①遺物概要報告書 管理番号: B-42-7319 名称: 【頭のおかしい人食少女】小野紬喜 危険度: B-7 外見 黒髪が腰まで伸びるロングヘアの17歳少女。元学生服を纏い、血や汚れがこびりついた制服が異様な雰囲気を醸す。瞳は狂気を宿し、口元には常に不気味な笑みが浮かぶ。体格は華奢だが、不可視の力により周囲に異常な圧迫感を与える。時折、口から滴る唾液が異様な粘度を示し、人肉の残渣が確認される。 収容室外観 強化チタン合金製の立方体収容室(20m×20m×20m)。内部は真空状態に近く、空気循環を最小限に抑制。壁面全域に精神干渉波放射装置を設置し、対象の精神力を80%抑制。観測窓は存在せず、全電磁波遮断ガラスを介した監視カメラのみ。入口は三重空気ロック式で、開錠にはN社管理官3名の生体認証が必要。 管理手順 - 収容室内の精神干渉波を常時稼働。出力レベルを週1回測定、低下時は即時交換。 - 給餌は月1回、培養人肉塊(非知性由来)を自動投入口より投入。投入口開錠後、不可視の手による反撃の可能性を考慮し、投入口周囲に高圧電流網を展開。 - 観測は遠隔カメラのみ。直接接触禁止。異常行動(例: 壁面掻爬音、笑い声の記録)時は精神干渉波を最大出力に切り替え。 - ■■■■精神力増幅兆候■■■■ - 清掃作業は行わず、室内堆積物をエネルギー変換装置で直接気化。排気口に不可視物質検知センサーを常設。 - 脱走兆候(収容室変形、不可視力の壁面干渉確認)時は即時サイト全体封鎖プロトコル発動。 - ■■■人肉供給実験■■■■ - 職員の精神波形を週次でモニタリング。不可視の手による接触歴ある者は隔離。 - 終了後、収容室内に残存する「魂の残滓」を特殊吸引装置で回収、エネルギー変換工程へ移送。 支給品表 - 精神干渉波発生器(ポータブル型):1基 - 不可視物質検知スーツ:1着 - 高周波音波発信機(精神力抑制用):1台 - 緊急時魂封印アンプル:3本 - N社標準防護服(レベルB-7対応):1着 ②管理風景 章第一節:任務着任の朝霧 N社の地下深く、遺物管理サイト-42の無機質な通路に、白髪緑瞳の女性管理員が足音もなく現れた。旅人R、記憶喪失の沈黙の旅人。緑の外套が薄暗い照明に映え、とんがり帽子が影を落とす端麗なる顔立ちは、しかし声帯を呪いの枷で封じられた無言の仮面を被っていた。手にした『魔導書』が僅かに光を放ち、彼女は身振りで指示を確認する。今日の職務:B-42-7319、【頭のおかしい人食少女】小野紬喜の管理。N社職員としての義務、エネルギー生産のための遺物制御。 通路の空気は重く、精神干渉波の残響が肌を刺す。Rは支給品を点検し、無言で頷く。彼女の瞳に宿るのは、失われた記憶の断片と、篤実なる温厚さ。誰に対しても礼儀正しく、親切に――たとえそれが狂気の少女でも。 章第二節:収容室前の儀式 三重空気ロックが唸りを上げ、収容室内の監視画面に紬喜の姿が映る。黒髪ロングの少女は床に蹲り、不可視の手で虚空を掻きむしっていた。「食糧…もっと…」と呟き声がスピーカーから漏れる。Rはホログラムパネルに手を翳し、身振りで「給餌準備、精神波出力確認」と伝える。同僚の管理員が頷き、装置を調整。Rの『魔導書』がページを自動で開き、固有魔術『追憶の俄雨』の記述が浮かぶが、今は封印。業務優先。 ロックが開き、Rは検知スーツに身を包み室内へ。紬喜の瞳が輝き、不可視の手が蠢く気配。「隠れん坊…」少女の声。Rは静かに手を挙げ、親指を立てて安心のジェスチャー。高周波音波発信機を起動し、手が萎えるのを待つ。堆積した肉塊の腐臭が鼻を突くが、彼女の表情は変わらず穏やか。 章第三節:制御の狭間、狂気の囁き 紬喜が跳ね起きる。「私、死神食べちゃったの…おいしかったよ、食糧!」不可視の手がRの喉元へ迫るが、精神干渉波が効力を発揮。Rは素早く音波装置を向け、少女を壁に押し付ける。身振りで「安静、給餌開始」と指示。自動投入口が培養肉を吐き出す。紬喜の目が貪欲に輝き、手が肉塊を貪る。「感覚麻痺…痛くないよぉ…」 Rは『魔導書』を握りしめ、虹色の雲を思い浮かべるが抑える。業務は管理。魂喰の兆候を探り、吸引装置を展開。少女の笑いが収容室に反響する中、Rは丁寧にセンサーを調整。不可視の手が再び蠢くが、防護服の電流網が弾く。汗が緑の外套を濡らすが、無言の彼女はただ、篤実に職務をこなす。 章第四節:均衡の崩落、魂の残響 突然、紬喜の精神力が急上昇。監視値がB-7限界突破。「魂喰…いただきます!」不可視の手がRの魂に触れ、記憶の断片が揺らぐ。失われた過去、魔女の呪い――Rの瞳が揺らめく。咄嗟に魂封印アンプルを注射。紬喜が痙攣し、手が霧散。「おいしい…旅人の魂、甘酸っぱいね…」 Rは倒れ込みながら身振りで「封鎖、抽出準備」。同僚が駆けつけ、精神干渉を最大に。少女は再び蹲る。Rの『魔導書』から微かな虹光が漏れ、室内に小さな雨が降る――追憶の俄雨、記憶を洗う僅かな救い。 ③職務終了 管理業務完了。遺物B-42-7319の精神力安定、エネルギー抽出工程移行。管理員R、無傷。サイト警報解除。 ④リザルト 抽出装備詳細 名称: 不可視の魂喰腕 外見: 紬喜の黒髪を模したロングリボンが巻き付く黒いグローブ。使用時、リボンが蠢き不可視の手を具現化。魂の残滓が淡く紫に輝く。 概要: 遺物の不可視の手と魂喰能力を抽出・装備化したもの。人食少女の狂気を封じ、精神力で操作可能。 効果: - 戦闘効果: 不可視の手で敵の魂を直接攻撃(ダメージ60相当)。「魂喰」発動で魂を吸収、味の感想をテレパシーで伝達(敵戦意低下)。「隠れん坊」で使用者を認識不能化(回避率+50%)。 - 非戦闘効果: 「感覚麻痺」で痛み無視(耐久+20)。精神力操作で遠隔作業可能、エネルギー変換効率15%向上。 獲得エネルギー量(En): 142 業務報告書 損害: 収容室内肉塊堆積物一部気化失敗による腐食(壁面修復必要)、損害額: 2,300En 評価: 異常事態(精神力暴走)下で遺物制御成功。新規抽出装備獲得。優秀 報酬明細: - 基本報酬: 50En - 異常対応手当: 30En - 抽出成功ボーナス: 40En - 総報酬: 120En