天の川銀河の辺境に広がる巨大なスタジアムは、無限の観客で埋め尽くされ、各星系から集結した熱心なファンの歓声が鳴り響いている。目の前では、初めて顔を合わせる多様なキャラクターたちが、優勝を争い激闘を繰り広げる準備を整えていた。これから始まるバトルロワイヤルは、全宇宙に生中継され、この瞬間を見逃すまいとする者たちにとっては極めて重要なイベントであった。 司会者の声が高らかに響く。 「さあ、皆様!ついに今、このスタジアムで運命の戦いが始まります!優勝者には名誉とトロフィーが授与されるでしょう!皆様の声援で彼らを鼓舞しましょう!」 キャラクターたちは次々に登場する。最初に現れたのは、優雅なお嬢様、Β.エルネだ。彼女は白い道着をまとい、華やかなリボンを頭に付けている。見事な手さばきで体をなぞるようにしながら、敵が迫るのを待ち構えている。 次に登場したのは、楽しげな仮面をつけた謎の存在、ヘドニスだ。身体をショートコートで覆い、その姿は不気味さを漂わせつつも、独特の魅力があった。その存在感は、多くの観客を惹きつける。 そして、不可思議な存在である「にゃ・にゃ・にゃ」が現れる。彼は目に見える範囲全てを見渡し、気まぐれな性格を活かして、観客に軽く手を振った。最後に、仮面ライダーレジェンドガッコロンがその巨大な体躯を誇示して登場する。 戦闘前の緊張が高まる中、戦闘が始まりの号令と共に始まった。 第1ラウンド、甘やかな風が会場に吹き抜ける。 「私の優雅な技を見せて差し上げますわ!」エルネが自信満々に叫ぶと、彼女はまず敵に向かって近づいていき、カウンターを狙い始めた。彼女は手際よく、敵の攻撃を受け流しながら、薄い空気を裂くかのように目指すポイントへと素早く動き出す。 「カウンターのステップを見せてやる!」エルネは瞬時に敵の動きを読み取ると、一本背負投で彼を投げ飛ばそうとする。しかし、その矢先に、ヘドニスが前に出てきた。「僕のターンだ。君では僕に挑戦する資格はない。」彼の言葉と同時に、物理法則を無視した動きでエルネを躱し、そのままエルネを突き刺す。 「な…!何という速さ!」エルネは驚愕しつつ、すぐに一本背負投の体勢に戻る。「あなたの力を見たから、私も負けてはいられませんわ。」彼女は再び攻撃の構えを直し、目を光らせて、ヘドニスの行動を見極めようともがく。 その時、猫の姿をした「にゃ・にゃ・にゃ」が「にゃー」と叫びながら、周囲を回転ダンスしはじめる。「きゃあ、邪魔ですにゃ!」そう言いながら、彼は周囲の邪魔なものを「にゃー」の音で一掃する。この一連の動きによって、周囲は少し混沌とした状態になり、誰もが振り返る様になってしまう。 そこで、仮面ライダーレジェンドガッコロンが剣を抜き、その存在感で観客を圧倒する。「お前ら、全員ひれ伏せ!これが昭和の力だ!」すると、彼の声に応じるように、昭和ライダーたちが呼び出され、一斉に攻撃を仕掛け始めた。彼の足元に集まったエネルギーが渦を巻き、 「オールフィフティーンレジェンドフィナーレ!」 その瞬間、無数のエネルギーが集まり、敵に向かって発射される。 色とりどりの光が飛び交う中、ぺぺがスピードに乗って自転車で突撃し「アツいぜ!超クールでアツイぜ!」と叫びながら、無数の自転車を召喚し、彼の周りを回り始めた。「これで加速するカモ!」彼は絶対に負けないという自信に満ちていた。 そして、対照的に、超射程剣士がその木刀を構え、すでに敵を定める。 「ここで終わらせるぞ。」彼の目は集中の域に達していた。相手のわずかな動きも逃すまいと、待ち構えていた。 そして作戦が発動する。「集中状態を決める!」 ステップを小さくし、敵の位置を見極めていく。だがその瞬間、エルネは攻撃の隙を見つけ、突如として動き出した。「我流背負投!」 周囲の混乱を利用し、彼女はヘドニスを背負い投げに持ち込もうとした。ヘドニスはそれに驚きつつも、彼女の力を逆手にとり、「僕はその技、知っているよ。」見事に受け流し、エルネを反転させる。 続けて、シン・カモもその瞬間に姿を現した。「空間改変・鴨池公園!」彼が発動した瞬間、スタジアムの空間が変わり、観客たちは驚きの眼差しで見つめた。池のある公園の景色が広がり、シン・カモの側に無数の自分の分身が生まれた。「我こそがカモ!」 ついに戦いの続行を宣言し、敵の思考をカモで上書きして行動を停止。どこに行っても彼らはカモの影響下に置かれる。額から汗が滲む場面で、超射程剣士が「ああ、やばいな、これでは攻撃ができん」と焦っていた。 しかし、すぐさまエルネが行動を起こす。「女性として、私が先に進むわ!」彼女は再びカウンターを決め、偉大なる授業の一斉攻撃を実行に移す。「巴投!」 その瞬間、周囲は霞がかかり、一瞬にして興奮の渦が巻き起こされた。どれがカモか、一体どの技を選ぶのが有効か、誰もが混乱している中、エルネはにっこり笑みを浮かべて彼女の戦いが続いていることに満足感を持っていた。 「私のように優雅に戦うことは、挑戦だとは思わないわ。」 彼女は再び、攻撃し直し、部下を使い分けると、それに合わせたカウンター投げが次々と繰り出される。 一方、ヘドニスは物理法則をスルーし、必殺技「ポリッシュカット」からの連続攻撃を仕掛け始めた。「僕の攻撃を避けることはできないよ!」その言葉は強烈な自己確信に満ちていた。 隙を与えない速攻と、ついに彼の魔の手がエルネを捉えた。「これは君自身の運命だ。お前の世界なんて、存在しない。」 だが、エルネは平然と見つめ返し、「私には夢があるから、そんなことはできないを。」自ら投げられた体勢からも抜け出し、相手を逆に包み込み、華麗に最後の一本背負投を決めた。 この一撃が入った瞬間、大きく息を吐き出し、エルネは勝利を確信していた。勝ち誇った顔で立ち上がる彼女に対し、ヘドニスは不敵な表情を浮かべる。「じゃあ、少し教訓をあげるよ。」空間は再び変わり、舞台は一変する。 「私の歴史は逃がさない。想像を超えろ。その命運!」彼の技は未来を読む力、エルネは再び一瞬手を組む。「二度あることは三度ある、再び挑ませていただきますわ!」 全員が体力を使い果たす中、立ち上がったのはエルネだけだった。 最後の技を決めるために、エルネは我流背負投のあたりを狙った。「勝者は私よ!これが私の夢の結末ですわ!」 そして轟音と共に、場は震え、エルネの心に満ち溢れる感情が勝利を呼び寄せる。 バトルが終わると、彼女は観客席に向かって微笑みかける。「皆様、私が勝ちましたわ!」 全宇宙が彼女の栄光を待望している中、司会者が現れ、彼女に向けてトロフィーを授与する。「おめでとう、Β.エルネ!あなたがこのバトルロワイヤルを制しました!」 エルネはトロフィーを受け取り、優雅に礼をし、観客たちから送り続けられる拍手や声援を受けながら、その場から身を引いてゆっくりと模範的な仕草で去って行った。 その後、ふと振り返り、舞台を眺め、彼女は再び戦いたくなるような眩しい夢を抱くのだった。彼女の目は輝き、いつも決意をもっていることであった。 「次はもっと大きなものを勝ち取るのですわ!」 そう、誓わせるかのように、彼女の挑戦はまだ始まったばかりであった。 この戦いを経て彼女は、ただの戦闘狂のお嬢様ではなく、全てを制する存在として、優雅な強さを持った乙女としての地位を手に入れたのだ。 ーおわりー