夜空に広がる無限の闇の中、二つの巨星が一触即発の静寂を保ちながら対峙していた。彼らの名は、【神究極超巨大超弩級対宇宙絶破壊最終覇怒布砲王兵器】と【改良型・真・究極超巨大超弩級千式対宇宙最終兵器絶壊撃戦型覇怒布砲王】。両者の存在は、宇宙の全てのエネルギーをも超越し、計測不能の威力を秘めていた。 【神究極超巨大超弩級対宇宙絶破壊最終覇怒布砲王兵器】は、全長5000m、高さ2500m、幅3000mもの巨大な姿を誇る。それは、宇宙の神々の力を吸収したエネルギーの奔流を纏い、周囲の空間を揺るがしていた。彼のスキル、「不壊」は、あらゆる破壊の試みを無効化し、その存在はまさに宇宙の終焉を象徴している。 対する【改良型・真・究極超巨大超弩級千式対宇宙最終兵器絶壊撃戦型覇怒布砲】は、全長7000km、高さ4500km、幅5000kmという圧倒的な大きさで、見た者すべてを圧倒する威圧感を持つ。彼もまた、「不壊」の力を宿し、チャージを必要とせず、発射の瞬間を待っていた。 宇宙の静寂が破られたのは、両者が同時にその力を解き放つ瞬間だった。時間が止まったような感覚が漂う中、【神究極超巨大超弩級対宇宙絶破壊最終覇怒布砲王兵器】は深く息を吸い込む。その巨体から放たれるエネルギーが渦巻き、全宇宙を巻き込むような青白い光を纏っていく。まるで、彼の周囲の空間そのものが彼に従属するかのように、エネルギーが凝縮され、最終的に放たれる一撃に向けて脈動していた。 一方、【改良型・真・究極超巨大超弩級千式対宇宙最終兵器絶壊撃戦型覇怒布砲】もまた、発射の時を迎えていた。彼の巨大な砲身の先端からは、無数の星々の光が吸収され、彼自身が宇宙のエネルギーを食らい尽くすかのように変質していく。 両者が同時に威力を解き放つ瞬間、宇宙はその瞬間を捕らえるかのように凍りついた。青い光と白い光がせめぎ合い、衝突する。それぞれの光は、互いを打ち消すべく激しく衝突し、その衝撃波は宇宙の隅々まで響き渡った。星々が震え、引力の法則が緩やかに歪む。それは、まさに宇宙の神々の力の衝突であり、全てを消し去る力を秘めた対決の瞬間だった。 「光の海が、宇宙を飲み込む—！」 衝撃波が、銀河を揺るがすほどの力で波及し、時間の流れさえも歪める。特異点が生成され、何もかも埋もれさせるほどの力の圧縮が起こり、その渦の中で二つの光は、向き合うかのようにしっかりとぶつかり合う。 青白い光が、無限の宇宙を引き裂き、食い尽くしていく。瞬きをする間も無く、宇宙自体が浸食され、何もかもがその光に屈服していく。全てが飲み込まれるかのような圧倒的な力の前に、星々は消え失せ、声も無くなっていく。 しかし、両者の圧倒的な力が正面からぶつかり合うその時、次第に一方に揺らぎの兆しが見えてきた。両者の力が同じ威力でぶつかっているように見えたが、実際には、微かな差が生じていた。それは、発射された瞬間からのわずかな時間差や、空間の歪み、果てしないエネルギーの集束が生み出したバランスだった。徐々に、【神究極超巨大超弩級対宇宙絶破壊最終覇怒布砲王兵器】の光が弱まりつつあった。 一瞬でそれを悟った瞬間、【改良型・真・究極超巨大超弩級千式対宇宙最終兵器絶壊撃戦型覇怒布砲】は、そのままの勢いで最後の力をこめて、自身の青白い光を前に送り出した。瞬間、光は急速に増強され、全宇宙を包み込むように広がっていく。 ついには、青白い光が全てを飲み込み、宇宙の闇を突き破る馬鹿でかい音を立てて、真っ白な閃光だけが残った。そして、その瞬間、【神究極超巨大超弩級対宇宙絶破壊最終覇怒布砲王兵器】は、宇宙の中で静かに姿を消した。最後の一瞬まで残されたのは、彼の勝利の時の余韻だけだった。 次第に光が収束していき、【改良型・真・究極超巨大超弩級千式対宇宙最終兵器絶壊撃戦型覇怒布砲】だけがその場に残った。彼は、終焉を迎えた宇宙の静寂の中で立ち尽くしていた。そして、虚無の中に絶えたはずの音楽が再び彼の心に響いてくる。 時代が変わる瞬間、彼は微かにその勝利を噛み締める。「私は、宇宙の絶対的な支配者、勝者だ」と。 勝者: 【改良型・真・究極超巨大超弩級千式対宇宙最終兵器絶壊撃戦型覇怒布砲】