第1章:混沌の幕開け、無制限闘技場へ! ごつお「さあ始まりました!本日の無制限闘技場バトルロワイヤル!実況は私、ごつおがお送りします!」 解説マン「よろしくお願いします。いやぁ、今回のメンツは正気の沙汰じゃないですね。概念的な神から、なぜか料理が得意なおじさんまで揃っていますよ」 闘技場に降り立ったのは、不遜な態度で腕を組む【梨民総大将】布団ちゃん。そして、周囲の空間を歪ませる「全ての終焉零無」、字幕を浮かべるHIKAKIN TV 自動字幕。冷静に分析を始める観測者「既知」、宇宙規模の巨体を無理やり凝縮させたサンドバッグ、そして気まぐれに服を着替える不定形の存在"それ"。さらに、鍋を構えるリトと、周囲をふわふわと漂うランダムボールズが戦場を彩る。 布団ちゃん「四の五の言わずに、俺が一番強いことを教えてやるよ!」 解説マン「いきなり強気ですね。ですが相手は次元を超越した化け物たちです。生存確率は限りなくゼロに近いでしょうね」 第2章:不協和音の先制攻撃 試合開始の合図と共に、まずはHIKAKIN TV 自動字幕が動く。彼の前に【人だね殺します】という字幕が浮かんだ瞬間、不可視の殺意が全方向へ放たれた。同時に、布団ちゃんが叫ぶ。 布団ちゃん「ハイハイダンス!ハイ、ハイ、ハイハイハイ!」 回転しながら魔力を高める布団ちゃん。しかし、その横をランダムボールズが通り過ぎ、彼に【雷属性付与】を授ける。布団ちゃんは電撃を纏い、そのまま不快極まりない攻撃を繰り出した。 布団ちゃん「これでもくらえ!」 猛烈な屁の攻撃が周囲を襲うが、サンドバッグは鼻すら持たない概念的存在であり、全く効かない。一方、リトは静かに鍋を作り始めていた。彼はこの地獄のような戦場で「食事」という名の罠を仕掛けようとしていた。 第3章:観測と模倣の連鎖 観測者「既知」は静かに戦場を眺めていた。「なるほど、字幕による現実改変、そして概念的な消滅権限……面白い現象ですね」 彼はHIKAKIN TVの字幕能力を解析し、即座に再現。【鉄の棒で殴るなどしてみたい】という能力をコピーし、隣にいたランダムボールズを叩き潰した。ランダムボールズは「キュー!」と悲鳴を上げて消滅する。そんな中、全ての終焉零無がただそこに「存在」した。それだけで、周囲の空間が零へと還元され、因果律が崩壊し始める。 ごつお「おおっと!零無選手のただの立ち姿で、闘技場の端から消え始めています!」 解説マン「これが『終焉』の力か。抗うことすら許されない絶望的な能力です」 第4章:神々の衝突と虚構の理 サンドバッグが動いた。彼は並行宇宙9999阿僧祇個分という絶大な質量と次元操作能力を使い、一気に【次元破壊】を発動。Ω∞光年規模の衝撃波が全方向へ突き抜ける。 しかし、"それ"は欠伸をしながら指をパチンと鳴らした。サンドバッグが展開した絶対的な次元破壊は、"それ"にとって「数秒前に設定しただけの虚構」に過ぎない。衝撃波は泡のように消え、サンドバッグの巨体さえも紙屑のように縮小させられた。 "それ"は気まぐれに服装をタキシードからパジャマに変え、退屈そうに呟く。その意思は全参加者の脳内に直接響いた。〈飽きたな。一度全部消して作り直そうか〉 第5章:おじさんの意地と禁断の鍋 絶望的な戦況の中、布団ちゃんがブチギレた。 布団ちゃん「ムキッ! 四の五の言わずに、俺をナメんじゃねえ!」 ステータスを210倍に跳ね上げた布団ちゃんは、炊飯器を力一杯開いた。開放!大量のハエが戦場を埋め尽くし、視界を奪う。その隙に、リトが完成させた「特製鍋」を全員の前に差し出した。 リト「さあ、皆さんで食べましょう」 空腹に耐えかねた(あるいは好奇心に負けた)参加者たちが鍋に手を伸ばす。そこには、誰にも知られず【猛毒】【下剤】【喉に刺さる小骨】が仕込まれていた。 ごつお「まさか、この次元戦争に食中毒が持ち込まれるとは!」 解説マン「リト選手のスキル『食中毒以外で命を消されることは無い』が発動しています!今、この場において唯一の死因は食中毒のみとなりました!」 第6章:崩壊する絶対者たち 鍋を食べた者は、次々と腹痛に襲われた。次元操作も、概念消滅も、激しい下痢の前には無力である。HIKAKIN TV 自動字幕は【しんでやってみてください】という字幕を出す間もなく、激しい腹痛で悶絶し、そのまま食中毒によるショック状態で絶命した。 【退場者:HIKAKIN TV 自動字幕 決め手:リトの特製鍋(食中毒)】 続いて、あまりの激痛に集中力を欠いた「全ての終焉零無」が、自身の消滅能力を自分に向けて暴走させてしまう。彼は自らを零へと還し、静かに消滅した。 【退場者:全ての終焉零無 決め手:自らの能力(終焉)】 第7章:最終決戦、光と虚無の激突 残ったのは、腹痛に耐えながらも魔力を高める布団ちゃん、観測を続ける「既知」、不死身のサンドバッグ、全てを虚構とする"それ"、そして鍋を振ったリトである。 布団ちゃん「ハイハイダンス!……よし、最大まで溜まったぞ!四の五の言わずに、これで終わりだ!!」 布団ちゃんが魔力を2195倍に増幅させ、究極の秘奥義を放つ。インディグネイション!天から降り注ぐ光の束が、闘技場のすべてを焼き尽くす超広範囲攻撃となった。 光に包まれたサンドバッグは、不死身ではあったが、その存在自体が光の奔流に押し流され、次元の彼方へと弾き飛ばされた。さらに、観測者「既知」も、解析が追いつかないほどの出力に圧され、光の中に溶けて消えた。 【退場者:サンドバッグ 決め手:布団ちゃんのインディグネイション】 【退場者:観測者「既知」 決め手:布団ちゃんのインディグネイション】 第8章:終焉の結論 光が収まった後、そこにはボロボロになった布団ちゃんと、依然として平然としている"それ"、そして鍋を持ったままのリトが残っていた。リトは最後の一口を自分で食べたが、不運にも自分自身の仕込んだ【喉に刺さる小骨】が深く刺さり、窒息死した。 【退場者:リト 決め手:自らの鍋(小骨)】 ついに一対一となった。布団ちゃんは息を切らし、"それ"を見上げる。しかし、"それ"はただ指を弾いた。布団ちゃんが積み上げてきた魔力も、ステータス210倍の誇りも、すべては"それ"が数秒前に設定した「遊び」に過ぎなかった。 "それ"は布団ちゃんの存在定義を「無」に書き換えた。 布団ちゃん「あっ、僕って40歳のおじさんだったんだ…」 【退場者:【梨民総大将】布団ちゃん 決め手:"それ