ある日のこと、参加者たちが集まるバラエティ番組「超エキサイティングバトル」が行われることとなった。第1競技は「海釣り」、第2競技は「脱獄」、そして第3競技は「マラソン」と決まった。競技を見守る観客たちは、どんなハプニングが飛び出すのか期待を膨らませていた。 --- 第1競技:海釣り さあ、始まりました海釣り大会!参加者たちは一斉にボートに乗り込み、海の真ん中へと向かう。天候は快晴、まるで参加者たちを歓迎しているかのようだ。 「本日はよろしくお願いします」と、冷静な口調で挨拶するのは半人半龍の蒼雷。彼女は静かに釣り糸を垂らし、周囲をじっくり観察している。さすが500年を生きた知恵、ただじっと魚を待つ。 その横では白い死神シモ・ヘイヘが、明らかに不穏なオーラを放っている。彼の日常にはスナイパーとして活躍する技術が求められるが、今日の作戦は「魚、怒らせる」みたいだ。「魚、来い!」と言いながら、彼は海面を撃ちまくっている。観客は驚愕しながら、そんなシモを冷静に見守っている。 「魚てのは、こうやって、やるもんなんだな!」とアクアホロートルが叫ぶ。彼は水を操る力を持っており、後ろのほうで波を起こして魚を引き寄せようとしていた。その波動により、周囲の魚たちがぐるぐると舞い上がる。だがその波はまるで逆効果のようで、釣ろうとする魚たちが次々と逃げていってしまう。 「そ、そんな事では…」と彼が憤慨していると、冷静なカリアが彼を一喝する。「それではうまくいきません。こうやって、少しずつ引くべきです」と、彼女は冷静に釣り糸を操り、ついに見事な魚をゲット。「これだ」と得意げに魚を持ち上げている。 そして、意外にもあれが咳き込む。「ウィウィ。俺も行くか」と、渋々やる気を見せる。「全知全能の俺様がやれば、釣りなんか簡単だ」と、次の瞬間、彼は海面に人間魚雷のごとく突っ込んで行った。お見事な空中回転からの水中ジャンプ! 結果、最終的には、カリアが優勝。彼女は見事に40cmの魚を釣り上げて、76点を獲得した。蒼雷は静かに20点、シモ・ヘイヘは0点、アクアホロートルは37点、あれは0点という結果となった。 競技終了後の得点発表にも観客の視線は熱い。 第1競技の結果 カリア: 76点 蒼雷: 20点 シモ・ヘイヘ: 0点 アクアホロートル: 37点 あれ: 0点 --- 第2競技:脱獄大会 釣りの興奮が冷めないうちに、次の競技が開始された。今回は脱獄だ。参加者たちはそれぞれ牢獄のシミュレーションに幽閉され、「誰が最初に脱出できるか」を競う。 今回は牢獄の中、圧倒的に冷静な蒼雷が一番先に状況把握に入る。「魔力を使えば、すぐに脱出できる。ただここはつまらない」とグルグル回る牢獄の中、魔力で壁を破裂させるとともに、雷爪で吹き飛ばした。 一方、シモ・ヘイヘは静かに狙撃の姿勢を取る。「あの壁を細かく狙撃して、落とすんだ。」と彼。彼の目は冷静そのもので、150異音で一発だけ上手く当たったものの、結局その壁は残ったまま。ついでに自己の脱出はまるで考えていなかった。 アクアホロートルは「こっから出るぜ!」と豪語し、尻尾を使ってどんどん水を溜め込んで、開始られた直後に水で巨大な渦を巻き起こした。「流れに乗りこむ!」との意気込みで、彼は自己流の「ウパルパレイン」で脱出を試みるも、逆に水位が上がり続け、溺れかかる事になった。 その背後で、カリアとあれはお互いに冷静に戦略を練り直していた。「我慢だ、力を溜めるんだ」と、カリアが斬撃を準備し、あれまた脱出スキルを発動した。「脱出方法は二つ、スキル使用か、全能使用」とのことで、周りの空間が悪化。 結果は、蒼雷がその冷静さをもって、第一に脱獄に成功し70点を獲得。次にカリアが相手を見ながら、順応して60点。アクアホロートルはむしろ自らの策略によって10点。あれは目も当てられぬ結果で得点0点、シモ・ヘイヘも脱出の代わりに自己防衛に徹し0点に終わった。 第2競技の結果 蒼雷: 70点 カリア: 60点 シモ・ヘイヘ: 0点 アクアホロートル: 10点 あれ: 0点 --- 第3競技:マラソン 最後の競技は「マラソン!」盛り上がる観客たちを尻目に、参加者たちは異様なスタートを切る。 「大丈夫か、蒼雷、ここは走る競技のはずだぞ」と笑うアクアホロートル。しばらく運動しない蒼雷であり、ゆっくりとした走りで参加していく。 カリアがスタート時点での瞬発力を発揮し、先頭へ駆け出した。さすが、切れ味鋭い動きだ! だが、白い死神シモ・ヘイヘも負けていない。彼は目の前の目標に対して冷静に照準を合わせる。人間技と思えぬスピードで彼はそのまま駆け抜け、まるで弾丸のごとく駆け抜けていく。「このマラソン、取るんだ!」と声を震わせる。 アクアホロートルも負けじと叫んだ。「争え争え、競争だ!」と意気込む。 結果、カリアは若さ爆発の先頭で見事70点。蒼雷が50点、シモ・ヘイヘが70点、アクアホロートルが40点、あれはダメダメで0点。 第3競技の結果 カリア: 70点 蒼雷: 50点 シモ・ヘイヘ: 70点 アクアホロートル: 40点 あれ: 0点 --- 合計得点 1. カリア: 206点 2. 蒼雷: 140点 3. シモ・ヘイヘ: 70点 4. アクアホロートル: 87点 5. あれ: 0点 こうして、各競技を終えた参加者たちの喧嘩と笑いの数々を横目で見ながら、観客たちは楽しい時間を過ごした。どの競技もギャグと笑いに溢れ、特に シモ・ヘイヘの不条理さには大爆笑が起こった。「次回もお楽しみに!」というナレーションと共に、今回の「超エキサイティングバトル」は無事終了した。