暗雲立ち込める紛争地域の地雷原。カイ・シデンはRX-78-2ガンダムのコクピットに身を沈めつつ、外を見やる。 「ここは何も運が良くないな。周りにあるのは地雷だけだ。俺だって、やるときゃやるってね!」彼は自らを鼓舞し、操縦桿を握りしめた。その時、周囲の地形から目を凝らして確認する。次いで、白いガンダムが彼の視界に入る。なんと、シャア・アズナブルがRX-78-02に搭乗している。 「お前みたいな調子者がここで何をしている?」シャアの声は冷たく響く。「甘いなっ! ここでは私が相手だ。」 カイは意気揚々と返した。「やる前から負ける気満々だとは、さすがシャアだな。」 しかし、その会話の背後に、完璧風会長学生・魔琴が現れる。赤いマフラーを身に纏った彼は、淡々とした口調で二人を見つめた。「どちらも遊び過ぎでは? 確認作業も大事ですが、油断は禁物です。」その目には計算された冷静さが宿っている。 突然、体の小さな魔琴は手にしたバックラーを振り上げ、自分の周りに鎖を展開させる。「捕まえましたよ!」その瞬間、鎖が地面を這い、周囲の地雷を一瞬で無力化する。 地雷原での戦闘は既に開始されている中、純白のレイピア使いは無言で待機していた。彼はその姿を偽りのように死装束に包み、静かにレンガ細工のように舞い踊る。 「今日は戦闘日和だ、死に日和。」彼の心の底には冷徹な興奮が燃えている。 地雷を踏む危険を顧みず、彼はひらりと動き、カイに向かって速さを魅せつける。まるで次元を超えて移動しているかのようだ。 「早すぎて何も見えない!」カイはビームライフルを構え、射線を掴もうと必死になるが、レイピア使いはまるで空気を裂くかのように瞬時に彼の後ろを取った。彼の進化する攻撃はカイに刺さる。 「カイ! 注意しろ!」シャアが叫ぶ。「地雷が足元に!」 シャアの警告に振り返ったカイは、レイピア使いを弾くようにバズーカを放とうと後退し、その瞬間、足元の地雷が破裂した。大きな衝撃が全体を揺らす。 「ぐっ! 約束したあの場所に落ちたか!」カイは呻き声を上げながらもガンダムを立て直すと、シャアに向かってバズーカを放った。 「遅い!」シャアは冷ややかな笑みを浮かべると、素早く避け、強烈な蹴りを飛ばす。 「甘いな、シャア!」カイはシールドを掲げ、直撃を防いだ。 「期待に応えるのも生徒会長の務めです」と魔琴が言うと、再び鎖で地雷を操作しながら彼らを見守る。 「軽傷以下ですね」魔琴は自らに結びつく力を使うことで、戦闘中の負傷も癒やすが、目の前の戦闘が激化してきていることに気づく。 純白のレイピア使いは、距離をとりながらも、その瞬間に攻撃と防御の隙を狙う。彼のレイピアが空気を生き生きと切り裂く。 「さあ、死に行く準備を整えろ。」まるで戦場の妖精のように、すばやく動き回り、通常では考えられない数の刺突を浴びせかける。それはすぐに地雷の爆風に巻き込まれる。誰が倒れるのか!? だが、魔琴はある一瞬で状況を逆転する。“証明完了です!”と叫び、周囲の力を吸収し、自らのエネルギーを高める。次の瞬間、彼がどこにいても、地雷原の動乱が渦を巻き始めた。 炎と煙が立ち込める中、闘争がまったく新しい次元に進化する。シャアはそのうねりを冷静に見つめ、「お前は確かに強くなったな。」と言わせる。 魔琴は不敵な笑いを浮かべながら、「登場の機会は平等ですが、戦いの資質は選ばれます。」 その言葉が再び戦争を引き起こす。それは戦士たちの意地と誇りを賭けた壮絶な戦闘へと続いていく。 その瞬間を待っていたかのように、地雷原の周囲にはNGO団体の専門家たちが到着。彼らは防護服を装着し、地雷撤去作業を開始していく。彼らの熟練した手法で、一つ一つ地雷を静かに取り除きながら、周囲の安全を確保していく。 その先には、平和と安寧の影が見える。果たして、勝利を掴むのは誰なのか? 立ち込める煙と緊張感の中に、戦いの結末はまだ見えない。