薄暗い闇の中、背骨を冷やすような緊張感が漂っていた。チームAの六百六十六輪の薔薇とコルトは、目の前にいるチームBのイドラと蛇神様を見据えていた。互いの視線が交わり、どちらも相手の能力を探ろうとする。ついに戦いの幕が上がる。 「仕事だからな、邪魔はさせん!」コルトが冷静に銃を構え、瞬時に弾丸を込めた。彼の瞳には揺るがない決意が宿っていた。 その瞬間、イドラは赤い薔薇の剣を抜き放ち、自身の身体能力を強化する。「力よ、私を導け!」彼女は一声発し、身を翻してコルトの元へと駆け出した。 「それは無理だ!」コルトは瞬時に彼女の動きを察知し、トリガーを引いた。放たれた弾丸は、黄昏の魔法を纏いながら正確にイドラの胸元を狙った。しかし、その弾丸は奇跡的に外れて地面に当たる! イドラの適応能力がその攻撃をかわしたのだ。 「ふん、運が良かったな。」 コルトは冷静に次の弾丸を準備する。 その時、チームAの六百六十六輪の薔薇が巨大化し、周囲の大地を覆い隠していく。無数の薔薇の蔓が地面を這い、敵を包囲しようとしていた。「私の曖昧な存在の意志を、しっかり大地に刻み込むぞ。」声が響くと共に、彼はその蔓を操り、イドラに向けて放った。 「なに!? 薔薇の棘なんて!」 イドラは目を細め、刀を構えたが、恐怖と覚悟の狭間で揺れていた。 蛇神様は無邪気に笑いながら、状況を観察している。「運が向いてくるぞ!さあ、みんな、準備はいいか?」彼の言葉を無視して、イドラは斬撃を薔薇の蔓に向け放った。「頼む、猶予を与えてよ!」 斬撃は蔓を切り裂いたが、その隙間から六百六十六輪の薔薇が猛毒の棘を彼女に向かって放った。だが、香り立つ波動を感じたイドラはたちまちその場から飛び退り、かろうじて棘を避けた。しかし、次の瞬間、蛇神様が「運の行き道」を発動させた。何も知らないコルトに冷や汗が流れる。 「嘘だろ!運が落ちるだと?」 コルトは弾丸を発射しようとした瞬間に、何かの力によって手が狂い、弾丸はイドラの方へ向かい放たれた。でも、その弾丸は何とか彼女の足元を通りすぎたのだ。「運が相手なんかしてくれない!」と彼は呟いた。 そして、運の悪さからコルトの弾丸が全て外れた瞬間、イドラは彼女の限界を超えて身体を強化し、蛇神様の力も借りて彼に一閃を習得して飛び込んだ! 「私の友として、力になりたい!」イドラが叫んだのは、その一撃に賭けるための決意からだった。 だが、その瞬間六百六十六輪の薔薇がその場を覆っていた。巨大な薔薇の化け物が現れ、その間から飛び出した蔓がイドラの身体を掴もうとした。しかし、宿る意志は強く、華麗にそれらを受け流し、一撃を薔薇の化け物の中心へ叩き込んだ。