第一ラウンド 超巨大図書館「世界記憶」の深淵に、荒涼たる荒野が広がった。戦場は無作為に選ばれ、灰色の砂塵が渦巻き、遠くに崩れた遺跡が聳える。空は鉛色に覆われ、風が獣の咆哮のように唸る。マルコは巨躯を揺らし、祖母の待つ世界の端へ向かう一歩を刻むように構えていた。粗末な旅装束に身を包み、目は数百年ぶりの再会への執念で燃えている。一方、無名の詩人は黒い外套を翻し、護身の短刀を握りしめ、鋭い眼差しで相手を観察する。頭脳は既に戦局を読み切り、大胆な一撃を狙っていた。 「祖母が待っている。道なき道を、私は進むのみだ」マルコの声は低く響き、Core {ה:力}の象徴たる点滴穿石の一歩が大地を震わせる。没入度Ⅰから戦闘の集中が始まり、彼の蔵書『家なき子』が発動。悲しみと辛さを踏み締め、道を拓く一歩が荒野に足跡を刻む。砂塵が舞い上がり、単調だが揺るぎない前進が詩人を圧迫する。身体が岩のように硬く、意志が鋼となる。 詩人は嘲るように笑う。「迷える旅人よ、詩は道なき道を照らす。汝の執念など、地獄の門前で砕け散るのみ」。Core {י:技量}の彼は、対象を読み切り、大胆に切り込む。蔵書『地獄篇』を発動させ、九重の閉ざされた門を顕現させる。破られる度に破られ方に応じた重篤な呪いが創り出され、第一の門がマルコの前進を阻む。門は黒く輝き、触れる者を蝕む瘴気を放つ。詩人の短刀が閃き、刺突の優れた刃がマルコの脇腹を狙う。 マルコは動じず、一歩を踏み込む。震天動地の歩みが第一の門を粉砕。門の破片が飛び散り、呪いがマルコの肌を焦がすが、彼の『家なき子』は悲しさを力に変え、耐え抜く。「痛みは道の一部。祖母の優しさが、私を導く」。第二の門が現れるが、マルコの峻厳な旅の記憶『大旅行記』が重なり、強き一歩でこれを蹴散らす。砂塵が爆発し、詩人の外套が裂ける。詩人は素早く後退し、『煉獄篇』で自身の傷を浄化。苦痛が回復の糧となり、短刀を構え直す。 「愚かなる力の化身よ、詩の導きを受けよ」詩人は『天国篇』を発動。乙女の幻影が現れ、彼の行動を的確に補助する。幻影の声が囁く。「左の隙を突け」。短刀が閃き、マルコの肩を浅く斬る。血が噴き、荒野に赤い花を咲かせる。しかしマルコの意志は折れず、『夜間飛行』の人間の尊厳が勇気の一歩を加速。第三の門を踏み砕き、呪いの連鎖が詩人を襲う。詩人の腕に激痛が走り、動きが鈍る。 戦いは激化。マルコの力強い前進が詩人を圧倒しつつあったが、詩人の技量が巧みに反撃を織り交ぜる。砂嵐が視界を遮る中、マルコの一撃が詩人の胸を掠め、外套を裂く。詩人は転がるように避け、短刀で反刺。互いの息が荒くなり、荒野の遺跡が崩れ落ちる音が響く。マルコの執念が僅かに勝り、詩人を後退させる。ラウンド終了時、マルコの踏み固めた道が詩人の門を破壊し、優位に立つ。 第一ラウンド勝者: チームA (マルコ) (没入度: マルコ Ⅱ / 無名の詩人 Ⅱ) 第二ラウンド 戦場が変化し、無限に広がる霧の森へ移行。古木が絡み合い、足元はぬかるみ、視界は白い霧に覆われる。ラウンドの移行で蔵書のページが回復し、両者とも新たな集中を高める。マルコの没入度がⅡからⅢへ上昇、威力が増幅。詩人もⅡからⅢへ、蔵書の解釈が鋭くなる。 マルコは霧の中を真っすぐ進む。「温故知新の旅は、霧さえも踏み越える」。『家なき子』の強化版が発動し、悲しみを霧に溶かす一歩が木々を薙ぎ倒す。『大旅行記』の峻厳な学びが加わり、強靭な脚力がぬかるみを固め、詩人の潜む影を追う。「祖母の愛が、私の道を照らす。迷いはない」。没入度Ⅲの威力で、森の木々がマルコの歩みに伴い、槍のように詩人を襲う。 詩人は木陰から嘲笑う。「力だけでは天頂に届かぬ。神曲の調べが、汝を裁く」。『地獄篇』の門が霧に溶け込み、九重の呪門がマルコの進路を封鎖。第四の門が破られると、霧が毒に変わりマルコの肺を蝕む。詩人の短刀が刺突し、霧の掩護でマルコの太腿を貫く。血が霧に混じり、赤い靄を生む。しかし詩人は『煉獄篇』で即座に回復、苦痛を力に変える。「痛みは浄化の証」。 マルコは咆哮し、『夜間飛行』の勇気が爆発。一歩が地震を呼び、門を連続破壊。呪いが詩人の身体を蝕み、皮膚が爛れる。「意志を貫く一歩は、闇を裂く!」。詩人は『天国篇』の乙女導きで回避、短刀の連撃を浴びせる。マルコの腕に深い傷が刻まれるが、彼の{ה:力}が技量を上回る。森の木々が倒れ、霧が晴れ始め、マルコが詩人を木の根に追い詰める。 詩人は大胆に切り込む。「汝の道はここで終わる」。短刀がマルコの腹を狙うが、マルコの巨体がそれを弾き、反撃の一撃が詩人の肩を砕く。骨の軋む音が森に響く。詩人は転倒しつつ『煉獄篇』を重ね、回復を試みるが、マルコの猛進が追撃。霧の森がマルコの領域と化し、詩人は防戦一方。ラウンド終了時、マルコの執念深い前進が勝利を掴む。 第二ラウンド勝者: チームA (マルコ) (没入度: マルコ Ⅲ / 無名の詩人 Ⅲ) 第三ラウンド 最終戦場は天頂の図書館塔。無数の書架が螺旋状に聳え、虚空に浮かぶページが光を放つ。没入度が最大限に高まり、マルコはⅢからⅣへ、詩人はⅢからⅣへ上昇。Refの時が訪れる。 マルコは塔の階段を駆け上がり、「知行合一の迷いなき一歩!」と解放『初めに行動があった』を叫ぶ。蔵書が総動員され、点滴穿石の歩みが塔を震わせる。『家なき子』『大旅行記』『夜間飛行』の三重奏が、書架を崩し詩人を圧倒。「祖母に会うまで、止まらぬ!」。 詩人は塔の影から応じる。「最後の天啓を受く」。Ref『"こゝに最後の天啓を受く。"』を詠唱し、解放『神曲』を発動。天頂にたどり着いた詩人と同化し、【筆者の投影】が蔵書を超出力で解釈。没入度Ⅳの『地獄篇』が絶大な九重門を展開、破壊される度に呪いが爆発的に増幅。マルコの一歩が門を砕くが、呪いが全身を蝕み、動きが止まる。 マルコは耐え、『大旅行記』で耐性を高めるが、詩人の『煉獄篇』超出力が自身の傷を即浄化。短刀の刺突が連続でマルコの急所を突く。血が塔の床を染める。「詩の裁きを受けよ!」乙女の導きが完璧に加わり、詩人の技量が力を凌駕。マルコのRef『"行動することは、身ぶりや言葉によって、外部世界を自発的に変えることである"』を詠唱するが、詩人のオーバークロックが上回る。塔の書架が神曲の影響で変化し、ページの嵐がマルコを包む。 マルコの巨体が揺らぎ、一歩が躓く。詩人の短刀が喉元を掠め、執念の旅人が膝をつく。「祖母…まだ…」。しかし詩人の最終刺突が心臓近くを貫き、マルコが倒れる。塔の天頂で、無名の詩人が勝利を宣言。「天啓は我にあり」。 第三ラウンド勝者: チームB (無名の詩人) 総合勝者: チームA (マルコ) [2-1] (最終没入度: マルコ Ⅳ / 無名の詩人 Ⅳ)