廃墟の街に、異質な戦いの幕が上がる。廃品回収業者ガルバ・クラストンは、自身の手で作り上げたMEKANOIDを駆り、かつて栄えた都市の残骸を舞台に戦うことを決心した。一方、その足元には、魔法使いのみにゃねんこが立っていた。彼女は決して戦いたくはなかったが、ガルバが築いた機械の強大な力を目の当たりにし、否応なく挑むことになった。 ガルバのMEKANOIDは、名前を「スクラップ・ガルバ」と呼称する。 機体名: スクラップ・ガルバ 右肩武装: トラッシュ・スパイカー(金属の尖った弾を射出する武装) 左肩武装: リサイクル・シールド(堅固な盾を展開する装備) 右手武装: ゴミ圧縮プレス(敵を捕まえて圧縮する力を分担) 左手武装: ガラスブレイカー(鋭利なガラスの刃で攻撃) 特殊機構: 自動修復機能(戦闘中に受けたダメージを少しずつ修復する) 脚部: 四脚 対するみにゃねんこは、彼女の持つ魔法によって自らの魔法世界を具現化していく。 無邪気な笑顔とは裏腹に、その手には強大な力が宿っている。どこにでも飛び回れる瞬発力と、様々な魔法を操る力を兼ね備えた彼女は、戦闘を望んでいなかったが、運命の導きに従うことにした。 戦闘が始まると、双方が一歩ずつ前進する。廃墟の街を舞台に、戦いの予感が漂う瞬間、ガルバは焦りを見せずに自身のMEKANOIDに指示を出した。「まずはトラッシュ・スパイカーを発射せよ!」 スクラップ・ガルバは右肩武装を展開し、鋭い金属の弾を飛ばす。高速で飛び、みにゃねんこに向かっていく。 しかし、みにゃねんこは冷静だった。「バリア!」 彼女の叫びと共に、魔法の力が光となり、空気中に無数のエネルギーの壁を形成する。 トラッシュ・スパイカーがバリアに当たり、激しい音を立てて跳ね返る。バリアは彼女を守りきったが、ガルバに退路はない。「さあ、続けるぞ。」 彼は次にリサイクル・シールドを展開し、防御に入る。 「フェアー!」 みにゃねんこは無邪気に唱えると、強い風の魔法が暴風となって、敵機を吹き飛ばそうとする。その風は、廃材の上に舞い上がり、まるで嵐のごとくスクラップ・ガルバに向かう。 ただし、ガルバはただ待つわけにはいかなかった。「ゴミ圧縮プレス、発動!」 彼のMEKANOIDが前に進み、風をものともせずに近づいていく。彼の右手からは巨大な圧縮機が展開され、捕まえる準備をする。風が強まる中、ガルバは力強く前進していく。 「もう一度、バリア!」 みにゃねんこはただ守ることを願い、必死にバリアを強化する。だが、そんな彼女の努力も虚しく、ガルバはその力で惹きつけるような攻撃を放つ。彼のMEKANOIDは驚異的なまでに強力だが、みにゃねんこは冷静さを失わずに魔法を操り続けた。 次に、ガルバはラスト・コンパクションを発動する!彼の一撃は巨大なゴミ圧縮機となり、みにゃねんこを取り込もうとする。その瞬間、戦場は静まり返った。 「テレポート!」 みにゃねんこは瞬時にその場から消え、180度異なる場所に現れる。彼女は自らが持つ素早さを生かし、ガルバの巨大な一撃を回避する。 「私の番だ!」 彼女はリモコンのように手をひらめかせ、「ルアーで水の魔法!」と唱える。水の精霊が現れ、ガルバの下に不意打ちのように流れ込む。 その水の流れは足元をぬかるませ、ガルバは一瞬バランスを崩す。だが、すぐさま彼は体勢を整え、「これくらいでは動かん!」と叫ぶ。「ゴミ圧縮プレスを発動せよ!」 またもや攻撃が来る。だが、みにゃねんこは心を強く持ち、目の前に風の壁を造る。「バリア!」 強風のバリアがガルバの圧縮機からの攻撃を受けつけているが、確実に彼女にもダメージが入っている。彼女は気持ちを切り替え、次の手を考える。 「ヒール!」 自らを守る回復魔法を唱え、彼女は少し体力を回復する。力強さを取り戻し、次の魔法に移る。「ファイア!」 炎の玉が空を舞い上がり、ガルバに直撃する。炎はメカの部分を焼き、ガルバの腕が大きく煙を上げる。 「何、これが魔法…?」ガルバは驚きの声を上げる。「まだ動ける、少しだけだが!」 しかし、その時、みにゃねんこはほっと息をついていた。やっと彼への攻撃に成功したのだ。「続けて、フェアーで吹き飛ばそう!」 彼女の風の魔法が、再びスクラップ・ガルバに攻めかかり、彼のバランスを著しく崩す。機体がその衝撃でついに膝をついた。「まずい、動けぬ!」 勝者の声が、広がる廃墟の街に鳴り響く。「私は、私がここにいる理由がある。強くなるためには、あなたと戦わなければならなかった。」 めまぐるしい戦いの真っ只中、みにゃねんこは心の奥にある戦いたくないという気持ちと戦いながら、勝者としてその場に立った。 勝者: みにゃねんこ