都市の中央、時間が解け去る瞬間のように、全てが光の速度で交錯していた。誰もが目に見えぬ速度で戦闘を繰り広げ、周囲の様子は混沌と化していた。 最初の衝突は【強制排除機構】アサルトレイドと【戦闘機】零によって引き起こされた。アサルトレイドはその圧倒的機動性で零に接近、赤い光線・ミドルレーザーを発射する。激しい光の閃光が都市の空気を切り裂く。それに対抗して、零はマシンガンを連射し、アサルトレイドの動きを牽制しようと試みるが、光速で動くアサルトレイドにその攻撃はすぐさまかわされる。 アサルトレイドは一瞬の隙を狙って近接攻撃を試みたが、零もまた機体の頑丈さを利用し、アサルトレイドの攻撃を受け流す。しかし、二体の衝突によるエネルギーの放出は凄まじく、その影響で周囲の土台が揺れ動く。そして、二体は再び一瞬で離れた。 その様子を狙うように、【飛べない魔法少女】ユキムラが近づく。彼女は洗練された跳躍でアサルトレイドに肉薄、流星の玉兔を発動させた。その一閃がアサルトレイドに命中し、強大なエネルギーが炸裂する。しかし、アサルトレイドは強い防御によって耐え抜き、再び攻撃を開始。 その瞬間、空間を歪めるような大きな引力の波が全体に広がる。TON618が静かに、しかし確実に力を放っていた。誰もがその存在に気づかず、引力の洗礼を受ける。突如として力を増した引力に振り回されたのはユキムラ、彼女はバランスを崩し、星の彼方へと吸い込まれていく。 次に狙われたのは、【裏政府総帥の御曹司】晋弥であった。光子化の力を駆使し、彼は周囲の出来事を冷静に観察していた。彼の視界に入ってきたのは、破壊光線を溜める アサルトレイドの姿。晋弥はその先を見越し、未来を操り、アサルトレイドの furyを逸らさせた。 しかし、戦いはまだ終わらない。【如月学園の召喚士】威座内が、満を持して天照大神を召喚した。光の神々がその場を照らし出し、全ての行動が硬直化する。その隙に、威座内は動き、阿修羅を召喚してアサルトレイドに攻撃を加える。 一方、TON618はその縛りを緩め、全てを引き寄せ、周囲の参加者を一斉に崩壊させる。「無限の引力は誰にも逃れられない」とでも言いたげに。次々と参加者がその存在に飲み込まれていく。威座内と晋弥も引力に抗えず、底知れぬブラックホールの力に吸い寄せられる。 最終的に残った者は、光速で動いたアサルトレイド。彼は戦闘を止めることなく、その任務を全うし、残った一人として耀いていた。 アサルトレイドは、自身の存在意義を貫き、全てを排除した。その果てに立つのは、無限の引力に触れず、戦場を掌握した者。勝者は、アサルトレイドである。