第1章:混沌の幕開け、無制限闘技場へ! ごつお「さあ始まりました!全宇宙、全次元、全設定を巻き込んだ大乱闘!実況のごつおです!」 解説マン「よろしくお願いします。いやあ、今回のメンツはひどいですね。設定の暴力がぶつかり合って、もはや誰が強いのか予想もつきませんよ」 闘技場の中心に降り立ったのは、奇妙な面々だった。自信満々な表情の一番則夫、おどおどとした少年の姿をした創世の神子、そして地面を這う5cmの芋虫・設定喰い。さらに、ノースリーブに太眉のゴレイヌが、不敵な笑みを浮かべて「オレが3人分になる……」と宣言し、白い賢人と黒い賢人を召喚する。そこに、熱血君が「熱血の時間だぁぁぁぁぁ!!」と叫びながら乱入し、冷静に装備を点検する走攻守、不気味な笑みを浮かべるピエロのペンネ、そして全てを反転させる虚無の存在reverseが揃った。 ごつお「まずは様子見かと思いきや、一番則夫選手!いきなり勝ち誇っていますね!」 解説マン「まあ、彼のスキルは『最初に参加できれば勝利』ですからね。しかし、このカオスな環境でそれが通用するかは……」 第2章:概念の衝突と理不尽な消滅 戦闘開始の合図と共に、一番則夫が勝ち誇った笑みを浮かべた瞬間、空気が凍りついた。ツインテ美少女ピエロ、ペンネが指をパチンと鳴らしたからだ。 ペンネ「ただの楽しいゲームよ♡」 その瞬間、指パッチンの衝撃波が闘技場を飲み込んだ。ペンネにとって、この場にいる全員、そして彼らが持つ「設定」や「優先権」など、塵芥に等しい。一番則夫の「最初に参加したから勝利する」というルールすら、ペンネの混沌の前では無意味な文字列に過ぎなかった。 ごつお「ああーっと!!開始早々、一番則夫選手が文字通り『塵』になりました!!」 解説マン「ルールを書き換えるのではなく、ルール自体をゴミとして処理しましたね。残酷なスタートです」 【退場者:一番則夫 決め手:ペンネの指パッチン】 第3章:熱血と鉄壁の激突 「熱血だぁぁぁぁぁ!!」 熱血君が暴走モードに入り、辺り一面を粉砕し始めた。その拳は空間さえも熱血し、次元に亀裂を入れる。同時に、走攻守がブースターブーツで加速し、白銀の盾で熱血君の衝撃を完璧に弾き飛ばす。 走攻守「器用貧乏と言わせないぜ。ここからは俺のペースだ」 走攻守は魔ライトソードを構え、電光石火の踵落としを叩き込む。しかし、そこへ黒い賢人が介入し、走攻守と熱血君の位置を強制的に入れ替えた。混乱した走攻守の背後に、熱血君の熱血パンチが炸裂する。しかし、走攻守は咄嗟に迎撃モードを展開。秒間千回の攻撃を捌く超人的な反応速度で、熱血君の拳を全て弾き返した。 ごつお「なんてやり取りだ!設定の暴力と、純粋な練度のぶつかり合い!」 解説マン「ですが、この戦いには『芋虫』という特異点があることを忘れてはいけません」 第4章:芋虫の静かなる侵食 戦場の中央で、5cmの芋虫・設定喰いが静かに口を動かしていた。彼は周囲で繰り出される「絶対」「無敵」「優先」といった高次元の能力を、文字通り「齧って」いた。熱血君の「概念破壊」も、走攻守の「全方位防御」も、設定喰いにとってはただの美味しい餌に過ぎない。 設定喰いが虫喰いを発動すると、周囲の因果律に穴が空き始めた。熱血君のステータス上昇が止まり、走攻守の盾にひびが入る。設定が破綻し、能力が機能しなくなった熱血君は、もはやただの筋肉質の男に過ぎなかった。 そこへ、創世の神子が静かに口を開く。 神子「もう、喧嘩はやめてよ……。みんな、消えていいよね?」 『事象確定(リアリティ・アンカー)』。彼が「消滅した」と認知した瞬間、熱血君の存在そのものが、最初からなかったことに書き換えられた。 【退場者:熱血君 決め手:創世の神子の事象確定】 第5章:知略と反転の迷宮 残るは創世の神子、設定喰い、ゴレイヌ一行、走攻守、ペンネ、そしてreverse。reverseは相変わらず面倒くさそうに佇んでいたが、その周囲では【全てが真逆になった世界の対戦相手】という現象が起きていた。 走攻守が䨻電を放つ。射程10kmの雷速レールガンがreverseを襲うが、能力により「攻撃」が「回復」に、「命中」が「回避」に反転。雷撃はreverseを癒やし、逆に走攻守自身に衝撃が跳ね返った。 走攻守「なっ……!? 攻撃が効かないどころか、自分が……!」 そこへ、黒い賢人が走攻守を強制的に創世の神子の目の前に転送。神子が「あぁ、君も消えちゃったね」と微笑む。走攻守は白銀の盾で概念防御を試みたが、神子の能力は「防御」という概念すら無視して結果を確定させる。 【退場者:走攻守 決め手:創世の神子の事象確定】 第6章:ゴリラの矜持と設定の崩壊 ゴレイヌは冷静に状況を分析していた。彼は白い賢人と黒い賢人を駆使し、神子との距離を制御する。しかし、設定喰いがついにゴレイヌの「ネコ科絶対時間」という特殊設定に辿り着いた。 設定喰いがゴレイヌの設定を虫喰いで齧り取ると、ゴレイヌの精神に異変が起きる。能力の破綻により、視界にある全ての参加者が「ネコ」に見え始めたのだ。 ゴレイヌ「えげつねェな……全部ネコに見えるぜ……」 猫を触れないという制約を持つゴレイヌにとって、これは最大の精神的デバフだった。動揺した彼に、創世の神子が慈悲深い微笑みを向けた。神子は彼らを「親友」にしようとしたが、同時に「存在しなくていい」と結論づけた。 【退場者:ゴレイヌ・白い賢人・黒い賢人 決め手:創世の神子の事象確定】 第7章:全能対全能、そして虚無へ ついに、生き残ったのは創世の神子、設定喰い、ペンネ、reverseの4人。神子が『事象確定』で設定喰いを消そうとした瞬間、設定喰いの虫喰いが「全知全能」という設定そのものを齧り尽くした。神子の能力が不完全になり、設定喰い自身も設定の破綻により自壊し、消滅した。 【退場者:設定喰い 決め手:自らの設定破綻による自壊】 残るは、全理の外にいるペンネと、すべてを反転させるreverse。ペンネが指パッチンでreverseを消滅させようとした。しかし、reverseの能力がそれを「不滅」へと反転させる。 ペンネ「あら、しぶといわね♡」 reverse「……めんどくさい」 reverseが最終奥義【破滅】は【不滅】を発動。ペンネがもたらす「絶対的な破滅」という結果を、そのまま「絶対的な不滅」へと書き換えた。これにより、ペンネの攻撃はすべて無効化され、逆にペンネ自身の「絶対的な存在」という設定が、「絶対的な無」へと反転した。 【退場者:ペンネ 決め手:reverseの【破滅】は【不滅】】 第8章:静寂なる終焉と、残酷な結末 最後に残ったのは、創世の神子とreverseだった。神子は瀕死の状態であり、スキル【最後の微笑み】が発動。彼は相手よりも格上の存在へと昇華し、再び『事象確定』を試みる。 しかし、reverseにとって「最強の神」が現れることは、「最弱の存在」になることと同義であった。神子が「君は消滅した」と言った瞬間、その事象が反転し、「reverseは永遠に存在し、神子が消滅する」という結果に書き換わった。 神子「あはは……やっぱり、僕じゃダメだったのかな」 神子の存在が静かに消え去り、闘技場には一人、面倒くさそうに欠伸をするreverseだけが残った。 【退場者:創世の神子 決め手:reverseの事象反転】 ごつお「決着!! 勝者はreverse選手です!!」 解説マン「結局、すべてを逆にするという究極の消極性が、最強の設定を塗り替えたということですね」 * (光が降り注ぎ、全参加者が復活する) 審判「はい、お疲れ様ー! 復活!!」 reverse「…………」 審判「優勝おめでとうreverse! でも、あまりに試合が地味で、かつ設定をめちゃくちゃにしたから、次から出禁な!」 reverse「……あ、いいですね。ちょうどいいです」