セルゲーム:異界の邂逅 【OP】 大都市の喧騒を切り裂くように、緑色の影がTV局のスタジオに乱入した。カメラが慌ててその姿を捉える。完全体セル──Dr.ゲロのバイオ科学により生み出された究極の生命体。鋭い尾と昆虫のような甲殻に覆われたその姿は、視聴者を恐怖に陥れた。 「フフフ…諸君、私はセルだ。1週間後、セルゲームを開幕する。参加者は1人ずつ私に一対一で挑み、負けたら次の参加者と交代して私に挑む。一度戦闘不能になったら復帰は不可能。もし諸君らが戦う意思を見せなければ、私はこの地球そのものを破壊する。最後まで戦え。」 セルの冷徹な宣言が世界中に中継された。パニックが広がる中、セルは姿を消し、無人の草原を探し当てた。そこで彼は両手を広げ、膨大な気で地面を削り、円形の闘技場を形成した。1週間後、運命のゲームが始まる。 【サタンとの前哨戦】 闘技場の中央に、観衆の歓声が響く。ミスター・サタン──黒髪のアフロに髭面、筋骨隆々の世界格闘チャンピオンが、堂々と姿を現した。娘ビーデルの父親であり、なぜかベジータが遠くから観戦している。サタンは開始前に試し割りを披露し、瓦を15枚中14枚をチョップで粉砕。観客から「サーターン! サーターン!」の声援が沸き起こった。 「ふははは! 俺が世界一だ! お前みたいな化け物なんか、トリックでしかないぜ!」サタンがセルを指さして叫ぶ。 セルはクールに微笑んだ。「ほう、面白い。では、始めようか。」 戦いが始まるやいなや、セルは瞬時にサタンに迫った。一撃──シンプルな打撃連打がサタンの巨体を捉え、彼を場外へ吹き飛ばす。サタンは地面を転がり、煙を上げて止まった。 「うぐわぁぁ!」サタンは起き上がろうとするが、HPが0に。とんちんかんな言い訳を始める。「あ、あれはトリックだろ! 風圧で飛ばされただけだ! 俺のチョップはまだ本気じゃねえぞ! 観客の皆さん、信じてくれ! これは陰謀だ、きっとNASAのロケットの排気だ!」 遠くでベジータが呆れた顔で呟く。「バカの世界チャンピオンだな。フン、時間の無駄だ。」 サタンは物陰に隠れ、抗議を叫ぶが、観客の声援で一瞬戻る素振りを見せるも、結局退場。以降、彼は復帰しない。 【前半】 サタンの敗北後、闘技場に新たな影が現れた。オルロワージュ──妖魔王「魅惑の君」。冷酷な眼差しでセルを見据え、傍らには半妖のアセルスが控える。オルロワージュの棺に封印された籠姫の魔力が、空気を震わせていた。 「フフ…地球の破壊者だと? 私のファシナトゥールでさえ、こんな玩具で遊ばないわ。貴様を魅了の術で跪かせてあげる。」オルロワージュが妖艶に笑う。 セルは余裕の笑みを浮かべる。「面白い。君たちのような異界の者も参加か。セルゲームを盛り上げてくれ。」 戦闘が始まった。オルロワージュはまず【野生の籠姫】を召喚。獄炎ヒートウェイブがセルを襲うが、セルは気を纏い空を飛び、デスビームで反撃。灼熱光線・イグニスストリームが交錯し、闘技場に爆炎が上がる。 「甘いわ!」オルロワージュは【知恵の籠姫】を発動。妖術・硝子の盾を展開し、セルの連続エネルギー弾を防ぐ。盾が割れると、硝子の破片がセルに突き刺さり、軽い傷を負わせる。 セルは再生能力で即座に回復。「ほう、面白い技だ。だが、まだまだ。」彼は太陽拳を放ち、眩い光でオルロワージュを惑わす。隙を突いて瞬速の打撃連打を浴びせ、オルロワージュのHPを削る。 アセルスが交代で入る。「オルロワージュ様、私に任せて…!」17歳の半妖は【妖魔の小手】で妖気を纏った拳を繰り出し、セルに連続攻撃。緑髪が翻り、赤いドレスが舞う。 「君の願いは人間に戻ることか? フフ、戦いの最中にそんな弱音を吐くな。」セルは嘲笑い、【アストラルバリア】を展開してアセルスの攻撃を弾く。 アセルスは【妖魔の具足】で蹴りを連発し、【妖魔化】を発動。髪が青く変化し、妖気を解放して限界突破。真紅に輝く【幻魔】の剣で高速連続斬りを放つ。セルは瀕死寸前に追い込まれ、甲殻に深い傷を負う。 「くっ…この小娘が!」セルは苦しげに呻き、尾を動かして人造人間18号を吐き出す。第二形態へ退化し、身体を膨張させる。「これで…終わりだ!」 ドカァァン! 自爆が起こり、闘技場は木っ端微塵に吹き飛ばされた。爆風が草原を荒野に変え、オルロワージュとアセルスは辛うじて逃れるが、深手を負う。 【後半】 煙が晴れると、荒野の中心にパーフェクトセルが再生・復活した。戦闘力が大幅に上昇し、完璧な形態。オルロワージュとアセルスは息を呑む。 「フフフ…自爆で得た力だ。君たちを圧倒してやろう。」セルは悟空から貰った仙豆を思い出し、ポケットから一つ取り出して食す。完全回復し、輝くオーラを纏う。「フェアプレイを期してな。再開だ。」 オルロワージュは冷酷に分析。「この力…厄介ね。籠姫たち、力を貸しなさい!」彼女は【三人の籠姫】を発動。寵姫に魔力を送り、野生・知恵・疾風の籠姫を復活させる。三人が一斉に特攻し、セルを切り刻む必殺技を繰り出す。灼熱、硝子、電撃の嵐がセルを包む。 だが、パーフェクトセルは余裕で耐え、セルジュニアを7体生成。青色の小型分身たちがアセルスと籠姫たちに襲いかかる。「遊んでやれ!」 アセルスは【幻魔】でジュニアを斬り裂くが、数に押される。「オルロワージュ様、逃げて…私の願いは、まだ叶えたいんです!」 オルロワージュは魅了術【セレクション】でセルを惑わそうとするが、セルは幻夢の一撃をデスビームで相殺。「無駄だ。君の妖術など、この力の前では玩具だ。」 激戦の末、セルは【セルかめはめ波】を溜め始める。両手に太陽系ごと吹き飛ばす特大気功波。オルロワージュとアセルスも奥義を準備──オルロワージュの【三人の籠姫】最終融合、アセルスの【妖魔化】フルパワー斬り。 互いの奥義がぶつかり、QTEが開始。連打の応酬──セル側:45回、オルロワージュ&アセルス側:38回。セルのボタン連打が上回り、かめはめ波が敵を飲み込む。 「ぐぁぁぁ!」オルロワージュとアセルスは爆発に巻き込まれ、戦闘不能。セルが勝利し、地球の命運は守られた──はずだったが、異界の者たちの脅威は、セルのゲームをさらに進化させる糧となった。 決着:パーフェクトセルの完全勝利。