①世界を滅ぼす日 冷たく歪んだ夜空の下、人々は無邪気に日常を送っていた。しかし、遠く離れた地で闇の影が蠢いていた。かつての英雄たちが、今やその力を衰退させ、歪んだ目的のために集結した。彼らの名は《黒き死》、その正体は謎の男、B.J.Death Scytheだった。 彼の機体は全高15メートルの黒い戦闘用ロボット。重量22トン、飛行速度マッハ3。粒子防壁、エネルギーブレード、焼き付けるレーザーライフル、そして追尾型ミサイルを携えていた。彼は冷酷で無情に見えたが、心の中には新たな秩序を求める焦燥が渦巻いていた。 「終わりまで、私のために……戦え!」その声が響く中、彼の周囲には同じ志を持つ者たちが集結する。無敵のA、ウルトラムキムキワイもその一人だ。圧倒的な体躯と力を誇る彼は、悪を倒すことを信条にしていた。高さ50メートル、筋肉が普通の人の1億倍、握力は50000トン。彼に詰まる怒りは、世界を変えようと思えばそれを可能にするほどのものであった。 二人は滅びの儀式を行うための舞台にいた。目の前には、彼らが標的としていた巨大な都市。今日、彼らはこの都市を滅ぼすことで新たな世界を始めるつもりだった。 「お前が憎むこの世界が変わる瞬間、目撃するがいい」とB.J.Death Scytheがアナウンスする。彼はその場で「粒子核バースト」を発動させた。無数の粒子が爆発し、広範囲に防御無視の大ダメージを与える。都市は一瞬で崩れ去り、無数の人々がその命を失っていく。 Aはその光景を見て一瞬思考が止まった。「こんなのは間違っている!」彼の心には、正義の意義が揺らぐ瞬間だった。しかし、彼の筋肉が火を灯した。「やられっぱなしではいられない!」彼は飛び上がり、B.J.Death Scytheに対抗する。 「武術は俺の血に流れている!」その言葉と共にAはB.J.Death Scytheに向かって突進し、圧倒的な握力をもって攻撃を仕掛ける。彼はその身一つで物理法則を覆し、B.J.Death Scytheのエネルギーブレードを無効化する。 「何、だと!?お前の力は到底理解できない」とB.J.Death Scytheは驚愕したが、すぐに戦闘モードを再起動し、反撃に出る。「ならば、打ち勝つまでだ!」 二人の戦いは熾烈を極め、B.J.Death Scytheの圧倒的な火力とAの近接攻撃が火花を散らす。戦場は崩れ、もはや人々の生活が想像できない地獄絵図となっていた。 ②終焉の後 世界が滅びた後、無残な光景が広がっていた。街は廃墟と化し、青い空だけが残された。戦いを終えたAとB.J.Death Scytheは静まり返った場所で向かい合っていた。 「どうしてこんなことに……」Aは呆然とつぶやく。彼の心には混乱と虚無が広がっていた。力を得られたとしても、失ったものが大き過ぎた。 「貴様が世界を変えたいと思った時、俺たちは既に道を踏み外していた。」B.J.Death Scytheの声は冷静だが、眼差しには確かな悲しみが宿っていた。彼は世界の終焉を望んでいたが、その果てに何が待つのかを考えていなかった。 「私たちは何を失ったのか。それは、失った人々の命だけではない。」彼は、かつての栄光を胸に思い描く。「終焉の果てに私たちは何処へ向かうのか。」 「世界が滅びた。だが我々は、もう戻れない。」Aはつらい笑顔を浮かべた。 "ワイを怒らせたBが悪いんだぞ死ね❤️" その剥き出しの衝動は、彼らの間に漂う複雑な感情をともにしていた。 彼らは歴史に名を残し、もはや光を失った世界で、新たな未来を模索し始める。彼らの選択は、もはや誰にも干渉されることはなかった……。