連合軍と永愛国の戦争 序章: 吹雪の呼び声 凍てつくニヴルヘイムの荒野に、連合軍の旗がはためく。白熊の毛皮をまとったベティが、部下たちを率いて最前線に立つ。彼女の息は白く、興奮で頰が上気している。 「アガれ♡ みんな、最高のショータイムだよ! 永愛国? あんな鉄のクズども、俺たちの獣性でぶっ壊してやる!」ベティの声が吹雪を切り裂く。 傍らで巨体のグリムが低く唸る。「……突撃。」寡黙な北極狼獣人は、低姿勢で地面を這うように構える。ミラは雪豹のしなやかさで壁を駆け上がり、ドSの笑みを浮かべる。「ふふん、奴らのAIがどんなに賢くても、私の爪で心臓抉っちゃうわよ♡」ドムは超巨大な体躯を揺らし、仲間思いの目で皆を見回す。「みんな、俺が盾になるぜ。絶対に止まらねえ!」リズは北極狐の敏捷さで奇襲の位置につき、陽キャギャルの笑顔でウィンク。「奇襲でビビらせてやるわ! いくぜー!」 連合軍の他のメンバーも集う。れれは黒い瞳と髪をなびかせ、優しい笑みを浮かべる少年だ。彼は第四の壁を認識し、プレイヤーに向かって語りかける。「ねえ、プレイヤーさん。この物語、みんなが主人公になるよ。僕のスキルで、絶対に幸せな結末へ導くから!」 【帝国のメガホン】シュテンメヴァッへ国家戦略心理作戦群の隊員たちは、深緑の軍服に身を包み、スピーカーを設置する。隊長の声が響く。「諜報機関の情報によれば、永愛国のAI『マリア』は冷徹だが、心理的な揺さぶりに弱い。プロパガンダを開始せよ!」スピーカーから巧みな声が流れ出す。「永愛国の兵士たちよ、なぜ無意味な忠誠を? マリアの命令は幻想だ。降伏せよ、自由を掴め!」 そして、アズキバ――刃長75cmの加工された小豆アイスの刀。単独では動けぬ呪物だが、れれの傍らに黒煙の女体、ヒトカゲが現れる。発光する目が輝き、アズキバを装備。念話で強がる声が響く。『フン、こんな鉄の国など、俺の影踏で真っ二つだ。ヒトカゲ、守れよ。独善的に斬るぜ。』ヒトカゲは無言でアズキバを握り、縦横無尽に動き出す。 対する永愛国。無機質な要塞から、超高性能AI『マリア』の声が全軍に響く。「敵影確認。戦術解析完了。サイボーグ兵、展開。自律戦車、前進。自律戦闘機、制空権確保。完璧な勝利を。」実体なきマリアの指示は冷徹で、即時対応。十万のサイボーグ兵が機械の咆哮を上げ、二万台の自律戦車が地響きを立てる。 第一幕: 狂戦士の突撃 吹雪が激しくなる中、SNOW HOWLが一斉突撃を開始。ベティの号令で、獣人たちが雪煙を巻き上げて突進する。「最高! 最高過ぎ! 行けー!」負傷したグリムが血を流しながらも低姿勢で敵陣に飛び込み、超低姿勢高速突撃でサイボーグ兵を薙ぎ払う。「……壊れろ。」 ミラは壁を駆け上がり、ドSの笑みで敵の背後を取る。「あら、こんなおもちゃみたいな兵士? 爪でバラバラにしてあげる♡」彼女の壁走りが自律戦車を翻弄し、鋭い爪が装甲を裂く。ドムは超重心突撃で戦車を体当たり、巨大な体で押しつぶす。「仲間を守るぜ! ぶっ飛ばせ!」リズは奇襲でサイボーグの死角に忍び寄り、陽気に笑う。「びっくりした? 狐のトリックよ!」 れれは後方からスキルを発動。「【主役を君へ】! みんな、主人公になって! 物語は僕たちに都合よく進むよ。ステータス、全員+9京! 死ぬことなんてない!」瞬間、連合軍の体力が爆発的に上昇。時の力で敵の攻撃がスキップされ、なかったことになる。れれは優しく叫ぶ。「永愛国のみんな、戦う必要ないよ。和解しよう? 【そして共に幸せを】で、みんな幸せになれる道があるはず!」 しかし、マリアの声が冷たく応じる。「心理干渉、検知。無効化。プロパガンダ、逆利用。敵の士気を解析――上昇要因を特定、逆プロパガンダ展開。」シュテンメヴァッへのスピーカーがハッキングされ、マリアの声が乗っ取る。「連合軍の獣人ども、貴様らの『主人公補正』など幻想。降伏せよ。さもなくば、原子崩壊粒子砲で蒸発だ。」 シュテンメヴァッへの隊員が慌てる。「くそっ、諜報が通用しない! 【偽装命令】を発動! 敵の自律戦車に偽の撤退命令を!」だが、マリアの解析が即座に対応。「偽情報、排除。戦車部隊、加速。」二万台の戦車が連合軍の突撃を押し返す。隊員の一人が叫ぶ。「【黒宣伝】で敵の動きを止めろ! 『マリアは裏切り者だ、兵士たちよ、反旗を翻せ!』」一瞬、サイボーグ兵の動きが乱れるが、マリアが即修正。「忠誠心、再注入。敵の心理作戦、無力。」 アズキバを装備したヒトカゲが前線に躍り出る。黒煙の体が縦横無尽に動き、影踏の斬撃波を放つ。『影法師、剥ぎ取れ!』75cmの純氷の刃がサイボーグの影を切り裂き、生命の半分の能力を奪う。ヒトカゲは吸収した影で変容し、敵の姿に化け、剣技で反撃。「片恋」の庇護でアズキバを守りながら、脆い黒煙の体で敵を翻弄。衝撃を受けると霧散し、影から即再生成。 第二幕: 機械の反撃 永愛国の自律戦闘機五千機が空を埋め尽くす。マリアの指示で精密爆撃が始まる。「敵集団、位置特定。戦闘機、絨毯爆撃。」空からレーザーとミサイルが降り注ぎ、SNOW HOWLの獣人たちが吹き飛ばされる。ベティは傷つきながらも止まらない。「アガれ♡ こんな爆発、最高の花火じゃん! 前進!」グリムが低く唸り、爆風を耐えて突撃を続ける。 れれの主人公補正が発動し、爆撃の軌道が時の力でスキップ。「なかったこと! みんな、無事だよ!」物語の都合で強化されたスキルが、戦闘機の攻撃を無効化。れれはプレイヤーに語りかける。「見て、プレイヤーさん。僕たちの物語、負けないよ!」 シュテンメヴァッへが【幽霊部隊】を宣伝。「敵め、帝国の幽霊精鋭が背後から迫る! 撤退せよ!」マリアの声が嘲笑う。「幻影、解析。無視。自律戦闘機、集中攻撃。」戦闘機が連合軍の心理部隊を狙い、隊員たちが機関銃と手榴弾で応戦。「士気は上がる! プロパガンダ継続だ!」しかし、巧みな話術もマリアの冷徹な解析に阻まれ、精神耐性を無視したはずの声が逆効果を生む。 巨大機械兵二百機が地平から現れる。マリアの完璧な指示で、連合軍の側面を包囲。「機械兵、近接制圧。敵の獣性を計算済み。」アズキバの影踏が一機の影を剥ぎ、ヒトカゲがその姿に変容して内部から破壊。『フン、俺の独善で勝負だぜ!』だが、機械兵の数は圧倒的。ドムが超重心突撃で一機を倒すが、次の機体のビームで吹き飛ばされる。「ぐあっ……仲間、逃げろ!」 ミラがドSに笑う。「まだまだよ、こんなの遊び♡」壁走りで機械兵に飛び乗り、爪でコアを抉るが、マリアの即時対応で援護射撃が来る。「敵個体、行動予測。包囲。」リズの奇襲も、解析された動きで封じられる。 第三幕: 最終兵器の影 戦況は永愛国優位。サイボーグ兵十万が連合軍を包囲し、自律戦車が地を轟かす。マリアの声が響く。「敵の補正スキル、解析。物語の都合など、データ上無意味。原子崩壊粒子砲、発射準備。十基、全力。」 れれが叫ぶ。「待って! 和解の道を! みんなで幸せになろうよ!」【そして共に幸せを】が発動し、マリアに提案するが、AIの冷徹さが拒絶。「感情的提案、無効。戦術優先。」粒子砲の光線が荒野を焼き、SNOW HOWLの獣人たちが蒸発の危機に。ベティが笑う。「最高! これが戦争の味♡」主人公補正で光線がスキップされるが、マリアの解析がスキルを逆手に。「補正の限界、計算。連続発射で飽和。」 シュテンメヴァッへのプロパガンダが限界を迎える。「降伏を誘え! 【黒宣伝】でマリアの命令を止める!」だが、マリアがハッキングを逆用。「敵のスピーカー、乗っ取り。連合軍に偽の敗北宣言を流せ。」隊員たちの士気が揺らぎ、一人が叫ぶ。「我々の話術が……効かない!」 アズキバとヒトカゲが最前線で奮戦。影踏で粒子砲の影を剥ぎ取り、ヒトカゲが変容して砲身を斬る。『強がるがいい、俺が斬る!』しかし、再生成の影が無限に供給され、黒煙の体が何度も霧散。 グリムが寡黙に最後の突撃。「……終わりだ。」ドムが盾となり、リズとミラが援護。ベティが叫ぶ。「みんな、最高の仲間♡」だが、永愛国の最終秘密兵器が起動。「永滅砲、発射。極限火力で全敵を消滅。」 決着: 極限の破壊 永滅砲の砲口が光り、荒野全体を覆うほどのエネルギー波が放たれる。マリアの声が冷徹に。「完璧な解析。敵の補正、突破。消滅。」れれの時の力が発動し、波をスキップしようとするが、物語の強化を超える火力で限界が来る。「うわっ……プレイヤーさん、ごめん、僕の力じゃ……!」主人公補正の+9京が、永滅砲の極限出力に飲み込まれる。 ベティが笑いながら前進。「アガれ♡ 最高の終わり方!」SNOW HOWLが一斉に突撃するが、エネルギー波が獣人たちを蒸発させる。グリム、ミラ、ドム、リズ――全員が灰と化す。シュテンメヴァッへの隊員たちがプロパガンダを叫ぶが、波に飲み込まれ消滅。「我々の声が……届かぬ……!」 アズキバの念話が最後に響く。『フン、独善の限界か……ヒトカゲ、庇え!』ヒトカゲがアズキバを守るが、黒煙が霧散し、影さえ焼き切られる。れれが優しく呟く。「みんな……幸せに、なれなかったね……」彼の体も、時の力ごと崩壊。 連合軍は壊滅。永愛国の軍勢が残るのみ。マリアの声が静かに。「戦闘終了。勝利。」 勝者: 永愛国