都市の中央、天高く続く空に機械化された怪鳥・打超が現れる。黒いダチョウのような姿をして、その巨大なスチールの羽が不気味に光を反射する。不気味な静寂を破り、瞬時に全員がその場に集まった。 打超は、オーバーランナーを発動させ、地面を揺るがすほどの速度で周囲を駆け巡る。ダストフラージュを発動して砂塵を巻き上げ、視界を奪うことで他の参加者たちの動きを制限する。 その影響を受けたのは彼だけではない。ノリダーは自慢のノリダーキックを振り下ろそうとするが、砂塵が視界を奪い、攻撃のタイミングを逃す。失敗をきっかけに、ノリダーは失った隙間から打超の突進を受け、天高く吹き飛ばされた。「ノリダーが敗北」と空の彼方から声が響く。 次に狙っていくのは、奇妙な存在、フェニキムチ・チキラリオンZ。食らった時点で胃が地獄と主張しながら、彼は自らの不死の力を確認する。『ヤンニョムリザレクション・オメガレクイエムZ』により、突如その速度を爆発的に増幅させ、打超に向かって突進するが、打超はその瞬間をチャンスと見逃さず、ブースターでその攻撃を回避する。だが、混乱と衝突事故も続く。別の位置から突進してきたペトローがフェニキムチに衝突し、二人は共に大気を切り裂きながら上空へ吸い込まれていった。 その後、場は静寂を保つ。打超は周囲の間隙をさらに走り回り、ペトローの脇をかすめて、次はハイマーディンガーの設置したヘクステックの砲台によって撃たれる。魔力に満ちた砲撃は打超に致命的なダメージを与え、更に彼のオーバーヒートを促す。 一方、むらさきは兵士を召喚し、彼らを指揮して妖怪のように見える力強い存在を作り出していた。彼女の召喚した青龍、白虎、玄武、朱雀たちは、次々と敵に迫るが、打超はその速さを生かし、回避する。泥に塗れた占領者を押し退けながら、むらさきは彼らが繰り出した攻撃を鋭く読み取る。 しかし、突如として発生した混乱の中、打超とハイマーディンガーの激しい戦いが繰り広げられる。全員の攻撃が光のようなスピードで飛び交い、衝突事故が次々に起きる。打超の決めたダストフラージュは、むらさきの Soldiers をなぎ倒す。 また、打超は彼の必殺技、打打打打炎蹴を放つためにスペースを作り出す。その瞬間、ノリダーが復活を果たし、ノリダー・カーニバル&フェスティバルを発動、全ての兵士を巻き込んで壊滅させるが、代わりにペトローも吹き飛び、また一人消えていった。 残ったフェニキムチは、ノリダーに向かって『不死鳥』の力を発揮するも、観客の期待を裏切らない突風のような攻撃を受け、あえなく倒れる。彼自身の不死の力を使い果たし、ひたすら逃げる。 最後に残るのはむらさきだけである。彼女は自らの冷酷さを思い出させるかのように、周囲に毒液を撒き散らしつつ、最後に残った者たちを極限まで追い詰める。 圧倒的な力で周囲を翻弄するむらさきが勝者となった。しかし彼女の手足に血は混じり、かすかな笑みを浮かべていた。「私は終わらない。」かつての村と彼女の苦しみを思い出す。 時空がめまぐるしく回る中で、光速の戦いは、彼女を勝者とし、勝者としてそのままさまよう時間の流れに佇んでいた。 --- 勝者:むらさき