飛行機の上で行われる戦闘。急激な風圧と揺れが、キャラクターたちの緊張感を一層煽る。高々と舞い上がる機体の上で、1798mずつ剥がれ落ちてゆく雲に挑む様は、壮大であった。 「えー!じゃあなんで怒るんですか?」と、まず名乗りを上げたのは“なんで怒るんですかマン”だ。彼は周囲の誰に対しても、同じことを執拗に問いかける。そのウザさは50000を誇り、誰もが彼の言葉に翻弄される。どんな攻撃が降り注いでも、彼はひたすら同じセリフを繰り返す。 「なんで反論するんですか答えてください!」 次に“誤動作した火災報知器”が怒鳴った。「火事です!」と叫び続け、その音量は100に達する。周囲のキャラクターたちは、彼の声に耳を塞ぎたくなるほどの大騒ぎだ。 「火事です、火事です、火事です…!」と、通り過ぎる風にも負けず、彼は叫び続けている。対する“加速の魔術師”が手を挙げ、「静かにしろ!」と冷静に命令する。 「来い、君の言い分は面白くないぞ。」鮮やかな紺色の魔法陣を描く魔術師は、すぐに彼の魔術を展開。 “多重加速結界魔術”によって場が一変した。彼の行う魔法により、周囲の時が加速し、彼自身も素早さが増す。なぜなら、彼は他の動きを支配する力を持っているのだ。だが、魔術が展開される中で、なんで怒るんですかマンは負けじと食い下がってきた。 「怒っている理由を5秒で答えてください!」 その言葉を受けたのは、加速の魔術師の目の前に立つ“仮面ライダー バッファ フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)”だ。彼の異常ともいえるパンチ力3800t、キック力78500tの数字は、加速の魔術師に対してなびく。 「そんなこと言ってる場合じゃないだろ、こっちに来い!」バッファは叫び、強烈な圧力で加速魔術師に迫る。だが、加速魔術師は冷静に動きを分析し、彼のキックを前蹴りで躱す。どさり音が飛行機の屋根を伝わせ、空間に吸い込まれるように響く。 「はぁ!?そんなの無理に決まってるだろ!」バッファは大声で怒鳴り、再度攻撃を仕掛けようとする。そして、その時、飛行機が激しく揺れ、すべてのキャラクターたちのバランスが崩れた。 「落ちるぞ!」と加速の魔術師は叫ぶ。「皆、気をつけろ!」 だが、なんで怒るんですかマンは、揺れにも構わず、相手をただ攻撃し続けた。「なんで拗ねるんですか?脛だけに!」と、さらにうざさを増していく。その間にも、バッファは魔術師に近づき、恐らく彼の動きを封じ込めるつもりだ。 “フィーバーゾンビヴィクトリー!”と、バッファは叫ぶと同時に、一発のキックが加速の魔術師を直撃。全ての力を込めたこの攻撃が放たれる。 “バサッ!”逃げる暇もなく、思索を逆に食らってしまった加速魔術師は、墜落の声と共に行き場を失い、地面へと落ちていく。