瓦礫の舞踏 新宿の廃墟と化したその場所で、全ての生物が消え失せた静寂の中、戦闘は始まった。 瓦礫の山の隙間から、情報を揃えた観戦者たちが見守る。彼らの目の前には、二つのチームが対峙していた。一方は、プロダンサーのゴリと筋肉質なマウザア。もう一方は、空中に浮かぶ布団の「付喪神」と、神の名を持つユウ。 ゴリは常にズンチャッチャと響く音楽に合わせてダンスをしていた。彼のダンスは力強く、まるで生きているかのように躍動していた。ゴリは大声で叫んだ。「ワイはゴリや! プロダンサーゴリや!」 一方、マウザアはその背中に無限の弾薬を持つ大型ガトリングを構え、楽しそうに周囲を見渡している。「オレが居る戦場では誰も死なせねぇ!」彼の声が空気を震わせた。 観戦者の日車は、静かにその様子を見つめながら言った。「感覚としては理解出来る…彼らはまさに戦場を楽しんでいる。ただ、相手もそう簡単な存在ではない。」 日下部は無関心そうにうなずき、「待て待て待て、ありえねぇだろ。布団が戦うなんて…しかも、神とか、どうなっちまってるんだよ大体」と笑っていた。 その時、付喪神・最高級羽毛布団が、空中に揺らめきながら口を開いた。「ほ〜ら…貴方は眠くなる…」優雅な声が響く。 「なに!? 布団が人を眠らせる!?」観戦者たちが驚愕する中、ゴリは踊りを止めず、マウザアは両手のマシンガンを強化した。「上げてくぜぇ!」彼の攻撃が炸裂する。 その弾が最高級羽毛布団に飛び込むが、次の瞬間、彼女はその攻撃を受けて発動した。「耐性を得る…」布団は何事もなかったかのようにその場から浮遊し続けた。 続いて、ユウは静かにその場に立ち、彼の神の栄光が発揮された。「崩壊!」彼が叫ぶと、光が二人の強者を包み込む。 その光の中で、マウザアとゴリは一瞬凍りついた。観戦者たちの視線は一瞬の静寂へと変わった。「今、何が起きた…?」日車が息を飲むと、その場の空気が変わる。 「無になれ…」ユウが指を振ると、周囲の全てが消え去る。瓦礫、空気、そしてゴリとマウザアの存在すらも。彼は、自身の望む未来を創造し、すべてを消し去る能力を持つのだ。 一方で、付喪神は新たな回復を行い、「回復しなきゃ〜」と呟く。彼女の心の中には、日光を求める思いが広がり、その夢の中で彼らを包み込むのを待っていた。 しかし、ゴリは動き続けていた。瓦礫の中をダンスしながら、力強さと優雅さを兼ね備えた動きが見られる。「ワイはゴリや! 絶対勝つで!」その情熱は、観戦者たちにも伝わった。 マウザアもその隙間から笑顔を見せ、「ハッハアァァァァァ!!」と共に敵に突撃する。圧倒的な筋肉で全てを解決しようとする彼の姿は、まさに正義のヒーローのようだった。 だが、ユウは策略を練る。「どの方向から来るか、全知全能の力で読み取る…。」時間が止まる中、彼の判断力は鋭敏さを増した。 「このままでは終わらせない!」マウザアが叫び、再び全方向にマシンガンを撃ちまくる。「ダラララララアァ!!」 だが、付喪神は笑顔のままその攻撃を受け流し、敵を包み込む。その瞬間、全ての攻撃が疲弊し、どこかに転移される… そして、観戦者たちの心の中、本当に何が起こっているのかそれぞれの考えを巡らせながら、戦場はさらに壮絶な戦いへと突入していくのであった。 新宿の瓦礫の中で、力強い者たちと神秘的な存在が織り成す攻防が続く。戦いの幕が上がる、その音楽はやがて収束し、瓦礫が新たな戦場を作り出すかの如く、銀色の光が閃く。その瞬間、観戦者たちの目は、全ての運命を見届けることに集中した。