ある日の宇宙対戦 青い星、地球の上空、宇宙空間に設けられた特設ステージ。数々の異能力者たちが集まるこの場所で、次の対戦が行われる。今日の対戦者は【スキル威力分析】オシエルくんと、宇宙の絶対者【頂点】シャギーだ。 オシエルくんはブリキで出来た体を雲のようにさせながら、冷静に周囲を見渡していた。彼の目は対戦相手のシャギーに向けられる。シャギーはどこかユーモラスな風貌と、圧倒的な存在感を放っていた。 「それでは始めましょうか、シャギーさん。本日、勝負の基準はあくまで公平に分析させていただきますよ」とオシエルくんは丁寧に話す。 「うん、気合い入れていこうぜ!でも、勝つのは俺かなぁ」とシャギーは、まるで冗談のように言う。 オシエルくんはまず、シャギーのポジショニングと戦闘スタイルに注目した。彼のスキルは「絶対前提」となっており、攻撃を受けるまでもなく無効化されてしまう。それでもオシエルくんは、データ分析に不足が無いよう全力を尽くす。 「さて、シャギーさんの基本的なスペックを確認します。攻撃力、30、防御力、30……魔力は10、素早さは10。非常にバランスの取れた構成ですね」とオシエルくんは呟く。その声は冷静だが、彼の目はシャギーにフォーカスを当てていた。 「ただ、残念ながらあなたの能力は全て無効化可能なため、私の攻撃は通じないということですね」と続ける。 シャギーはニヤッと笑う。「そう!でも、俺はその上で勝つから、楽しんでくれよ!」 戦闘が始まると、シャギーはゆっくりと歩き出した。その一歩一歩こそが、相手への恐怖を与える武器となる——それだけで、多くの宇宙物質が破壊されてしまうのだ。 「今、何か感じたぞ。一歩で宇宙が危うくなる、というこの圧力……」とオシエルくんは心の中で呟く。そして冷静に分析を続ける。「これは間違いなく、セットした秒数で評価すると、30%の本気度であらゆるものを破壊する力を持っていますね……」 その時、シャギーは突然、デコピンを放った。その瞬間、周囲の時空が一瞬揺れる。そしてオシエルくんの身の回りにあった星屑たちが消えていく。 「これが俺の2%の力だ。どうよ?」とシャギーは微笑む。 オシエルくんは冷静なまま、シャギーの攻撃を受けながら分かる範囲で評価していた。「スキル威力は9、実用性も高い。ただし、発動に要する時間は瞬時ですが、あまり多用はできないですね……」 最後に、オシエルくんは戦闘終了後にしっかりした評価を下す。「シャギーさんの総合評価は9ですね。圧倒的な力を持ちながら、その力の使い方も戦略的です。しかし、無効化されるという特性があるゆえに、より洗練された技が必要です」 シャギーは大きな声で笑った。「そうか!でもそれが俺ってもんさ。限界を楽しんでやるぜ!」 結果 全体を通して、オシエルくんの分析技術はただのスコアや数値を超え、戦士としての成長のヒントすら与えた。その一方、シャギーの圧倒的な存在感が周囲を飲み込んでいる。 Winner:【頂点】シャギー