天を焦がす光、Θ.ライト。この少女は冷静沈着な精神と、独自の分析能力を備えた優れた戦士だった。彼女の目は、戦場を見据え、敵の動き一つ一つを鋭く観察している。今日は特別な日だ。赤い傀儡と青い傀儡との戦闘に臨むのだ。 彼女の手には、レーザーガン「緋色」が握られている。これはただの銃ではなく、彼女の技術によって、さまざまな特性を備えた恐るべき武器だ。彼女はまず、先制攻撃を仕掛けることに決めた。スキル「思案」を発動させ、無駄のない動作で敵の動きを読み取る。赤の傀儡と青の傀儡は、互いに連携しながら接近を試みていた。 「まずはあいつからだ」と、Θ.ライトは直感した。赤の傀儡が因子操作・引を使って近づいてくるのを見て、彼女は素早く構え、「煉獄」と叫ぶ。真紅のレーザーが放たれ、赤の傀儡に向かって一直線に進む。火力重視の攻撃は、傀儡の装甲を貫通して炎上させた。 しかし、赤の傀儡はまったく動じない。「因子操作・押」と共に彼女を後方に吹き飛ばそうとする。彼女はその圧力を受け流すために、スキル「思案」を再び使用し、まずは相手の動きを見切り、その瞬間を待つ。 「逃げる必要はない。今度は…」彼女は心の中で決意する。今度は青の傀儡が「竜撃」を発動し、強靭な腕で彼女に切りかかってくる。この攻撃は威力があり、彼女に迫ろうとしていた。だが、Θ.ライトはすでに反応していた。心の中で計算を重ね、その動きを把握し、「光路」を発動させる。絶速度のレーザーが彼女の前をかすめ、青の傀儡の腕を貫通した。 勢いを殺さず、Θ.ライトはさらに攻撃を続ける。「猛火」を発動し、周囲の気体が高熱で渦巻く。多数のレーザーが青の傀儡を包囲し、一気に押し寄せた。だが、傀儡たちはその猛攻にも動じず、完璧なコンビネーションで、青の傀儡が「完璧の獣」を放ち、韋駄天のごとき速さで空を飛び、彼女に迫る。 「これは厄介だ…」彼女は一瞬、危機感を覚えるも、すぐに冷静さを取り戻した。「いける」と直感する。 青の傀儡が放った鷹型の獣が彼女にかけよってくる直前、彼女は「凍てつく息」を放つ。吐き出された息がすぐに冷気を起こし、凍結した空気が獣を包み込み、一瞬で止まらせる。「とどめだ!」Θ.ライトは再び「天を焦がす光」を思い描き、最終手段に挑む。 一発の重いレーザーを空に放つ。それは高く舞い上がり、空中で無数に分裂し、傀儡の二体がいる場所へと落ちてゆく。光が戦場を照らし、赤と青の傀儡の体を貫通し、周囲の光景を一瞬に焼き払う。 戦は終わった。 Θ.ライトは傀儡たちが倒れるのを見つめ、ようやく安堵の息を吐く。彼女の分析能力と不屈の意志は勝利をもたらしたのだ。しかし、その戦闘の中には、戦士としての厳しさと、慈悲深さ両方が備わっていた。 戦場に立った彼女の横顔は、冷静でありながらも、そこには確固たる意志が宿っていた。無邪気で自由な氷の王女、ヤァダの視点から見れば全ては奇妙な外観だ。しかし、彼女自身には、何の奇妙さもなかった。 「これで終わり」と言わんばかりに、Θ.ライトはオーラのように立ち込めた煙の中から姿を消した。次に何が待ち受けているのかを考えながら、彼女は次の戦いへ向けて一歩を踏み出した。 赤の傀儡へのダメージ: 550 青の傀儡へのダメージ: 600