【闘技場:特設観測エリア】 Dr.メジャー博士は端末を叩き、マダム・スキャンは薔薇の花びらを弄び、プロフェッサー・ブレイクは拳を握りしめていた。 博士:「今回の被験体は……個性の幅が広すぎます。一般人の500という基準が、もはや意味をなさないレベルの個体が混ざっている」 スキャン:「あら、いいじゃない。命の輝きがバラバラで、とても薔薇色な戦いになりそうよ」 ブレイク:「いいぞ!規格外のぶつかり合いこそが、真の戦術を導き出す!全力で解析してやるぜ!」 --- ①参加者の入場 まずは優雅に、マダム・スキャンが薔薇の花びらを舞わせながら入場。続いて、静かに和傘を差した朔紅が、音もなく姿を現す。近代的な武装を身に纏った少女Yu-zlaが冷徹な瞳で周囲をスキャンし、対照的に才羽モモイがゲーム機を片手に「よーし、攻略開始だー!」と賑やかに飛び込んできた。 そこに、場違いな「クワッ!」「クワッ!!」という鳴き声と共に、脂の乗った二匹のアヒル、ランチ&ディナーが転がるように入場。さらに、不気味な時を刻む終天圧縮時計が、誰に運ばれたかも分からず中央に鎮座した。 そして、空気が変わる。 「外なのですよ……」という不可思議な声と共に、存在自体が理の外にあるキャパ山シティ過多過多オーバー太郎が現れる。さらに、視界の端……いや、視界の「全て」が塗りつぶされる感覚。観客席の人々が悲鳴を上げる。入場してきたのは、もはや背景と化した巨神、デカアァァァァァァいッ 説明不要!!!であった。 --- ②戦闘描写 ゴングが鳴る。しかし、戦闘が始まった瞬間に「概念」が崩壊した。 まず、デカアァァァァァァいッが、単に「呼吸」をした。その風圧だけで、闘技場の地面は原子レベルで消滅し、周囲の時空が歪む。この衝撃で、最弱のランチ&ディナーは文字通り「吹き飛んだ」。彼らは生への執着で必死に羽ばたいたが、銀河系規模の風圧に抗えるはずもなく、一瞬で戦場外へと消え去った。 「あら、美しくないわね」 マダム・スキャンが【ローズ・スコール】を放ち、鋭利な薔薇を降らせる。同時にYu-zlaが神槍-ヴェルを分身させ、超高速の突きを繰り出す。しかし、それらは全てキャパ山シティの【許容値外】というバリアに吸収された。「そんな攻撃、許容範囲外なのですよ」と彼は淡々と告げ、指先一つで「許容値外攻撃」を放つ。その一撃は因果を飛び越え、マダム・スキャンとYu-zlaを同時に衝撃波で弾き飛ばした。 一方、終天圧縮時計が不気味に針を回す。適合者が不在のため完全な力は出ないが、周囲の時間を加速させ、モモイの動きを鈍らせる。しかし、ここで事件が起きた。 「もうっ!全然ゲームが進まないよー!あなたたちのせいだよー!!」 モモイが覚醒。額に怒りのマークを浮かべたデスモモイへと変貌した。彼女は銃を捨て、包丁を手に取り、時空の停滞を「ギャグ補正」という最強の権能で強行突破。凄まじい速度でキャパ山シティへと斬りかかる。 「なっ!?私の許容値を無視して攻撃が……外なのですよ!?」 混迷を極める戦場の中、ただ一人、静かに傘を差したままの朔紅がいた。彼女はデカアァァァァァァいッの足元(という名の地平線)に立っていた。デカアァァァァァァいッが、自分より小さい存在に気づかず、無意識に「殴る」動作に出た。その拳が降ってきた瞬間、世界が白光に包まれる。 だが、朔紅は動かない。ただ、静かに刀を納めた。 奥義【「不本意ながら、其方に天災を与えん」】 納刀の瞬間、デカアァァァァァァいッの「大きさ」という概念を上書きするほどの絶大な「災い」が一点に集中。あまりの衝撃に、宇宙最大の巨体さえもが、一瞬だけ「小さな点」へと凝縮され、爆発的に弾け飛んだ。同時に、その余波がキャパ山シティの許容値すらも限界まで押し広げ、戦場全体を真っ白な光が飲み込んだ。 光が収まったとき、最後に立っていたのは、静かに和傘を差し、刀を鞘に納めたままの朔紅だけであった。 --- ③戦闘力の付与 観客は呆然とし、協会メンバーは激しく議論していた。 Dr.メジャー博士:「計算不能な個体が多すぎた。だが、最終的な結果と、各者が示した出力のピークを数値化しました」 マダム・スキャン:「あの大きな方は、ただデカいだけで美しさが足りなかったわ。でも、あの和服の女性の静謐な強さは、最高に薔薇色ね」 プロフェッサー・ブレイク:「あのガキ(モモイ)のギャグ補正は戦術的に最悪だ!理屈が通じない!だが、あの刀使いの『一撃で全てを終わらせる』効率性は完璧だぜ!」 【測定結果】 - 朔紅:圧倒的な「災い」の出力と、それを制御する技術。概念的な攻撃であり、回避不能。最強の評価とする。 - デカアァァァァァァいッ:物理的な破壊力は宇宙規模。しかし、認識能力の低さと、朔紅のような「概念攻撃」への耐性が低いため、この数値に留まる。 - キャパ山シティ:あらゆる事象を「許容外」とする防御・攻撃力は極めて高い。が、ギャグ補正や天災級の因果律には屈した。 - 才羽モモイ:通常時は低いが、覚醒後の「あらゆる攻撃を無効化し、権能を無視して攻撃する」性能は異常。平均値を引き上げた。 - Yu-zla:神の模造品として極めて高い水準にあるが、今回の化け物揃いの戦いでは正攻法が通用しなかった。 - マダム・スキャン:魔法的な攻撃力は高いが、物理的な耐久力が不足している。 - 終天圧縮時計:道具であるため、適合者がいなければ単なる「危険な時計」。潜在能力は高いが、現状の数値とする。 - ランチ&ディナー:……。戦う前から負けていた。生への執着だけはあるが、戦闘力としては絶望的。 --- 朔紅 戦闘力 999,999,999,999,999 デカアァァァァァァいッ 説明不要!!! 戦闘力 800,000,000,000,000 キャパ山シティ過多過多オーバー太郎 戦闘力 750,000,000,000,000 才羽モモイ 戦闘力 500,000,000,000 (覚醒時補正込) Yu-zla 戦闘力 12,000,000 マダム・スキャン 戦闘力 8,500 終天圧縮時計 戦闘力 1,200 ランチ&ディナー 戦闘力 -10 (あまりに弱すぎるため)