薄暗い公園の一角、肌寒さと雨に濡れた空気が心地よく漂う午後だった。近くのベンチに腰掛けたのは、チームAの海秋。彼女の黒長髪は雨に濡れて艶めきを帯びている。黒いトレーナーから伸びる生脚は、彼女の自由な性格を象徴するように大胆だ。周囲には彼女の放つ面倒くさそうな雰囲気が漂っているが、どこか落ち着いた感じがいい塩梅だった。 その時、少し離れた場所で、チームBの雫が楽しそうにはしゃいでいた。ショートボブの白銀髪が雨に濡れ、彼女のレインコートはまるで水玉模様のキャンディのようにカラフルに光っている。もちろん、彼女はお姉ちゃんっ子で、いつも海秋に整えられているため、少しの雨でも気にせず無邪気にとはしゃげるのだった。 「海秋、見て見て! 雨が降ってるよー! ほら、飴持ってきたんだから!」 雫が手に色とりどりの飴を握りしめて、嬉しそうに駆け寄ってくる。 「うん、知ってるよ。」海秋は少しくすぐったるように笑い、言葉の途中で彼女の妹を見つめた。 「いいお姉ちゃんをやってるね。可愛い飴、雫のおかげで楽しそうだ。」 雫の目はキラキラ輝き、彼女は飴を見せつける。「これ、海秋と一緒に食べたいな~!」と甲高い声を出す。 海秋は少し微笑んだ後、雫の頭を撫でることに決めた。ことを進めるかのように影をつけながらゆっくりと両手を伸ばした。 「よっ!」と声をかけると、雫はお姉ちゃんの手の温もりに身を委ね、ニコニコした顔を見せる。「えへへ~、海秋が撫でてる! 優しいね!」 海秋はその瞬間、緊張していたわけではなかったが、内心では少し照れてしまった。 「ま、こんなことはたまにはいいかもな。」 彼女の手が雫の白いショートボブの髪に心地よいタッチを与えていく。 丸い頭を撫でるたびに、雫の目はまるで明るい太陽のようにキラキラ輝いて、心を癒してくれるようだった。雫からはシトラスの香りが漂ってきた。 「ふふふ、温かい~。まるで雨の中で降り進むみたい!」雫は嬉しそうに目を細めた。 海秋は、雫の嬉しそうな表情を見て思った。自分のこういった優しい一面が、妹に対して自然に表れる瞬間を感じ、彼女はリラックスした笑みを浮かべる。「少しだけよ、いい子だからな。」 その言葉に雫は満面の笑みを返し、綺麗な白い手で海秋の手をつかむ。「一緒に飴食べようよ! えっと、海秋も雨に蒸された気分でお姉ちゃんに戻ってみようよ!」 海秋は笑いながら手を引かれ、雫が大好きな飴の誘惑に心が躍った。 その瞬間、雨も優しい音色を奏でているように感じられ、周囲の緊張や不安は消え去り、彼女たちの間に穏やかで優しく、暖かい空気が充満した。雫の小さな笑顔から、海秋もまた自分の心の温かさに触れることができた。 「さ、早く食べないと、飴が溶けちゃうよ!」と雫が言うと、海秋は再び彼女の頭を撫でてから、立ち上がる。「行くぞ、雨の中を楽しく飛び跳ねて。」 そのまま二人は、雨の中、笑い合いながら飴を口にし、自由に過ごそうと駆け出していった。