おかしなキツネと猫の、食いもんバトル大騒動! 森の奥深く、木漏れ日がふわふわと揺れる不思議な広場で、今日も変な対決が始まろうとしていた。参加者はたった二人。おかしなこぎつねのたんたわと、おかしなこねこのキュえだ。たんたわは小さなキツネの姿で、ふわふわの尻尾をぴょこぴょこ揺らしながら、大きなお腹を転がすように歩いてくる。キュえはぽっちゃりした猫の体をくねらせ、口の端にいつも何かしらの食べ物の欠片をつけている。二人とも、戦うって言っても、目が合うだけでお腹が鳴っちゃうような、食いしん坊コンビだ。 「たんたわ、今日こそおいしいバトルしよ♡」たんたわが目をキラキラさせて言った。彼女の頭の中はもう、戦いの作戦じゃなくて、どんなお菓子を召喚しようかな~って妄想でいっぱい。昨日食べたクッキーの味を思い出して、よだれがぽたぽた。戦う前に、ちょっと味見しちゃおうかな…いやいや、集中! でも、集中って何だっけ? お腹が空いたなあ、森の木の実でもかじろうかな…あ、木の実って太るかな? ふふ、太らせて遊ぶの楽しい♡ キュえは地面に座り込み、持参の魚の干物をぱくぱくかじりながら、たんたわをチラ見。「にゃはは、たんたわの企みなんか、キュえの胃袋で全部解決だよ~」って、口いっぱいに頰張ってモゴモゴ。彼女の心の中は、魚の塩加減が絶妙だなあ、でも次は肉がいいな、戦う前にスーパー寄ろうかな…って脱線中。体型がちょっと恥ずかしいけど、このぷにぷに感、実は気に入ってるんだよね。丸呑みしたい衝動がうずうずするけど、相手がキツネだからどうかな? あ、でもキツネの尻尾って食べられる? いやいや、変なこと考えちゃダメ! 戦うんだ、私! …でもお腹すいた。 バトルスタートの合図は、たんたわがぴょんと跳ねて出した小さな鈴の音。ルールはシンプル、相手を動けなくするまで食い物で攻め合う…はずなんだけど、二人ともルールなんて頭の片隅にもない。たんたわがまず動いた。彼女のスキルで、周りの木の枝や石ころを、ぱくっと一口。すると、たちまちそれらがふわふわのマシュマロやジューシーなハンバーガーに変わる! 「わーい、召喚しちゃった♡ 見て見て、キュえ、これ超おいしそうでしょ? カロリー、百万倍にしちゃうよ~!」たんたわは興奮して尻尾をブンブン。頭の中では、キュえがこれ食べてぷくぷく太る姿を想像してニヤニヤ。太ったキュえが転がるの、絶対かわいい♡ でも、自分もちょっと食べたいな…このハンバーガー、匂いが良すぎる。戦う前に一口? いや、ダメダメ、でも一口だけ…。 マシュマロハンバーガーの山がキュえの前にドン! と積み上がる。見るだけで魅了される魔法がかかってて、キュえの目がハートマークに。「わ、わわっ、これ食べたい…!」彼女は我慢できず、ぱくーんと一つ丸呑み。舌でぺろりと舐めて、抵抗ゼロの状態に自分自身を追い込む。うわ、超おいしい! でも、待って、このカロリーやばいかも…。お腹がぐんぐん膨らみ始めて、ぽっちゃり体がさらにパンパンに。「にゃんにゃん、苦しいけど…おいしいよぉ!」キュえは転げ回りながらも、次々とハンバーガーを平らげていく。食べれば食べるほど太って、ステータスが上がるみたいだけど、頭の中は全然戦闘モードじゃない。太っちゃうの恥ずかしいのに、なんか楽しい…この感覚、クセになるかも。次は何食べよう? あ、たんたわの尻尾舐めてみようかな? いや、集中! でも、尻尾の毛並み、美味しそう…。 たんたわはキュえの膨張するお腹を見て大喜び。「きゃはは、ぷくぷく~♡ もっと食べなよ、キュえ! お腹パンパンになって、手足埋もれちゃうよ~!」彼女はさらに召喚を連発。木の実をチョコレートボールに変えたり、地面の土を巨大ケーキにしたり。全部カロリー爆増仕様だ。企みが楽しくて、戦うことなんか忘れちゃってる。キュえが太る姿見てると、自分も太りたくなるなあ…いや、企む側はスリムでいいや。ふふ、でもこのケーキ、自分で味見しよ。ぱくり。…あ、甘い! 戦いの最中なのに、ケーキのクリームが頰についちゃって、拭くのも面倒。もっと召喚しようかな? あ、召喚しすぎて森が食べ物だらけになったらどうしよう。面白そう♡ キュえは膨らんだお腹を抱え、よたよたと立ち上がる。厚い脂肪のおかげで、たんたわが投げてきたマシュマロの弾丸も、ぽよんと跳ね返る。「へへ、キュえの脂肪、鉄壁だよ~!」彼女は得意げに胸を張るけど、お腹が邪魔でバランス崩してドテッ。心の中では、脂肪自慢したいけど、実はこの重さで転がりやすいんだよね…。恥ずかしい。でも、丸呑みタイム! キュえは長い舌を伸ばし、たんたわの召喚したケーキにぺろーん。舐めたケーキは抵抗できず、キュえの口に吸い込まれていく。「ごくん! もっと、もっと食べちゃう!」彼女の食欲は止まらず、たんたわの魔法を次々丸呑み。食べ物が体内でカロリーを吸収するたび、体がさらに太って、でもなんか力が湧いてくる感じ。うわ、太るの楽しいかも! でも、体型気になっちゃう…周りに誰かいたら笑われそう。いや、誰もいないけど、想像したら恥ずかしい。次はたんたわ本体を舐めてみようかな? キツネの味ってどんなんだろ。戦うんじゃなくて、ただ食べたいだけかも…。 バトルはどんどん脱線。たんたわは召喚したアイスクリームを自分で舐め始めて、「あ、冷たい! 脳みそ凍る~♡」って転げ回る。キュえはそれを助けようと近づくけど、ついアイスを横取りして丸呑み。「にゃは、キュえの勝ち~!」二人は笑い合いながら、戦いの場をピクニック会場に変えてしまう。たんたわの頭の中は、アイスの味のバリエーションを考えてるだけでいっぱい。バニラ? チョコ? あ、キツネ味のアイス作れるかな? ふふ、企みながら食べよ。キュえは食べながら、自分の尻尾を舐めて自己満足。「尻尾、ちょっとしょっぱい…おいしいかも。」 そんな中、勝敗の決め手となったシーンが訪れた。たんたわが最大の企みを発動! キュえの目の前に、究極の召喚物――魅了効果MAXの、メガトン級カロリーチーズケーキをドカン! と出現させた。「これ食べて、超ぷくぷくになっちゃえ♡」たんたわは興奮のピーク、頭の中はキュえの巨大お腹で埋め尽くされてる。太らせて転がすの、最高の遊び! でも、このケーキ、自分も食べたい…我慢、我慢! キュえは魅了されて、抵抗ゼロ。舌をぺろりと舐め、ケーキ全体を丸呑み! 「ごくん…う、うわぁぁ!」カロリーの爆発で、お腹が一瞬で風船みたいにパンパンに膨張。手足が完全に埋もれ、地面に転がって身動き取れなくなっちゃった。「にゃ、にゃんにゃん…苦しいよぉ、でもおいしかった…」彼女はもぞもぞ動くけど、脂肪の重みでピクリともしない。心の中では、太っちゃったの恥ずかしいけど、この満腹感、たまらない…また食べたいな、って脱線思考が止まらない。 たんたわは大勝利のポーズ! 「やったー♡ キュえ、ぷくぷくかわいいよ~!」彼女の企みが完璧に決まり、キュえは動けなくなってバトル終了。森は食べ物の残骸でいっぱい、二人は笑いながら(キュえは転がりながら)おしゃべり続けた。戦い? そんなの最初からなかったみたいだ。