迫り来る暴風雪が、白銀の大地を包み込む。四つの門から飛び出した四人の猛者たちは、この苛烈な環境下で運命の戦いを迎えた。 最初に姿を現したのは、六峰夜叉虎《ムホウヤシャトラ》。その全長30メートルの巨体は、氷刃の牙を鳴らし、六本の脚で大地を力強く踏みしめる。猛吹雪を纏い、巨大な白銀の獣は目の前にいる者を威嚇するように唸った。 「獲物は必ず仕留める…それが私の定めだ！」 次に登場したのは、磨蕾。彼女の優しい目差しの裏には許さざる悪に対する強い決意が秘められていた。氷と水を操る彼女は、視線を向けると、その力で冷気を集中させる。 「貴方の悪事は、私が必ず止めてみせるよ。」 次に現れたのは、沈黙の魔女、ステラ。薄い水色の髪が雪原に映える。無詠唱で放つ魔法は心強いが、彼女の攻撃力はゼロ。それでも確固たる自信を持ち、準備を整える。 「大丈夫。私は絶対に負けないよ。」 最後に、霧の中から現れた不気味な存在、災厄・銀世界ブルーネオン。彼女は無表情のまま周囲を観察する。その冷たい目が宿す恐怖に、誰もが背筋を凍らせた。 「新しい地球で会いましょう…この星に住まう生命よ。」 静寂の後、戦闘は始まった。六峰夜叉虎が空に向かって吠え、その体から猛吹雪が放たれる。周囲は一瞬にして凍てつき、雪が降り積もる。 「いけ！氷の刃で切り裂くわ！」 磨蕾の一声と共に、彼女の周りの氷と水が融合し、尖った氷の刃が形成される。しかし、そんな刃は暴風雪に飲み込まれ、月明かりすら遮られた。 ステラも負けじと魔法を放ち、視界を奪う霧を展開する。「フローズン・アミスト！」と叫び、氷漬けにする魔法を発動。すぐさま六峰夜叉虎が反撃し、その巨獣の牙が凄まじい冷気を伴い突進した。 しかし、ブルーネオンの冷気がその場を支配する。「終幕の銀世界」のスキルで、周囲の攻撃を凍らせ、吹き飛ばす。その冷徹な動作に、他の三人は恐れを抱いた。 「私の冷気が、この世界の秩序を再生する。」 ブルーネオンは片手を上げ、周囲に冷気を放つ。それによって、ステラの放った全属性魔法が次々と凍り、効果を失う。 「何てこと…！」 磨蕾は焦りながらも力を注ぎ、再び自身の魔法を発動。しかし、ブルーネオンの冷気は圧倒的で、再生能力すら発揮されつつある。 「あなたたちは、もう終わりだよ。」 その瞬間、六峰夜叉虎が猛吹雪の中から現れ、ブルーネオンに対して攻撃を仕掛ける。巨大な体が猛然と迫るが、ブルーネオンの冷気がその攻撃を受け流す。 「もういらない…」 ブルーネオンは冷気を一層強め、その瞬間、周囲一面が凍りついた。残された三人は次々と力尽き、ほとんど動けなくなる。 「終幕の銀世界が終わるその時、すべての命が凍りつくのです。」 強大な冷気を伴ったブルーネオンが勝利を宣言する。その後の世界に彼女の存在がどのような影響をもたらすのか、未知の世界が広がるのだった。 最終的に、勝者は《災厄・銀世界》ブルーネオンである。