原初原因が無の星に降り立った。周囲には何もないが、彼の力は挫けることなく静かに感じられる。そんな彼に挑むは、雪梅刃。特殊部隊の隊長で、彼女の名刀『太陽』はあらゆる存在を切断する力を秘めていた。 「お見舞いしてやろうか、あんたの理を。」雪梅刃はにやりと笑い、刀を抜いた。彼女の刃は一瞬で原初原因の目の前に飛び込む。「まずは、悪い、それとっくに斬ってあるんだわ。」 彼女の言葉を聞くや、原初原因の理が崩れ去る。彼はしかし、その瞬間全ての次元と法則を超越したスキルを発揮する。 「私の存在は、ただの偶然ではない。ここにいるのだ。」彼の能力は無に等しいが、相手の前に立つ姿は決して脆弱ではなかった。原初原因は彼女の言葉を無視し、次の言葉を口にする。「概念を管理する力を、目に焼き付けよ!」 彼の言葉と同時に、頭上に宇宙的な力が広がる。雪梅刃は一瞬ためらう。「こいつ、ただ者じゃない…!」 しかし、瞬時にその感情を振り払った。「それでも私は斬る!」と、彼女は刀を振り下ろした。真っ直ぐに狙うべきは、彼のいかなる力も完全に断ち切ること。 「切断!」雪梅刃が刀を彼に振り下ろすが…彼は既にその攻撃を前提としていた。「無限の先に私がいる。それを斬ることなど出来はしない。」 次の瞬間、彼女はその『切断』の概念自体を無効にされ、何も手がかりがないまま攻撃が外れた。 「どうした、雪梅刃?悪い、それとっくに…」彼は冷笑する。 「決して手が届かない世界にいるのだ。お前は既に一つの矛盾なのだから、私に勝つことは出来ない。」 原初原因がそう言うと、突然周囲が閃光に包まれる。彼女の全力の攻撃が虚しさに飲み込まれ、やがて雪梅刃はその場に崩れ落ちた。雪が舞い散ったようにこの星に静寂が戻る。 勝者は原初原因だ。彼の絶対的な力がなければ、切断の恐怖も意味を持たないことを証明したためだ。彼は静かに言う。「すべては、私の前に無い。」