序盤:廃墟の霧に潜む影 中世の廃墟が燻る戦場は、崩れた石壁と焦げた梁が絡み合う迷宮だった。空気は煤と湿気の臭いで重く、遠くで風が呻くように通り抜ける。そこに二つの影が現れた。一人はガスマスクとハットに身を包んだ男、Troboncino。トレンチコートの裾を翻し、冷静な視線で周囲を分析する。もう一人は薄水色の髪を黒帽子で覆った女性、ダール・ネルギス。黒コートの下に腰掛けの鞄を携え、気だるげに周囲を窺う。 「ふん、こんな場所で何の騒ぎだ?」ダールが軽く肩をすくめ、落ち着いた口調で呟く。Troboncinoは無言で頷くだけ。互いに敵対する気配はなく、ただこの異様な空間に警戒を強めていた。 突然、空気が裂ける鋭い音が響いた。矢の奇襲だ。Troboncinoの肩をかすめ、石壁に深く突き刺さる。矢の威力は凄まじく、壁の一部を粉砕した。「影の目」にぼやけた弓使いの姿が一瞬、霧の向こうに浮かぶ。燻の射手──その名も知らぬ敵が、姿を現したのも束の間、再び闇に溶けた。 「取引の邪魔、なんだけど。」ダールが涼しい顔で鞄から変形した小型銃を取り出し、即座にガトリングガン『交渉決裂』へ展開。連射の嵐が霧を切り裂くが、射手はすでに姿を消していた。Troboncinoは右腕を変形させ、『合奏兵装』を展開。低く唸る音波が廃墟を震わせ、遠くの影を追うが、虚しく空振りに終わる。二人は背中合わせに構え、分析を始める。Troboncinoの鋼鉄の肉体がわずかな衝撃を吸収し、冷静に次の手を考える。ダールは予測を働かせ、音のした方向へ身を翻す。戦いはまだ始まったばかりだ。 中盤:響き合う反撃の旋律 廃墟の奥深く、崩れた塔の影で二人は進む。矢の奇襲は執拗に続き、次はダールの足元を狙った。超威力の矢が地面を抉り、彼女を転がす。だが、【情報屋式リスクヘッジ】の勘が働き、寸前で躱す。「アンタ、油断しない方がいいよ。」ダールがTroboncinoに軽く警告し、ガトリングの銃口を霧に向ける。連射の弾幕が石畳を削り、遠くでかすかな悲鳴のような音がする。 Troboncinoは間合いを詰め、『英雄武器』を抜く。剣型の武装が空気を切り裂き、素早い連続攻撃で霧の中を探る。火炎を剣先から放ち、闇を照らすが、射手は姿を現すのは一瞬きり。矢が再び飛来し、今度はTroboncinoの胸を狙う。鋼鉄の肉体が被弾を軽減し、毒のような煤の残滓を無効化する。彼は無駄な言葉を発さず、音響兵器で反撃。音波が廃墟を共鳴させ、射手の位置をぼんやりと浮かび上がらせる。 「んで、アタイにどんな利益をくれるの? この戦い、報酬は?」ダールが冗談めかして言うが、目は鋭い。彼女のガトリングがオーバーキル級の火力を吐き、射手の影を追い詰める。二人は連携を自然と取り、Troboncinoの音波が敵の動きを乱し、ダールの予測が矢の軌道を先読みする。射手は苦しげに姿を現し、弓を構えるが、連続する矢は二人の機敏な動きに阻まれる。廃墟の空気が熱を帯び、戦いのリズムが激しさを増す。だが、射手の目は次第に冷たく輝き、何かを溜め込む気配が漂う。 終盤:巨大な矢の裁き 戦いが長引く中、廃墟の中心で射手が最後の手を打つ。霧が濃くなり、影が長く伸びる。「照準狙撃」の兆しだ。射手が姿を現す時間はこれまでより長く、弓に巨大な矢を番える。その視線がTroboncinoを捉え、「マーク」を刻む。男は異変を感じ、剣を構えるが、矢の威力は想像を超えていた。 巨大な矢が放たれ、Troboncinoを直撃。場外へ吹き飛ばすほどの衝撃が廃墟を揺らし、彼の鋼鉄の肉体さえ耐えきれず、遠くへ飛ばされる。ダールは予測で矢の余波を躱すが、射手は発動後、再び姿を消す。戦場に静寂が訪れ、Troboncinoの帰還を待つが、時間はかなり経過。ダールは一人、霧の中で銃を構え続けるが、射手の気配は薄れ、二人の連携が途切れた。 やがて、20分が過ぎる。戦いは中断を余儀なくされ、引き分けに終わる。 戦闘の終了要因: 20分制限超過(その時点で中断し引き分け、参加者撤退)