第一回戦 市街地の混沌としたビル街の狭間で、チームAのエルサ・レースリムとチームBのミザリーが対峙する。周囲には高層ビルが立ち並び、その合間には広域性を活かした遮蔽が存在。エルサは軽量型の人型機「アムルタート」に搭乗し、苦無のようにビルの隙間を素早く移動。正面に現れたミザリーの「バックショット」を狙ってその動きを鈍化させる。 戦闘が開始されると同時に、エルサはT-7ディスラプトセイバーを構え、プライオリティを高めて一気に接近。目標はミザリーの装甲の薄い側面である。アムルタートの敏捷性を生かし、T-7での体幹崩しの攻撃を試みる。しかし、ミザリーはパルスシールドを展開し、その盾はエルサの攻撃を無効化。エルサは反動で後方に素早く離脱。 隙を見せたミザリーは「SG-02」を撃ち、散弾がエルサの位置を射抜く。しかし、ミザリーはエルサの機体の動きが予想以上に早いことに気付いていなかった。エルサはすかさず再度接近。今度はT-8パイルペネトレイターで攻撃を仕掛け、パイルの猛撃がミザリーの側面に命中。しかし、バックショットの全方位攻撃ビットが稼働し、遅れを取らせない。 ミザリーは踏み込んで近接戦闘を試みる。「パンチラッシュ」により、強烈な蹴りと射撃のコンボがエルサに迫る。エルサは連続攻撃に対抗するが、その攻撃はエルサの反応を遅らせ、ついに一発がアムルタートに直撃。 防御力が削り取られ、エルサは形勢不利。再度の近接攻撃にミザリーのT-03ビットがエルサを捕捉。エルサの動きに隙間が生まれ、最後の試みの前にミザリーの強襲が決まり、第一回戦はチームBの勝利に終わった。 第二回戦 戦場は戦闘経過後も残党が回避できる山岳地帯に移される。泥沼と急斜面が混在し、動きが制約されるこの状況はエルサには不利かもしれなかったが、逆に接近戦主体のエルサは技術を活かせる環境が整った。 エルサは周囲の地形を上手く利用し、ミザリーの姿を探る。しかし、ミザリーのバックショットも山岳を移動する。その瞬間、エルサは素早く姿を現してT-7のディスラプトセイバーで切りかかると同時に、ミザリーのパルスシールドを超えて側面を狙う。 ミザリーもここで慌てず、ターミナルアーマーを展開し攻撃を防御しつつ、接近したエルサを真正面から迎え撃つ。ミザリーの全方位ビットが稼働、エルサを包囲する。そのタイミングで再びエルサはT-8で攻撃を仕掛け、ミザリーはその攻撃をタイミング良く回避するものの、泥沼で踏み込む足が取られる。 今度はエルサが有利に立ち回り、素早い反撃によりミザリーの機体を牽制する。T-11ガウスキャノンからの強力な一発がミザリーに炸裂。ミザリーはダメージを負い、苦しむが、エルサはその隙に再度接近。ミザリーの弱点を狙って切りかかる。 しかし、ミザリーは必死に立ち直り、SG-02を使った反撃を試みるが、エルサは踏みとどまる。「アムルタート」の特性を活かし、地形を利用した機動性で回避。続けざまに強力な一撃を加え、ミザリーはとうとう後退を余儀なくされながら、最後の電撃ビームを放とうとしたが、その未練を払い除けられ、第二回戦はチームAの勝利で決した。 第三回戦 砂丘の無慈悲な環境が待っていた。互いに遮蔽を全く持たないこの戦場では、どちらの機体も一発の攻撃が全体の戦局に重要な要素を持つ。エルサは軽量さを活かし早々に砂丘を駆け抜け、Mizariはバックショットの特性を活かした射撃のポジションを確保。 エルサはその素早さで接近戦を試みるが、ミザリーはオープンエリアでの射撃を徹底する。SG-02の射撃は正確であり、その散弾がエルサに向かって放たれる。エルサは徐々に動きを鈍らせ、隙を伺う。不利な状況であるにもかかわらず、ターミナルアーマーで身を守りながら反撃のチャンスを待つ。 両者の攻撃が交錯する中、エルサは逃げ場が無い砂丘での生存を賭け、T-11ガウスキャノンから電撃の一撃を放つ。それは競り合いを乗り越えるための切札であったが、ミザリーのシャープな集中力がそれを無に帰す。攻撃を迎撃し、付け入る隙が与えられない。 隙を見せることなく、ミザリーは冷静にトマト攻撃を積み重ね、その攻撃がさらにエルサの機体を削り取っていく。エルサは辛うじて反撃を試みるが、射撃の精度とクイックな反動によって連続でパラッと返され、徐々に苦しむ。 最後の瞬間、エルサは全速力で突撃し、必死に攻撃を叩き込むも、ミザリーは反撃の隙を丁寧に見定め、パンチラッシュでその頭を奪取。完全に力を失ったエルサの強力な攻撃が霧散し、エルサはその場に崩れ落ちた。 第三回戦の結果、ミザリーの勝利となり、全体を通した勝者はチームBとなった。 --- 今日の戦いは、ミザリーの地道な奮闘が綴った物語であり、戦場の厳しさが両者に明確に示されたものである。全体の結果はチームBの勝利で締めくくられた。