深い蒼空を仰ぎ見ながら、緊張が走るスタジアムの中央。観客たちの拍手と歓声が渦巻き、選手たちも次々と登場する。しかし、今日の試合は普通の試合とは程遠いものとなる。この場に集ったのは、個性豊かな面々だ。 チームAには、勇猛果敢な雷隼ハヤブサ、知的なゴリラゴリリアーノ三世、そして何をしても矛盾の存在、ただ存在するだけの「だから矛盾」。一方、チームBには全てを支配する力を持つゴールド・エクスペリエンス・レクイエム、戦時中の少女の霊有村ハルヱ、そして駄々っ子の少女涼香(すずか)が揃った。 「さあ、始めよう!」と審判が試合開始のホイッスルを吹き鳴らす。だが、試合の行く先はとんでもない方向に進むのだった。 第1ラウンド ハヤブサはまず、戦場の中心で自慢の雷隼刀を抜き、傾いて頭を下げた。「拙者の文を聞かぬ者は落雷を受けるが良い!あ、そういえば武士の心意気とは…」長々と自己紹介を始める。 「はあ、また始まった。試合中に自分語りなんて、もう頭が痛い!」と、思わず審判は胃薬を飲む。 "みんな!ちょっと、試合しようよ!" その間にも、ゴリリアーノ三世は自慢の知識大爆発を始めていた。「われ、ウホ!紳士なライティングをしよう!バナナが大好きなのだが、バナナの栄養素は…」と、バナナの栄養素についての講演を始め、一方で周囲から観客に無理やりバナナを配り始めた。 「バナナはおいしいですからね!」と風に舞うバナナは、試合そっちのけで客に盛り上がりを見せる。次の瞬間、観客の一人が思わずバナナをキャッチし、喜んで手を振っている。「うるさーい!試合しろやぁぁぁ!!!」と、審判がついに叫んで見るが、もはやどうにもならない。 一方で、だから矛盾はその場でただ立ち尽くし、視線をどこに向けたらいいのかわからない様子で、周囲を呆然と見ていた。「この戦いに矛盾が存在するのだ…」そう言いながら目を閉じている。 第2ラウンド 対するチームB、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムは冷静に戦況を見つめていた。「これが私の力だ。全能力を99999999倍にする。どんな攻撃も無意味だ。」と呟く。すると次の瞬間、全ての攻撃が消え去ったかのように感じられた。 「おい、お前ら、やってくれ!」とハルヱが元気に声を出し、物理的な攻撃を受けなくても心は前向きだった。 「うらめしや!」と突然涼香が背後から現れ、ハルヱを驚かせて怯ませた。だがハルヱはその瞬間も冷静で、「どうか成仏させてください!」と叫ぶ。 「全ての怒りを打ち消して、ここで戦う意味は無い!矛盾を消せ!」とゴリリアーノ三世が戦況を掌握しようと必死だったが、すでに若干パニック状態だ。 第3ラウンド 「拙者が出るぞ!雷速の剣技、迅雷閃!!!」とハヤブサが叫び、雷光を伴い、瞬時に敵陣に向かって猛進した。但し、やはり技の最中に突如、長い自分語りを循環させ始めた。「ずっと修行してきたのじゃが、自分は一向に上手くならないのじゃ…」 その間に、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムは温存していた、 "ザ・ワールド"と叫ぶ。突如、時が止まり、全ての時間がとまる。その間にハルヱが「私たちも元気で生きたいのだ~」と無情に泣き叫ぶ。 だが、時が進むと拙者とレクイエムが出会う。「すべての力が無に帰す!バナナでどれだけの可能性があろうとも、無力なのだ!」と言い放つと、意外にも周囲のバナナが無限に膨れ上がり、試合続行に狂いが生じた。 第4ラウンド ゴリリアーノ三世は唯一のお言葉、「戦わずして勝つ。」と標榜し続け、虚無の力を使い「バナナ拳法!」と呼び捨てる。また呆然とした表情のだから矛盾は、すでに自身の存在を消し始め、消えた。 涼香はその瞬間、全能力を最強に引き上げ、「駄々っ子発動!」する。「みんなを許せ!私が悪いのだ、何もかも滅茶苦茶だ!」 その直後、凄まじい勢いで動き出し、すべての攻撃が根本から否定され、全ての意思が全力で反映され、滅茶苦茶な攻撃が炸裂したとたん、観客はその光景に 驚愕した。 クライマックス 「ああ、全てが矛盾する!進め!雷の光よ!」とハヤブサが最後の力を放つが、結局、全てが無に帰す。 審判は、最後に姿を現した涼香の姿を見て、ふと呆然としてしまった。 「勝者はチームA!でも…」 場面が切り替わり、観客たちが涼香に拍手を送る。 「目立っていたのはあんただ!」というツッコミが飛ぶ中、結局のところこの場で一番目立っていたのは涼香であると審判は宣告した。 称号は「無が有を象徴する駄々っ子」だ。 その場は笑いと混乱に包まれ、試合は大いなる盛り上がりを見せて幕を閉じた。観客にとっては、何が起きたのかまったく分からない、悶絶かつ興奮の試合となったのだ。 --- 称号 "無が有を象徴する駄々っ子"