真っ暗な教会の中、参加者たちは互いに顔を見合わせて不安を募らせていた。彼らの不安はやがて現れた男、ペテルギウス・ラスプーチンによって増幅された。彼は冷酷な微笑を浮かべ、威厳たっぷりに現れた。 「明けましておめでとう、偉大なる英雄たちよ」 参加者たちは一瞬驚き、ぴくりと反応を示した。その中には、一際異彩を放つ存在がいた。バンデット・アンデッドだ。灰色の肌を持つ彼は、たれ目で細マッチョな姿をしていて、上裸の姿に喉に突き刺さった短剣が異様な印象を与えていた。彼の口元には不気味な笑いが浮かんでいる。対照的に、もう一人の参加者、パラガスはサイヤ人の戦闘服と白のマントを身にまとい、威厳を保ちながらペテルギウスを見据えていた。 「くそ、こいつはどういうつもりだ? 教会で新年の挨拶か?」バンデット・アンデッドは、ゆったりとした口調で言った。 「俺たちを煽るつもりか? それとも、生贄にしようとでも思っているのか…」パラガスは目を細め、ペテルギウスを警戒した。 ペテルギウスは、どこか余裕のある表情で応じた。「いいえ、まさに君たちが挑むべき存在なのです。私はこの世界を守るために立ち上がりました。」 「あんたが守る? それは笑わせるぜ。お前のやり方は、自己中心的な信仰に過ぎん。」バンデット・アンデッドが言った。 その瞬間、ペテルギウスは自身の目を鋭く光らせ、動き出す。彼の拳がバンデット・アンデッドに向かって伸びる。スピードは驚異的であり、バンデット・アンデッドは素早くファントムステップで至近距離にワープし、ペテルギウスの側に回り込もうとする。 「てやあ!」バンデット・アンデッドが強烈なパワフルパンチを放つと、ペテルギウスの前に聖なるバリアが展開された。拳がぶつかる音は響いたが、ペテルギウスは不敵に微笑んでいた。 「それだけか?」ペテルギウスは落ち着いた口調で言った。 「な、なんだと!?」バンデット・アンデッドは驚愕し、その場に一瞬呆然と立ち尽くす。すぐさま反撃に出るために、地面から生えてきた手で相手を拘束しようとするデスキングを発動させた。 手がペテルギウスの周囲から現れ、彼を掴もうと迫る。しかし、ペテルギウスは軽やかに身をかわし、再度彼の拳が浮かび上がる。「私の信仰の加護は、このような無意味な行為を無効化する。やめなさい。」 その瞬間、パラガスが加わる。「お前の神の力でどうにかなると思うな! 俺もやるぜ、きあいパンチ!」彼の圧倒的なパワーでペテルギウスを殴る。しかし、ペテルギウスの聖なるバリアが再び彼の攻撃を止め、パラガスの攻撃は無に帰した。 「期待以上の反応をしてくれて感謝する。しかし、無駄だ。」ペテルギウスは真剣な眼差しで応じる。そして、彼の声には不屈の決意が感じられた。 「俺は二人とも無慈悲に排除させてもらう!」ペテルギウスは不屈の神父としての姿勢を保ち、彼の奥義が発動する。信仰の光が教会中に満ち、次の瞬間、漆黒の竜が現れる。 「希望を食らいし暗黒竜!」その声と同時に、黒い影が教会の中を覆い、参加者たちはパニックに陥る。逃げ惑う彼らの姿を見て取ったペテルギウスは、甘美な笑みを浮かべる。 「さあ、恐れを知り、絶望に飲み込まれるがいい。お前たちの恐怖が、この世界の平和を守るための力となる。」 バンデット・アンデッドは喉の短剣を引き抜き、その力を引き出す。レッキング・ミア、第二形態が発動した。彼の身体能力と脳が活性化され、彼は自由自在に生き延びるための力を得る。 「来い、暗黒竜! この俺の拳でお前を打ち砕く!」バンデット・アンデッドは全力で立ち向かう。しかし、ペテルギウスの漆黒の竜は彼に向かって突進してくる。 パラガスも負けじと戦う。「無粋だね、俺の本気を見せてやる。10倍パラガス波!」気功波が漆黒の竜に向かって放たれる。しかし、竜の力に比べると、その攻撃は小さく感じられる。 両者の攻撃は無情にも受け止められ、影に飲み込まれていく。その中でペテルギウスは、否応なしに勝利を宣告する。竜が参加者を包み込むにつれ、誰もが恐怖の中に身を委ね、その瞬間、教会の暗闇が全てを飲み込んだ。 戦闘が終わったとき、ペテルギウスは冷酷な微笑を浮かべながら、協力して挑んだ参加者たちを見下ろしていた。 「君たちの犠牲で世界は平穏を取り戻す…感謝しよう…」 その言葉を最後に、ペテルギウスは背を向け、教会の静寂の中へと消えていった。