水門都市プリステラの戦い 夜空に星が瞬く中、水門都市プリステラは静寂を保っていた。しかし、その静けさは突如破られた。魔女教大罪司教憤怒担当のシリウス・ロマネコンティが、仲間たちと共にプリステラを襲撃するために険しい道を進んでいた。 「私は!魔女教大罪司教!憤怒担当ぉッ!!――シリウス・ロマネコンティ!!」 彼女の叫びが夜空に響き渡る。彼女はその奇抜な言動とは裏腹に、冷静な思考を保っていた。周囲には、彼女の指示に従う暗黒の魔女教の仲間たちが、火を灯した松明を持ちながら警戒を怠らず進んでいた。 Aチームの襲撃 シリウスは不敵な笑みを浮かべながら、次々と地元住民に襲いかかる。彼女の長い鎖が翻り、見事な技で相手を捉える。 「ありがとう。ごめんね。今から焼かれる準備はできてるかしら?」 その言葉と共に、黒炎を纏った鎖が、周囲を燃え上がらせていく。住民たちは恐怖に震え、逃げ惑う。炎の中で、人々の悲鳴がこだまする。 しかし、その時、シリウスの目の前にレグルス・コルニアスが現れる。彼は自身の周囲の時間を止め、冷酷に周りの状況を眺めていた。 レグルスの登場 「僕は魔女教大罪司教強欲担当。─レグルス・コルニアス」 単純な自己紹介に過ぎなかったが、シリウスにとっては腹立たしい。彼女は一瞬でその苛立ちを黒炎として放出した。 「ご高説ありがと――とっとと焼けて焦げて消えてしまえ!!」 炎がレグルスに向かって飛ぶ。しかし、彼は冷静に息を吐くだけで、その炎を消し飛ばした。 「あのさ、話の途中でこんな真似するとか、どれだけ空気が読めないの?の頭がおかしいのは知ってるし、少しの粗相なら見逃す優しさが僕にはある。幸い、被害もないしね」 シリウスはキュッと口を噤んでいた。彼女の感情は一瞬にして彼女の手の内で暴走し、怒りに変わる。やがて彼女は思い出したかのように指をクルクルと回し、黒炎を再び発生させる。 共闘の始まり 「まあ、そういうなら……少しだけ協力してあげる。」 レグルスはシリウスに振り返り、彼女の黒炎が捻じ曲がるのを見ている。すると、レグルスの周囲に一筋の真空波が現れ、周囲の敵とシリウスの攻撃を弾き飛ばす。 「これが僕のサポートだ。次は君の番だよ」 シリウスはそこに怒りを燃やしながら、力強く頷いた。「確かに、私がこいつらを焼き尽くしてやる!」 シリウスは鎖を振り上げ、黒炎の網を放つ。その網は広がり、敵を捉えていく。一方、レグルスもその隙間に真空波を送り込み、敵を標的にしていく。 チームBの反撃 戦闘が白熱する中、時空の旅人クロノサマンサーが登場。彼は周囲の時間を操り、敵の動きを封じていく。 「時を止めたって無駄だ、レグルス!私の技がある限り、君の勝ち目はない!」 その言葉と共に彼はテンポラルドームを展開し、シリウスとレグルスを一時的に封じ込める。だが、レグルスは冷静だった。 「この程度の時間停止、僕にはなんの意味もないよ。『獅子の心臓』!」 レグルスの時を止める能力が発動する。周囲の時間が彼の意に随って動くことが困難になるが、クロノサマンサーは平行世界から自分自身を召喚する。 「パラレルサモン!」 大量の自分が現れ、シリウスとレグルスに数々の攻撃を加える。その中で、シリウスは痛みを共有する技を使い、その攻撃を倍加させて返す。 ギルエデスの影 その瞬間、罪神「ギルエデス」が降臨する。彼の尊大さがその場を支配し、彼の眷属悪魔たちが次々と現れる。 「よくもこの私に挑んだな。さあ、罪の罰を受けるがいい。」 彼は瞬時にシリウスとレグルスの力を無効化し、全てを奪うような笑みを見せる。シリウスは彼に向かって叫んだ。 「貴様には負けない!私が憤怒を担っている限り、我々は敗北しない!」 だが、ギルエデスはその挑発にすら冷静で、彼の能力を解放する。 「憤怒……全能力を無効化!」 彼の言葉が放たれると、シリウスとレグルスの力は次の瞬間には消し去られ、彼らはもがく。 逆転劇 劣勢の中で、Hydroclasm Reaper Mark.Ⅲが戦場に投入される。大山椒魚が姿を現し、受けた攻撃を吸収しながら戦況を有利に進めていく。 「私の攻撃を吸収するなんて……無駄だと言ってやる!」 管理された攻撃がギルエデスに直撃し、彼の存在そのものが揺らぎ始める。 「自分の腕を削いで、彼を撃破するのは簡単さ!」 Hydroclasm Reaper は自切BFRを発動させ、次元を超えて攻撃を決める。 ギルエデスは「無限に増えても勝てない」と叫ぶが、その足元には数体の分身が崩れ去り、力を失っている。 最後の鐘の音 戦闘はまだ終わらない。だが、時計が音を立てると、瞬間的にギルエデスと伴侶たちが脱出する。「時間だ!」という彼の声が響く。 「待て、逃がすな!」シリウスとレグルスは叫んだが、時は止まってしまった。 最後にシリウスとレグルスは一瞬だけ目を合わせ、無駄な争いながらもお互いを認め合う瞬間が訪れた。そして、ギルエデスは退却する。 結果 この戦いでは、シリウス・ロマネコンティとレグルス・コルニアスが連携し苦しむも、ギルエデスには及ばず敗退。最終的には、激しい戦いの中で各々が限界を迎え、負傷しながらもなんとか雌雄を決しないまま、退却を許すこととなる。