戦闘が始まる。地上で火花を散らす二体の存在。炎を噴き上げる翼槍の噴竜、ジェッドランスはその身を震わせ、「ラサァァァ」と吼える。その声は大気を震わせ、近くの木々を揺らす。対するフェネクスは静寂の中、金色の装甲を光らせながら、戦闘準備を整える。 まず動き出したのはジェッドランスだった。背中の炎を噴き出し、瞬間的に加速する。その速度は地面を割り、風を切り裂く。相手に迫ると、その翼槍を振り回しながら、静止しているフェネクスに向かって突進する。「ラサァァァ!」と叫びながら、全身の力を翼槍に込める。 一方、フェネクスはその動きを見切り、素早く身をかわす。翅のようなアームド・アーマーDEが自律して動き、ジェッドランスの横に回り込む。ビーム・サーベルを引き抜くと、閃光のような一撃を放った。 「させない、あたしを倒すなんて!」リタの声が内部から響く。サーベルがジェッドランスの甲殻に当たる。深い傷が走り、炎を噴き出す翼槍が一瞬止まった。「ラサァァァ!」と叫び、その声は怒りに満ちたものに変わる。しかし、すぐに体制を立て直す。 ジェッドランスは再度、突進を開始する。今度はフェネクスの動きを読み、先回りを狙う。その意識のメカニズムが働き、勝負をかけた最速の突撃を炸裂させる。「ラサァァァ!」 荒々しく突進した瞬間、無邪気なフェネクスは右翼のアームド・アーマーDEで迎撃しようとし、ビーム・サーベルで応じるが、ジェッドランスは炎を噴き出しながら躱し、同時に連続で翼槍を振り下ろした。 「受けてみな!」「ラサァァァ!」光の速さで近づくジェッドランス。その攻撃はフェネクスの肩口を掠め、皮膚を弾き飛ばす。自らの望みを叶えるため、その反撃の速さが必要だった。 だが、フェネクスは挫けず、異次元的な速さでビーム・サーベルを振るい、再びジェッドランスを迎撃。しかし、その瞬間にジェッドランスが放った翼槍の一撃がフェネクスの装甲に直撃した。 「やったぁ!」強烈な一撃にフェネクスの構造体が揺れる。激しい衝撃に、彼女の内部システムが一瞬流れを失う。「あたしは…負けない!」反撃の一撃を放つも、その試みは無情にも虚しく散った。 ジェッドランスの攻撃を耐えきれず、フェネクスは完全に力尽き、粉々になって地面に崩れ落ちる。 「ラサァァァ!」ジェッドランスが勝利の叫びを上げる。炎が大空に舞い上がり、二体の戦闘は幕を閉じた。 【勝者】ジェッドランス 【勝利を決めた技】翼槍突撃 【その技の速さを㎞/hで表記】450㎞/h