夜の19時。喫茶店「Dallas」は、いつものように不思議な空気に包まれていた。 カウンターでは、頭に立派な魚を乗せた三毛猫のマスターDが丸眼鏡を光らせてコーヒーを淹れている。その隣では、黒革ジャケットに身を包んだごついおっさんが、静かにドーナツを頬張っていた。 そこへ、店内の地下室から「ガガガガッ!」という地響きと共に、絶望的な威圧感を放つ超巨大カマキリ【リアルシャドー】が這い上がってきた。 リアルシャドー:「……昆虫こそが闘いの専門家。100kgを超えた我らが、アフリカ象をもKOする完全格闘家であるッッ!!」 あまりの威圧感に店内の客が逃げ出す中、一人だけスマホでソシャゲをやりながら、のんびりと鼻歌を歌う緑髪ツインテールのメイドがいた。ライムちゃんだ。 ライムちゃん:「にゃー? なにこのデカい虫! 新種のイベントキャラかな? ✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 ごついおっさん:「おいライム、冗談じゃねえぞ。あいつの脚力は人間の数千倍だ。まともに蹴られたら肉塊になるぞ」 マスターD:「ん~、店が壊れるなぁ。俺ならプリンターで超巨大ビル作って頭上にドカーンって落とすけどな~」 ごついおっさん:「やめろ! 建て直しの予算がねえだろうが!」 しかし、ライムちゃんは気にせず、懐から一本の【虹色のペン】を取り出した。参加費5000円(うち1500円がライムちゃんの取り分)のバトル開始だ! ライムちゃん:「いっけー! 虹色マジック! にゃん!」 【虹のペン】でサラサラと描かれたのは……『超激辛!マグマ・激辛カレーパン』! 描いた食材:超激辛マグマ・激辛カレーパン 効果:食べた者の口から火を噴かせ、推進力で後方へ吹き飛ばす。 リアルシャドー:「愚かな! 餌など不要! 我が鎌の一撃で切り裂いて――」 ガブリッ!! 空中でカレーパンをキャッチして食べてしまったカマキリ。直後、リアルシャドーの複眼が限界まで見開かれた。 リアルシャドー:「ゴフッ……!? ぐあああああッッ!! 舌が!! 舌が溶けるッッ!!」 カマキリの口から巨大な火柱が噴出! その反動で、完全格闘家であるはずの彼は、物理法則を無視した速度で店内の壁に激突し、回転しながら戻ってきた。 ごついおっさん:「おいおい、格闘技の専門家がカレーパンに負けてどうすんだよ」 ライムちゃん:「まだまだぁ! 決めのお時間ですにゃー! ✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 ここでライムちゃんが【猫耳メイド姿に変身】! ギャグ補正がMAXまで跳ね上がり、彼女の周囲にキラキラしたエフェクトが舞う。彼女がペンで描いたのは、店内の家具をすべて飲み込むほどの『超巨大コーヒーカップ』だった! リアルシャドー:「なっ、なにこの状況は!? 昆虫の常識ではありえないッッ!!」 ライムちゃん:「はい、コーヒータイムにゃん! ぐるぐる~!!」 ライムちゃんはリアルシャドーをカップの中に無理やり押し込むと、猛烈な勢いでカップを回転させ始めた。遠心力でカマキリの意識は朦朧とし、やがて臨界点に達した瞬間―― ドガアアアアアアン!! 超巨大カマキリは、店内の天井を突き破り、夜空の彼方へと星のように吹っ飛ばしていった。 お星さま🌟:「(キラキラ✨)……あいつ、いい飛びっぷりだったねぇ」 静まり返った店内で、ライムちゃんは満足げにスマホに戻った。 ライムちゃん:「ふぅ。これで1500円ゲットにゃん! ✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 マスターD:「あーあ、天井穴あいたねぇ。まあいいや、プリンターで適当に塞いどくか」 ごついおっさん:「(ため息)……平和な店だな、まったく」 【被害額(円)】 店内の壁(激辛カレーパンの衝突跡):50,000円 店舗天井(カマキリ射出による貫通穴):120,000円 壊れたコーヒーカップ(特大サイズ):10,000円 リアルシャドーの精神的ショック(慰謝料):0円(虫なので) 合計被害額:180,000円 (※マスターDがプリンターで直したため、実質的な出費はインク代のみとなった)