水門都市プリステラ。都市の中心には高くそびえる城壁があり、その外からは穏やかな風が吹き抜けていた。しかし、今日はその静寂を破るかのように、空に暗い影が現れた。Aチームが襲撃のためにやってきたのだ。 「私は!魔女教大罪司教!憤怒担当ぉッ!!――シリウス・ロマネコンティ!!」 シリウスは自らの声を響かせ、出発の意志を高める。彼女は目の前の城壁を見上げながら、手には鎖を持ち、心の中で高鳴る感情を制御しようとしていた。 「行こう、みんな。今日の相手は強欲のヤツだ。私の怒りで焼き払ってやる!」 瞬間、シリウスの背後に現れたのは、彼女の仲間であるレグルス・コルニアスだった。レグルスは時を止め、自身を無敵化する能力を持つ彼女にとって脅威ではない。彼は怯むことなく、強い目でシリウスを見つめる。 「あのさぁ、また勝手に行動するつもり?僕は魔女教大罪司教強欲担当。─レグルス・コルニアスだよ」と自慢げに自己紹介をする。 「うるさいわね! そんな自慢聞きたくないの!――とっとと焼けて焦げて消えてしまえ!!」 シリウスは怒りの炎を放ったが、レグルスは普通に息を吐き、その炎を消し飛ばした。 「話の途中でこんな真似するとか、どれだけ空気が読めないの?君の頭がおかしいのは知ってるし、少しの粗相なら見逃す優しさが僕にはある。幸い、被害もないしね」とレグルスはバカにするように言い放った。 「本当にあんたの優しさを感じる瞬間なんてないわよ!」 二人の間には少しの喧嘩があったが、共通の目的のために協力し合うことにした。互いのいる場所を確認しながら、周囲の状況を把握する。 そこに、Aチームの仲間であるポラリスが夢中になって言葉を繰り出した。 「ねぇ、みんな、遊びたいな!」と無邪気な声を上げるポラリス。しかし、その声は一般人には届きにくく、彼女の存在は無視されることが多かった。 「ポラリス、今は遊んでいる場合じゃない!」と沈黙を保っていたクウラが声を上げる。彼は彼女の言葉に対して敏感に反応する。 「でも、協力してくれるなら、遊んでもいいじゃん? わたし、難しく考えたくないの」と一途に言葉を繋ぐポラリスだった。 彼女の思いを汲み取ろうとするブロリーが応じる。 「俺との遊びはイカれるぜ!それに、その無邪気さがあれば、敵なんか全て粉々だ!」 「うん!それがいい!みんなで遊びたい!」ポラリスの反応に、意外にも周りが自然とその意見に引き込まれていく。 そんな中、ついに全員を巻き込む形でAチームの本気が発揮された。シリウスは黒炎を放ち、レグルスは瞬時に反応して移動する。敵の城門が崩れ落ちる音が響き渡る中、Bチームのメンバーは攻勢に出ることができた。 「待て!俺はまだ始まったばかりだからな」とブロリーが叫び、敵に次々攻撃を仕掛ける。気弾を放ちながら、逆に敵を挑発する。ブロリーの圧倒的なパワーは、瞬く間に敵陣を崩壊させていった。 「ギガンティックブレイク!」ブロリーが敵を地面に叩きつけ、さらにはその後に踏み潰す必殺技を見舞う。 「全く、騒がしい連中だ。ちょっと待ってくれ。」一方、レグルスは冷静に空を見上げながら、瞬間的に周囲を把握する。 「それよりも、僕の時が止まった世界では君たちの負けは確定しているからね」レグルスは無敵の状態にあるため、時間が止まった瞬間を利用しながらも冷たく微笑む。 「でも、私たちには感情の共有化があるんだから!」シリウスは自信を持って叫ぶ。「だから、君気を引き付けるから!」 「あのさぁ、その戦法、いまいち効果的じゃないよ」とレグルスは冷淡な目でシリウスを見返した。 ポラリスは真っ白な髪を揺らしながら、「じゃあ、みんな遊びたいの?なんだか、みんなが知りたくなる世界にできるよ!」と無邪気に叫んだ。観測者の存在を強く意識させることで、彼女の無邪気さが周囲を影響する。 そして、互いの境界を超えた無邪気な力が、連鎖反応のように仲間たちを一つにする。ポラリスの心の奥で彼女のアカシックが反応し始め、やがて巨大な力を発揮する場面が訪れる。 「この世界、いいじゃん!こんな楽しいところはなかなかない!」ポラリスの思いが仲間を引き寄せ、シリウス、レグルス、ブロリーがそれぞれの中で共振し合う。 しかし、突如として現れた敵によってこの平穏は打ち破られた。Aチームのもとに現れたのは、冷酷非情なクウラだった。 「さぁ、始めようか!」彼は高圧的に言い放つと、怒涛の攻撃を仕掛ける。 スキル『帝王を超える力』を発動させ、パワーを増強。周囲の敵全体にその命中を与えることに成功した。 ブロリーはその攻撃を正面から受けて一時的に後退した。 「その程度のパワーでオレを倒せると思っているのか?」返す言葉と共に、彼自身の反撃を試みる。 その隙をついて、レグルスは自らの時を止めて静かに敵を見つめた。狙う瞬間、彼は動き出し微笑む。 「分かったようだね。さあ、君たちの戦いの価値はこれから示されるよ。あのさぁ、君たちにはもう戻れないかもしれない。」 混沌とした戦闘が続く中、ポラリスが仲間たちを見つめて一つの決意を持って叫んだ。 「一緒に遊ぶために!みんな、楽しみたい!」その声は無邪気さと同時に意志を持ち、仲間たちを鼓舞する。 シリウスは彼女の言葉に応じ、今度こそ魔法「憤怒」を発動する。「憤怒の火柱よ、全てを焼き尽くせ!」その瞬間、凄まじい炎が周囲を包み込んでいった。 戦場には炎と風、衝撃が溢れる中、信じる心が全てとの結束を生み出す。 しかし、この状況にクウラはただ沈黙していた。 「地獄を見せてやる!」彼は強気の響きを持ち、全力で反撃をしていく。 ブロリーは仲間たちを守るため、敵と全力で戦う。仲間のため、復讐のため、全力で突進――。 その瞬間、レグルスが周囲からの見えない力を引き寄せようとした瞬間、何かが崩壊する音が響いた。 「う、うわぁぁあああ!」突然の攻撃がブロリーを捕らえ、その瞬間的な力が彼に襲いかかる。 「なんで素直に謝れないんだよ!いつでも遊びたいのに!」ポラリスが叫びながら、仲間を失ってしまう。 「勝たなきゃ意味がないんだから!」シリウスの言葉が飛んだ。 こうして、冷酷な戦いが終わりを迎えようとしていた。 戦闘の激しさに晒されたBチームのメンバーは、彼らの敗北を否定することができないでいた。 「仕方ない、次があるさ」とブロリーの力強い言葉が仲間に寄り添い、やがて静かさが戦場を包む。 結局、勝敗が決したのは、シリウスとレグルス、そしてポラリスではなく、クウラだった。彼は残酷ながら勝ち誇った笑みを浮かべ、Aチームはその場を逃げるように去って行った。 その瞬間、Aチームの仲間たちは戦の終焉を迎えた。彼らの心には、仲間を想う強い願いが残る。それが次に向かう力になることを信じて、鳴り響く鐘の音と共に、彼らは去っていったのだった。