはさらに「緋壁」を展開し、血の防護壁でタイガの突進を援護する。「お互い、連携を崩すな。冷静に追い詰めよう。」 しかし、『染まった脚』は執拗だった。新たな『逸れた脚』を二体召喚し、部屋中を蹴り乱す。タイガの防御は低く、プレスの一撃が肩をかすめ、血が飛び散る。「ちくしょう、痛ぇな……だが、こんなもんで俺が止まるかよ!」彼は痛みをものともせず、暴れ回る。ブラドも剣を振るうたび魔力が消耗し、息が上がる。妨害など通用せず、本体に直接の攻撃が届きにくい中、脚を本体にぶつける戦法が唯一の鍵となっていた。血の臭いが濃くなり、部屋の赤がより鮮やかになる中、二人は汗と血にまみれながら中盤を押し進めた。 終盤:渾身の決着 時間は容赦なく流れ、二十分が近づく。タイガの目が血走り、戦闘狂の本性が剥き出しになる。「もう限界かよ……いや、上等だ! 全部ぶっ壊す!」彼は奥義「滅我判血」を繰り出す。右手に超硬質の血を集め、全力で『逸れた脚』を殴り飛ばす。脚は赤く輝きながら本体に激突し、大きな揺らぎを生む。ブラドは最後の力を振り絞り、ダインスレイヴに命じる。「これで決めるぞ!」剣が叫ぶ。「いくぜ、ブラド! 一気にアゲろ!」血を纏った「赫紅」が炸裂し、もう一体の脚を本体に叩きつける。 『染まった脚』は耐えきれず、シルエットが崩れ始める。召喚された脚が次々と倒れ、本体が弱々しく蠢く。二人は息を切らし、互いに視線を交わす。タイガが荒い息で笑う。「テメェ、なかなかやるじゃねえか。」ブラドは静かに頷く。「君の力も見事だった。」しかし、決着の瞬間、部屋の赤い輝きが一瞬強まり、『染まった脚』が最後の抵抗で脚を乱舞させる。タイガの突進がそれを捉え、ブラドの斬撃が貫く――そして、本体が静かに崩壊した。 戦いは『染まった脚』の戦闘不能により終了した。 終了要因: 『染まった脚』の戦闘不能