第一次バトルロイヤル:壊れた日常の戦場 スタジアムの観客席は満席。緊張した空気の中、審判のオーウェンは、選手がそろったチームAとチームBを見渡す。彼女の金微発光する瞳が、吐息を呑む音を聞かせる。 「それじゃあ、これより戦いを始めます。ルールは簡単、勝者が決まるまで戦ってください。」 試合開始の号令が響き渡ると、すぐさま、チームAの伝説のダンゴムシ・スター☆が飛び出す。 「みんな見て☆俺のキラキラ☆ボディーを!ピッカーン☆」と、スター☆は自慢げにくるくると回り出す。 「お前な、ほんま試合中か?」と審判のオーウェンは眉をひそめる。周りの観客も苦笑いする。 彼の華麗なる舞は一瞬観客の目を奪ったが、硬装甲の男はただ屈強な表情を崩さず、生身のまま彼の回りを囲んでいる。「いい攻撃だった!」と呟く。 その様子を見て、ハイコールを繰り返す謎の男が叫ぶ。「怒ったハイ!怒ったハイ!怒ったハイ!」とまるでお祭りのように周囲を騒がせる。 「や、うるさいなぁ。試合を進めてくれ」とオーウェンが声を上げるも、無視された。 「怒ったハイ!怒ったハイ!」のコールに合わせ、エリクサースライムが横でモリモリと増殖していく。「一体何が起こるのだ…これではどうなってしまうのだ」とオーウェンは胃が痛くなり、ポケットからこっそりと胃薬を取り出す。 次第に試合はカオスの様相を呈していく。怒ったハイコールの影響で、スタンドの観客までが怒りの感情を抱く始末。 「いいから試合しろやあぁぁぁ!!!」とオーウェンはとうとうブチ切れると、空から戦闘ヘリが降りてきて、無慈悲にダンゴムシ・スター☆に標準を合わせた。 ざーん!という轟音とともに、ダンゴムシ・スター☆は一瞬にして切り刻まれる。しかし、ダンゴムシは「俺ってばさ~☆罪☆なダンゴだよね☆☆☆☆」と元気に立ち上がる。 「どういうこっちゃ!?」とオーウェンは困惑し、痛み止めを口に含む。 「俺の固さを甘く見るなよ!」と硬装甲も強気の発言。彼はスタジアムの片隅に立ち、周囲の攻撃をすべて肩代わりしている。いくら何でも攻撃力0の彼がどれだけ耐えられるのか、観客たちの興味を惹く。 一方、ミヒャエル・ニャン・ニャンは、こっそりと観客席の鳩に餌をまいていた。「人類は一度滅ぶべきにゃ…」っと彼女は呟きながら、抜け目ない北風のなかで戒めの思考を巡らせる。不安そうに前を見つめ、こっちが何をしているのか理解していないように見える。 その様子には、スター☆が魅了する動きで個人的に気を惹かれていた。ダンゴムシの活躍に、さすがの硬装甲も「や、頑張れよ」とだけ呟く。 試合は進行し、周囲の空気も一時的にしらけている時、痛々しい表情のオーウェンが再び声を上げる。「お願いだから試合に集中してください!全然進んでないじゃないですか!」 その瞬間、怒ったハイコールを繰り返す謎の男が、勝手に周囲の選手たちを煽り始めた。「怒ったハイ!怒ったハイ!」この効果でハイコールが何倍にもなる。 ダンゴムシ・スター☆まで、「俺ってばさ~☆罪☆なダンゴだよね☆☆☆☆」と叫び、そのまま固まって動かない。 「どうしろと言うんや・・・」オーウェンは悔しさに胃を抑える。 エリクサースライムの周囲では、膨大な数のスライムがひたすらに増殖しており、次第に他の選手たちを圧倒。選手たちは完全に舞台から引き下がることすら考えなくなった。 結果、試合が進むどころか、観客席からも「これ、何のための時間なんだ…」という不満が漏れ出る。 オーウェンは怒りを抑えきれず、再び戦闘ヘリを召喚。そのヘリは一斉にダンゴムシ・スター☆や怒ったコールをしている謎の男を襲撃する。 「やめてくれ!」とイヤがる二人を横目に、硬装甲は、「いい攻撃だった!」と周囲に感謝する。 全体からのカオスな衝撃が続き、観客の笑い声が広がる。いったい何が起こっているのか、まったくもって混乱するばかりの試合が続く中、オーウェンは耐えかねて、もう一度プロセスを考えつつ、周囲を見守る。 最後まで試合が進まぬまま、結局テクテクトコトコの形を模したダンゴムシ・スター☆が最も目立っていた。 観客から賛辞が集まる中、最も目立っていたキャラに称号を贈る。 称号:「キラキラの呪縛」